ホロリスがホロスターズの年末ライブを今更見た感想をぺしぺしと語りたい
カバーによる年末ライブの告知が投稿されました。
今年の年末ライブ、今から楽しみです。
昨年はホロライブSideで見ていたのですが、ホロスターズはまだ見ていなかったので、今年のが始まる前に見てみようと思い立ちました。
■前置き:ホロスタをどこまで知ってる?
【メンバー】
【配信内容】
スタこれを少しだけ。適当に数話見て「これ女性向けだ」となって以降は見ていません。
外部を含めるなら、渋谷ハルさん、MZMさんでゲストで出ていたところをわずかに。
【彼らへの印象】
ホロライブに混ざってくる点は苦手です。
混ざらない部分で言いますと、何をやっているのかよく分からない人たちです。FPSと芸人の印象が強く、アイドル活動の部分については完全に情報が無いのが正直な所です。
【男性アイドル・男性アニメへの興味】
女性アイドルやアニメ程ではないですが、多少の興味はあります。
ヒプノシスマイクやBE:FIRSTは好きです。でも詳しくはありません。歌唱やダンス、ファンサの上手さをスポーツ選手の活躍のように見て楽しんでいます。
アニメの方だとクールドジ男子が最高です。高校生と大学生と社会人という「立場が異なる者の友情描写」が大好きなのです。一方で男性同士でのかわいい発言、頬染め、異様に顔が近いなどの表現は苦手です。
ホロスターズは男子高校生らしいところがあるという噂を聞くので、年末ライブは素直に楽しみです。
■本編
○We Are The HOLOSTERS!!
一曲目はホロスターズの自己紹介曲です。
一人一人のソロパートがあるのでライブ初見の自分には助かりました。
それぞれの顔や個性を把握する時間が取れました。
歌詞表示が無いので、名前は聞き取れたり聞き取れなかったり。
そのうちに、影山シエンさん、奏手イヅルさん、アステル・レダさんの3人に惹かれました。パフォーマンスを見るとこの3人が一番ファンサしてくれているなと感じたからです。
特に注目株だったのがシエンさんですね。
注目したい人を決めたぞ。
と、考えていたところで次の曲でした。
○ココロオドル
そういえばガンマさんたちがまた出ていませんでした。
後で知ったのですが、先の歌は3期生まで、今歌っているガンマさんたちがどうも4期生みたいですね。
曲の最初の方は少し固いかなーという印象でしたが、1回目のサビの終盤辺りからガンガンギアを上げてきて、ラスサビに至っては全ライブで一番盛り上がれました。
パフォーマンスにはまだ粗削りな所がありましたが、ホロスタの新人さんと思えばそれもまたアドです。この人たちの他のライブも覗いてみたいですね。
○おとせサンダー
一番左は初めて見る人だなと思いながら次の曲が始まりました。
ただこれは全体的にカメラワークが微妙で、イマイチ乗り切れませんでした。引きを多用しすぎているのが原因でしょうか。
特にラスサビ。
せっかく初めての方が居て、あまり聞かないロベルさんの歌声も聞ける機会だったのに、何だか勿体無いような、何とも言えない気分。
気を取り直して次の曲です。
○Habit
Habit。この歌は好きじゃないのでテンションが落ちつつも、シエンさんが帰ってきたのでテンションが上がるという乱高下の中で曲が始まりました。
先程から4期生ガンガン出てきますね。
金髪の方はマダミスというTRPGの配信で見たことがありますが、殆どRPしていたのでどんな人なのかは良く分かってません。
シエンさんとガンマさんのデュオ良いですね。
ガンマさんはあのような見た目で踊りも一人激しい筈なのに、意外と先輩に合わせられると言いますか、後輩力が高い方です。ホロライブは3期生が強いですが、ホロスタは4期生が強いのでしょうか。
しかし選曲がなあ…
流行った歌というのは分かるのですが。
説教ソングとアイドルの組み合わせって……好きな人は好きなのか?
