見出し画像

ディーラーと無駄話と世界の車

もういいかげん、こんなに暑いんだから家の中はノーパンで過ごしてもいいですよね?
お願いだからいいって言って!

勝手にしやがれ、早乙女ジュリー彩です。


先日、
車の事務手続きの更新でショールームを訪れた所、50歳で未だに平社員のディーラーK氏が、前回会った時よりもちょっと変化した体型で私の前にあらわれたので、その時の事がなんだか面白かったので、思い切ってここに記したいと思います。
(別にそんなに思い切ってないw)


⬛︎   車屋の愚痴

K氏とはなぜかウマが合う。

「アヤさーん、実は会社の規定でこの手続きに1件10分もかけなくちゃいけないんですよー。全部で5件あるので、合計50分お付き合い頂くのですがいいですか?すみません」

「わかった。じゃあ50分無駄話でもするか」

と言うことで、50分どころか1.5時間もK氏の話に付き合った。


人は誰かに話を聞いて貰いたい生き物である


K氏から、
会社組織の愚痴、更年期の奥さんの愚痴、反抗期の息子さんとまだまだかわいい娘さんへの愛情を一通り聞き、そしてお決まりのように

「定年したら離婚コース一直線ですよー」

という感じで話は盛り上がった。
車のショールームでこんな話をしているのは、もれなく私達だけである。

⬛︎   デブはネタになる

K氏は会う度に体型の変化がある。
私はいつもならK氏に対して、

「ちょっと痩せたんじゃない?」

と、かつてのタモさんの「髪切った?」的な決め挨拶を第一声としていたのだが、昨今のセクハラとかカスハラとかを考えると下手な事は言えない。

上記の愚痴を散々聞いた後にK氏から、

「アヤさーん、私これでも15キロ痩せたんですよー」

とふってきたので、

「うん、痩せたと思ったよ。何キロになった?」

「はい。お陰様で99キロです」

ちょっと!
99キロってまだ立派にデブじゃん!
と思ったけど、

「100キロ切って良かったね」

と言っておいた。


そこからはK氏のデブネタのオンパレード。

商談中にシャツのボタンが飛んだとか、
納車時にタイヤの点検をする際にしゃがむのが自殺行為だとか、
朝起きる時に足を着くと痛くて5分位立てないとか、
自転車は重量に応じて負荷がかかるから114キロには辛いとか、
リバウンドする時はもともとの体重を超えてくるとか、
そんなデブエピソードトークで笑わせて貰った。

いやー面白いね。
そんな話を聞いてたら、あっという間に1.5時間経っちゃったよ。


⬛︎   車の話もしなきゃね

帰りに新車を色々見せて貰ったんだけど、

「これ、なんか随分前に見たことあるけど何だっけ?」

と聞くと、

「RAV4ですよ。昔キムタクが宣伝してました」


トヨタHPより引用



ヤダ!懐かしい!
やっばり今はレトロブームと言われてるけど車もそうなのか?復刻版とかそういうのが流行ってるわけ?

「流行ってますね」

そしてその後ろにある車もなんだかちょっと懐かしい感じ。


トヨタHPより引用


「ランクルです。これは昔のプラドですね」

プラド懐かしい!
昔、兄がウインドサーフィンしてる時に乗ってた車だわね。

「実はこの車、もう国内では受注停止なんですよ」
その理由は、

・円安で9割5分海外向けに作ってて、国内では売らない
・転売目的で買う人がいるから売らない(1.5倍位で売れるらしい)

「アヤさん、ちなみにこのランクル(プラド)は800万円もするんですが凄く売れてるんですよ。コンセプトは世界を旅する車です」

・ディーゼルエンジン車なので、世界中どこでも乗れる。
・作りが昔のまま単純で、馬力もあるのでどんな道でも走れるし、メンテナンスも複雑ではない。

K氏の話を聞いて、私は日本の製造業の誇りを見せつけられた気がした。

世界中どこでも乗れる車を作る

とは、

日本製品だから日本の技術じゃないと対応できない
 
とか

市場のシェアを独占する

とかじゃなくて、
世界中の道を走れる車、
世界中の誰もが運転できる車、
世界中の全ての整備士が対応できる車、

まさにモノづくりの基本

トヨタ様の真髄を感じました。
とても誇らしい!
これからもニッポンの製造業の主軸として、世界中からの圧力に負けずに突き進んで欲しいです。


最後に、

「K氏があと20キロ痩せたら新車買うよ」

と言って新しいプリウスを見せて貰ったけど、、、

500万!
(°∀°)ヒィィィィ

たけーよ。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?