見出し画像

母と娘~インナーチャイルドが目を覚ます時

先週末、親友K子と恒例の飲みで相変わらずヘベレケになったAYA~もう46歳です。
「なんでビールだけでそんなに酔えるの?」って言われる程泥酔しました。
もう私、殆ど病気です。ヤバイです。

そんな私の横で私と同じ分だけのビールと、更にワインを1本開けたK子。今回は私よりも先にK子が酔っぱらっているのに気付くと、ふとしたきっかけで彼女の中にあるインナーチャイルドが顔を出しました。

「過去の母親に向けての恨みと辛み」

彼女は酔っ払うと私にそれを切々と語ります。もう何度も何度も聞いた話だけど、何度も何度も話したいのだと思います。
正直、
「もう許してあげたらどうなのか?」
とは思うが、私は何も言わずに彼女の話を聞く。日々抑えている感情をそこで吐き出す事で彼女が幸せに生きられるなら、私は何度も何度も話を聞くよ。

母親からの過保護と過干渉で育ったK子は、未だに母親を許せないでいる


中1の娘の期末テストが始まりました。夜中の3時まで勉強してる、そんな娘が私は心配でしょうがない。
「今からそんなにやらなくていいよ。お願いだから寝て」
と言っても娘は聞く耳を持たない。「一夜漬け」とはまさにこのこと。体力が持つのかが心配です。

そんな娘から、

娘「お母さん、レイ(2歳からの娘の親友)がね、今回のテストで5教科450点以上取らないと、もう学校の帰りにおしゃべりする事も禁止って言われたの。」

え???

レイは娘の小さい頃からの親友。小学校時代は6年間一緒に通学して、娘はレイの事を、レイは娘の事を一番に理解している友達だと言っている。
しかしながら「昨今の感染症騒動」がきっかけで、レイは母親から一切友達との「放課後の遊び」を禁止させられてしまった。

うちの娘は「3秒ルール、多少の菌は必要」と言って、床に落ちたお菓子も食べる人だから、潔癖症のレイから少し距離を置かれた時期もあった。距離を置いた後にもう一度仲良くなった際、
「私はレイの事を全部が全部理解は出来ないけど、やっぱりレイの事は好き。これからも友達でいる。」と言い切った。

そんなレイから、また距離を置かれるような事になるとは・・・

娘「お母さん、レイはそれでいいのかな?お母さんに言われるままでいいのかな?私、帰りにレイと話せなくなるのヤダよ・・・」

恐らく、レイはきっちりテストで450点以上を取ってくるだろう。
レイの1学期の成績はオール5、クラスの代表委員も務め、生徒会にも立候補、合唱コンクールでは見事な指揮を務めた。
私も小さい頃から知っているレイの成長をとても喜んでいる。

レイは誰もが認める「優等生」
うちの娘はそんなレイを尊敬しているし、友だちである事を自慢している。
しかしながら、心配もしている。

娘「レイはそこまで優等生じゃない。私は本当のレイを知っている。お母さんが思っている程、レイは優等生じゃないよ。表向きではキレイゴトを言ってるけど、、、レイはそこまでバカじゃないから。」

レイの両親が「レイは父親に対してすらも未だに反抗期は見られない」と朗らかに話していたが、今後レイはきちんと反発していけるのだろうか?親はそれをきちんと受け止めて前に進む事が出来るだろうか?

それにしても「女子中学生の10分程度の立ち話」を禁止する母親って何なのだろうか?散々過去に私と井戸端会議をしていた事を忘れているのだろうか?

わからないけど、私がレイの母親に「子育て」について出しゃばってしゃしゃり出る訳にはいかない。

私は娘に伝えた。

私「あなたは変わらずこれからも、レイのそばにいて、レイの話を聞いてあげて。それでもし、今後レイの様子がちょっとおかしかったりした場合はお母さんに教えて。一緒にどうすればいいかを考えよう。
しばらく立ち話は家の近くじゃなくて、ぐるっと遠回りした所でやればいいよ。」

娘「うん、わかった」

「友達」はこれから先も絶対に心の拠り所になる

それは私が自信を持って言えること


どうか、全ての子どもが「インナーチャイルド」を持つ大人になって欲しくない。
ずっとずっと苦しむのはやはり「子ども側」な訳だから。



って、


46にもなって
歌舞伎町で泥酔している女に
言われたくないよ

失礼しました~








この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?