何とかシエンさんでテンションをキープしつつ、次です。
○ベテルギウス
暗闇で大きく主役を映す始まり。これは大変良いです。そして曲目が冬の大三角「ベテルギウス」となったところで、夜をイメージさせる登場になっていると気付きまして、一気に演出への期待感が高まりました。
もう一人の方は律可さんと言うらしいのですが、なかなかカメラに視線を向けてくれず、高嶺の花のイメージが先行しました。或いは星や月のイメージであることを考えれば『遠くにいる自分とあなた』という表現の妙だったのでしょうか。
しかしながら注目していた方が揃っていただけのことはあって、大変満足な歌でした。選曲とメンバーの選出、演出、歌い方、全てのクオリティが高く大変に印象的な一曲となりました。
盛り上がりの最高潮がココロオドルなら、深く心に刺さった最高潮がベテルギウスでした。
再びテンションは高くなりまして、次の曲に参ります。
○DADDY!DADDY!DO!
いきなりのホロライブに頭がバグりまして、曲名に見間違いを期待して、まつりさんが現れたこの場面で現実を認識して、ようやくテンションが一気に冷えたことを自覚しました。
そう言えばホロライブSideの方でもコラボしていましたね。当時、ミュートにして席を立っていたことを思い出しました。
ベテルギウスは選曲と選出メンバーから最高だと表現しましたが、こちらは真逆です。
選曲と選出メンバーからして既に終わってます。
この歌、歌詞が大変分かりやすい良い歌で、
『騙されても良いと思わせるくらいに魅力的な女性』と
『危険だとしてもその女性に夢中になってしまう男性』という歌です。
では『魅力的な女性』と『夢中になっている男性』とは誰のことを指しているのでしょう。
これまでの曲の答えだと『ファン』と『アイドル』でした。
アイドルライブとはそういうものです。男性ファンでも女性ファンでも、ここでは『魅力的な女性』にあたります。
しかしここでの答えは『ホロライブ』と『ホロスターズ』。それ以外にはなりえません。なにせここは「アイドルライブ」で、舞台には男性と女性の「アイドル」が揃ってしまっていますから。
今までは『ファン』と『アイドル』だったところを、この曲で急に『演者』と『演者』にされてしまった訳です。テンションが一気に冷えた理由をなんとなくでも理解していただけますでしょうか。
……まあ恐らく本当の狙いとしては、「魅力的なファンの皆と、そんな貴方に夢中な男女アイドル」という構図を作りたかったのでしょう。今まで通り、『ファン』と『アイドル』の構図にしようとしていたはずで……多分ですけど。
全員横並びの立ち位置は、「4人とも主役」という意味を表します。
本曲中ではスタンドマイクがあった関係か、ずっと立ち位置は変わらないままでした。つまり「全編4人とも主役」という主張になります。
隣にいる「主役」を差し置いてファンの皆が魅力的では意味が通りません。歌詞の中にある役は男性役・女性役の二つだけ。そして舞台上にいる「主役たち」は、メインボーカルとコーラスを歌う「別の役」ですから、舞台上で役目は完結できてしまっていることになります。
ではファンの役目はと言いますと、残った役である「空気」です。
空気の役目というのは、普通に音楽グループ、或いはVtuberのリアルライブのファンをやっている時の自分に近いです。演奏中は歓声を上げるなり静かに聞くなりして、演奏が終われば拍手で迎える。そういうあれです。観客という言い方をしても結構です。
しかしこれはアイドルライブです。アイドルがファンサをしてファンが応える場所です。
ですが、「魅力的な隣の女性に夢中になっている男性Vtuberの歌」のどこがアイドルライブなのでしょう。
アイドルの時間はすっと終わり、目の前にはただラブソングを歌う男性シンガーがいるだけです。
2番になってメインボーカルとコーラスを男女で替えました。
つまり男性役(ボーカル)と女性役(コーラス)が入れ替わった訳です。
『騙されても良いくらいに魅力的な男性』と
『夢中になってしまう女性』
という構図になってしまいますね。
