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人はタレコミたくなる生き物である②

以前、こんなものを書いていた。

昨今の週刊誌やりますねぇ
雑誌が売れない時代に飛ぶように売れちゃって、有名人を次から次へと社会的に抹殺しちゃって、もうさすがとしか言いようがありません。皆さん、本当に好きですねぇ。

これは嫌味でもなんでもなく、かつて私は「女ガーシー」「歩く文春砲」とまで言われる程のタレコミ部屋の主であった。

1年程前に同期の仲間達と飲んでいた時に、「いやー、最近もご近所さんからのタレコミがあってね。みんなみんな、誰かにタレコミたくてたまらないって感じでとんでもないネタをベラベラしゃべるのよ」と言ったら、仲間の一人の常盤貴子似の貴子が酔っ払ってこう言った。「私はアヤにそんな人間になって欲しくない。人の噂話のタレコミ部屋の主になんてなって欲しくない」

と言ってシクシクと泣き出したのよ。
私は「え?」とちょっとびっくりしたんだけど、そうよね、よく考えたら週刊文春だって人の心を持ってないような仕事だものね。貴子が私を批判するのは間違ってなくて、確かに私も「タレコミ部屋の主です」なんて偉そうに言うもんじゃないわよね。と思っていたら、他の3人の仲間達が貴子を冷ややかな目で見ていたのよ。その3人の表情を見て私はこう推測したの。

「貴子、アンタ今更何言ってんの?アヤは昔からこういうゲスな人間だったじゃん。まぁ私たちも散々アヤにタレコミしてきたからゲスっちゃーゲスだけど。そう、貴子が社内で男を取っかえひっかえしていたネタもどれだけタレコミしてきたことか……」

人の噂話に全く興味の無い人もいれば、興味を持つ人もいる。
それはそれで「人間の欲求」なのだから仕方がない。

私は仕事中暇な時によく「文春オンライン」のレポ記事を読んでいるが、それはそれは面白い。はっきり言って、センセーショナルであればあるほど面白いと思ってしまう。そんな自分を不謹慎で悪趣味な人間だと呆れてしまうが、これはもうある種の「癖」なのだから仕方のないことだと思っている。

それと同時に「誰かに話したい人」も多くいる。
たとえば、ブログでもnoteでもよく見るのが「不倫記事」。昔からこの手の記事を書くのは女性に多い。きっと、リアルな友人には話せない事も顔の見えないSNSなら好き勝手に書けるし、中には共感してくれる人もいるから楽しいのでしょう。それほどまでに「誰かに話したい人」はこの世に多く存在する。

私はそんな「話したい人たち」に何が言いたいかと言うと、

自ら踊り子になっていることを自覚するべし

以前私はブログを長いことやっていたのだが、フォローしている人の中に、不倫しまくり、写真出しまくり、住所特定できるくらいに個人情報出してて大丈夫か?と思っていた人がいました。案の定、見ず知らずの人から個人を特定されちゃって執拗に嫌がらせを受けたみたいな。ブログ主は「弁護士雇います!」ってキレ散らかして、IPアドレス等から徹底的に嫌がらせの人物を調べあげて、それが実はとても身近な人だと判明しちゃってビックリ仰天みたいな。

今ならこの手の話はありふれてるかもしれないけど、当時はブログが世に出てまだ浅い時期だったからリアリティがあってそれはそれは面白かったわwww

人が思っている以上に、女の不倫をよく思っていない人は多い。
スル方は楽しいかもしれないけど、サレル方の経験をしたり、日常生活の不満や何らかの嫉妬が重なると、そういう矛先が不倫女に向かって、あたかも正義の刀を振り下ろすかのように、執拗な嫌がらせに繋がったりします。
芸能人の不倫報道でヤフコメとかガルちゃんを見ても、皆さん怒り狂ってますよね?あれが大半とは思わないけれど、結構な割合でいると思ってます。

だったら見なければいいじゃない!

と言うかもしれないけど、話したい自由もあれば見る自由もある。仕方が無いですよ、書くのが楽しいのと同じで読むのも楽しいのですから。

誰かに話したい欲求は止められないし
見る側の欲求も止められない
それを拡散する欲求も止められない


やめられない
とまらない
かっぱえびせん


欲求と欲求のせめぎ合いは、まさにかっぱえびせんなんですよ。かっぱえびせん食べて牛乳飲んで、やめられないとまらないぐへへへへーって話なんですよ。なんなら細いフレンチサラダ味のかっぱえびせんがいいんじゃないの?


話が飛びました。
完全に飛びました。


というわけで、
最後に私が「タレコミ部屋の主」として、ついつい暴走しがちな読み手側の皆様に向けて言わせて下さい。

話の多くは「盛り」や「フェイク」が入っている

全ての話を鵜呑みにしてはいけません。
書き手は、ちょっとの真実に「盛り」や「フェイク」を入れることで記事の信ぴょう性を増し増しにして、より真実味が帯びる面白い記事に仕上げています。ですから、そんなフェイクを執拗に追いかけたり絡んだり嫌がらせをしたりしないようにして下さい。

以上、書き手は身バレしないため、読み手は暴走しないための、大きなお世話な「タレコミ部屋の主」からの忠告でしたー♪











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