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[レポ]6/26-27 #ScrumOsaka x #AgileJapan

6/27(土)スクラムフェス大阪にて、Agile Japan実行委員で4セッションを行わせていただきました。背景や概要は告知記事をご覧ください。この記事では、当日の内容をお伝え致します。

価値を高めるプロダクトマネジメント

午前中は関さんの講義形式のセッションでした。プロダクトマネジメントの歴史や定義と、成功するためのプロダクトをつくる秘訣が、とてもわかりやすくまとめられていました。
「大学の講義みたい」と思いながら聞いていたら、途中で急に「あなたのチームはいい開発チームですか?」というアンケートが始まりました。

良い開発チームは人を魅了する製品ビジョンを持っていて、伝道師のような情熱でそれを追求する。悪い開発チームは傭兵である。
良い開発チームは人を魅了する製品ビジョンを持っていて、伝道師のような情熱でそれを追求する。悪い開発チームは傭兵である。良い開発チームは、製品開発、デザイン、エンジニアリングの各担当者が並んで座っていて、職能間のギブアンドテイクや、ユーザーエクスペリエンス、実現技術を活用する。悪い開発チームはそれぞれのサイロに閉じこもり、自分たちの協力が欲しい場合は文書の形で要望したり会議を設定したりするように求める。

こんなのが17個続き、5段階で回答していったのち、全体の結果をみんなで見ました。とてもおもしろいというか....グサグサ心に刺さりました(苦笑)案の定参加者の皆様からも大反響。自分のチームについて、具体的に見直すきっかけになったようでした。

(※資料の公開はありません。スクフェスのチケットを購入された方は、7/28まで動画視聴ができますので、是非ご覧ください。)


午後は3つのセッションをディスカッション形式で行いました。
「壁を乗り越える」をテーマに、壁をどんなときに感じるか、乗り越えていくにはどんなアプローチがあるかなど、実行委員の体験談を元に、参加者のコメントを交えて議論しました。

異文化の壁

1つ目のディスカッションは、Japan Intercultural Consulting ロッシェル・カップさんを迎え、ぶっちさんとあやなるの職場異文化体験をあれこれ話しました。2人とも5年以上外国人に囲まれて働いていて、相手の言動に驚きを隠せなかった体験がこれまでたくさんありました。ロッシェルさんの研修を経て理解できるようになったことや、チームと打ち解けたことによって理解することの大切さを知ったことなどを語りました。

ぶっちさんのスライドは下記リンクからご覧いただけます。
https://speakerdeck.com/bucci/scrum-fest-osaka-2020-yi-wen-hua-falsebi-wocheng-riyue-erusukuramu

具体的な事例はあげたらきりがなく、時間があっとゆうまに過ぎてしまいました。このセッションを通して私たちが一番伝えたかったのは、

国による文化の違いだけでなく、受けた教育やそれまでの経験や環境、その人自身の性格によって、異文化の壁は多種多様。その事実を認識し、相手を知り、理解しようとする姿勢こそが、一番大切だということ。

グローバル化しつつある環境で頑張っている方々へ、今後も自身の経験を伝えていく機会を作っていきたいと思いました。ありがとうございました。

組織の壁

2つ目は、小林さんと北原さんによる大企業での組織の壁の乗り越え方。実際に仲間をどんどん増やして、社内でアジャイルを広めていった過程を語り合いました。

ひとりではできないことも、同じ志をもった仲間とならできること。ちゃんと話してみると偉い人も力になってくれること。くすぶっている新人も巻き込んじゃえばいいこと。スモールスタートで、慣れてきたら広げていくと進めやすいということ。

組織に変革をもたらしたい方への、たくさんのヒントが、散りばめられていました。

でも環境は日々変化するし型にはめたやり方はない。その場に応じてやれること/やるべきことを追求するのが大切。

こうゆうセッションは勇気をもらえるのでいいですね。参加者の方々の中にも様々工夫している方が多く、色んなアイディアが出てきてとてもいいアイディア交換の場になりました。ありがとうございました。

(※資料の公開はありません。)

業界の壁・役割の壁

3つ目は、ホロラボ 中村さんをお招きし、安藤さん、上野さん、小林さんでざっくばらんにお話させて頂きました。

中村さんの自己紹介スライドはこちら。

ホロラボさんでは、営業もマーケティングも開発も一緒になってチームとして動けているそうです。とても理想的ですよね。中村さんが築き上げた企業文化が素晴らしすぎて、途中驚きを隠せず実行委員一同固まるというようなシーンもありました。(苦笑)
また、「何においてもスキルの高い人に頼ると、属人化してしまうのが問題ではないか」という質問に対し、

「抜きん出たことをやりたければ、属人化するのは悪いことではない。でもその能力や方法を広める行為は大切にしたい。」

と中村さんが回答されていて、一同ハッとさせられました。
そんな調子で、実行委員が刺激を受け続けたセッションとなりましたが、参加者の皆様も同じように、いい刺激をもらえたのではないかと思っております。中村さん、ありがとうございました。

ディスカッションまとめ

「壁を乗り越える」という切り口で3つのセッションを行いましたが、どれにも以下の3つの共通項があるように感じました。

1) 仲間を見つけ大切にすること
2) 個人を理解し尊重すること
3) 小さく始め、積み重ねていくこと

今回Agile Japanとしては、初めてリアルタイムで参加者の方々のコメントを拾っていきながら議論を進めていくというスタイルに挑戦し、不慣れな部分もあったかと思いますが、インタラクティブなセッションが実現できてよかったです。ご参加いただいた皆様、本当にありがとうございました。

告知

そして最後に嬉しいお知らせ。
Agile Japan 2020は、5/20実施予定だったものの中止になってしまいましたが、11/17, 18にオンラインで開催することが決定いたしました。
引き続き応援よろしくお願いいたします。



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