一番と同様の理由から「魅力的な隣の男性に夢中になっている女性Vtuberの歌」が完成します。やはり隣にいる「主役」を差し置いてファンが好きは通らないのです。
そこにいるのはラブソングを歌う女性シンガーです。
誰一人とてファンの方を向いていない歌を歌う訳ですから、アイドルライブのコンセプトはボロボロです。
残念な話ですが、わざわざホロライブからゲストを招いておいて、やっていることは彼女たちのアイドル性の破壊であると言わざるを得ません。
体格差すげーとか現実逃避を展開しつつ、とにかくこの曲が過ぎるのを待つばかりでした。
○勿忘
アイドルはファンの方へ目線を向けるものです。
アニメアイドルでもリアルアイドルでもそれはもう「基本の基」です。
こちらは分かりやすく、ファンは空気で、「主役」は舞台に居る人たちですね。
これではコラボ中、ファンはずっと空気であれと言っているようなものです。
ホロスターズ×ホロライブのコラボが誰のアイデアだったのか。そして選曲や振り付けがどうやって決められたのか。セトリはどうやって組まれたのか。それは分かりません。
せめて、アイドルライブ中はアイドルで居てほしかったです。
どうしても合同ライブをしたかったのなら、こんな難しい曲に挑戦しなくとも、普通にSSSやPrism melody、或いはJust Follow Stars辺りの全体曲を男女混合で歌うのが王道でしょう。それなら横並びの全員主役でも、楽々とアイドルで通せた筈です。
テンション最低値を更新真っ只中、次の曲です。
○シネマ
シネマ単体は素敵で良い感じでした。このタイミングで無ければ普通に盛り上がっていたかもしれません。シンガー2曲の後でアイドル分が不足している中、すいせいさんたちが得意とするアーティスト系の曲はスッと入ってきませんでした。後でまた単品で聞きます。
○シュガーソングとビターステップ
四期生再登板です。
演出いいですね。下がっていたテンションも少しずつ持ち直していきます。
ここまで年末ライブを見てきましたが、このライブの主役は間違いなく彼ら四期生です。
ホロスターズのアイドル性はアステルさん、イヅルさん、シエンさん、四期生の皆さんで保たれています。
気分を少し持ち直しつつ、次の曲。
○ミックスナッツ
もの見事に誰も知らない……
オウガさんだけ少し分かるか。
まあわたしが不見識なだけなのですが。
しかしDADDY!DADDY!DO!もそうでしたが、なぜスタンドマイク…?
立ち位置が制限されてパフォーマンスは落ちますし、カメラで撮れる角度も限られてしまいます。
昭和のアイドルだって、技術的な意味でスタンドマイクから手持ちのマイクが使えるようになった途端そっちに移った訳で、悪い意味で時代を逆行しています。
わたしが知らないだけで世の中にはマイクフェチズムでもあるのでしょうか…?
せめてマイクの高さを調節すれば、金髪の彼のように顔が隠れてしまう事態にならずに済んだのではと思いますが。
アルランディスさんかオウガさんか、何か事情があってあまり踊れなかったのかもしれません。
何とも言えない気持ちを抱えながら次の曲。
○Find it
明らかにラス曲の雰囲気です。
しかしどうにもテンションが回復しきっていません。
最初と立ち位置が違いますね。ホロスタファンには意図が伝わる配置なのでしょう。(後々ホロスターズのタレント一覧を見て気付きましたが、2期生、1期生、3期生の並びでした)
■感想まとめ
今年の年末ライブを見ることがあれば、四期生の成長と、アステルさん、イヅルさん、シエンさんの共演に注目すると思います。それからみやびさん、ロベルさん、天真さんの魅力の発見と、アルランディスさん、オウガさん、律可さんのアイドルらしいところに期待です。
ホロライブとのコラボは、またお互いにアイドルライブを破壊するだけならば、どちらの視点であっても心の底から止めてほしいです。
以上で感想は終わりです。
アステルさんプロデュースのホロスターズライブとかあればぜひ見てみたいですね。
ここまで読んでくれてありがとうございました。
■おまけ
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