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絶不調なのに高校見学と下北古着屋巡り

「GWは下北行こうね」

中3の娘と約束した矢先、娘は高熱でダウンしてしまった。
そんなこんなで中間テストもあり、今度は私が体調を崩し、前前回みたいなnoteを書くほど病み、病み、病み、yummy!

それでも約束したものは守らなければならない。頭が重い、身体がダルい、耳が詰まってる、お腹の調子も気になるけど、きっと人混みの中に行けば大丈夫、私は都会が好きな人間だ、よし、行くぞ!

って、久々に電車乗ったら悦司が迎えてくれた。キャイ~ン、私頑張る!

キントーンの中吊り広告より

高校見学は都立高校3校。
校舎には入れないので場所の確認のみです。
うちの娘は誰に似たのか頭がいいので、私とは違う世界を見る事になるでしょう。
まずは新宿駅の南出口から徒歩7分、都会のど真ん中にある

新宿高校

「帰りにトーヨコキッズを見に行きたい」と、誰に似たのか不謹慎な事を言う娘を宥めて、新宿をさっさと後にして駒場東大前駅へ

松尾芭蕉がかつて、行き交う年を旅人と捉えたように、駒場東大前では行き交う人が皆東大生に見える。キョロキョロしながら、奥の細道やら坂道を上って徒歩10分で辿り着いたのが、

駒場高校

そこから更に15分程歩いて、

国際高校

3校とも人気も偏差値も高い学校です。
今の娘の実力だとどうだろう?私は受かると信じてますが、もし落ちて滑り止めの学校に行っても、娘なら絶対に楽しい高校生活を送れるから大丈夫と思っています。だから出来る限り高みを目指して挑戦して貰いたい。でもあんまり言うと、

「お母さん学歴厨!」

と罵られるので、私は祈る事とお金を出すのみと決めました。

ちなみに学歴厨とは、
学歴に拘りすぎている厨房、学歴について語る場ではないのに矢鱈学歴の話をする厨房のことである。

ニコニコ大百科より引用

そんな感じで私達は下北沢へ

若者の街、下北沢

いやはや去年の夏以来だわね
活気あるわー
見事にオジスンオバスンが少ないw
って言うかいねーよw

それにしてもこの日の娘の格好がかわいかった。写真を見せられないのが残念だけど、ベティちゃんのバックプリントのジャージに超ミニスカート、ルーズソックスに厚底シューズ。(昔の私みたいw)

「リリーちゃんて本当にかわいいね。足がまっすぐで健康的でミニスカートもよく似合ってるよ」

「健康的って太いってこと?でも、足がまっすぐじゃない人なんているの?」

「いるわよ。一応そこは母に感謝してね」

そう言って私は娘を褒めちぎる。これでもかと言うほど褒めて褒めて褒めちぎって自己肯定感を上げさせて、パパ活とかに向けさせないようにするのが魂胆。

褒めたらお腹が空いたので、下北と言ったらカレーを食べないと始まらない

牛スジオムカレー

スパイスカレー美味しかった
ラッシーも飲んで2人で3500円。

さあ、腹ごしらえもした所で古着屋巡るわよー!

いやー、それにしても店内は若者の熱気に溢れてる。ガンガンに寒いくらいエアコンが効いて、ガッツンガッツンHIPHOPが流れてるとテンションも上がるわね。

古着屋の老舗であるフラミンゴの活気と安定のシカゴ、この代表する2店舗は古着は汚くてヨレヨレという誤った概念を払拭してくれるわね。全体的に生地もしっかりしてるし、ビンテージやブランド物以外なら金額もバカ高くは無い。

お金無くてオシャレに自信の無い男子は、ボトムスをGUとかでテキトーに買って(古着屋でボトムスを見つけるのは至難の業)、トップスを古着にすればいいのよ。
ルッキズム女子が「清潔感ガ~」とかうるさいけどそんなのは一切無視して、人とは被らない一点物の安い古着を着とけばOK。唯一無二はオシャレに見えるものなので。
ちなみに女子が好きな清潔感溢れる男子は、全てお母さんのおかげなのでそこんとこご理解ヨロシクね。

講釈はこの辺にしときますw

そんな中で特に気に入ったのがココ↓

全品本当に800円。やべー

私ったらダサい息子の為に全品800円の古着屋で掘って掘って掘りまくったわよ。それにしても、私以外に古着掘ってるオバスンなんて皆無だったわw

「お母さんそれかわいい!どうやってそんなの見つけられるの?凄くね?」

「彫り師と言ってちょうだい」

「なんか意味違う気がするw」

「お兄ちゃんの為ならエンヤコラだわよ」

「ほんっとお母さんてお兄ちゃん大好きだよね。でもさ、なんでお母さんがお兄ちゃんの為に古着掘るの?おかしいでしょ」

「だってしょうがないじゃない。お兄ちゃんダサいんだもの」

(また和田アキ子と相田みつをのコラボ出てきたw)

それにしても楽しい。
古着掘るのって楽しい。
昔、中古レコードを片っ端から掘ってたのを思い出した。あの時も楽しかった。

しかしながら、実は体調不良は続いてて、何度もお腹が痛くなって駅前のピーコックでトイレ借りたり、さらに胃も痛くなってこのまま死ぬんじゃないかと思ったりしたけど、なんだかんだで3時間以上も下北で古着掘ってたわ。

「お母さん大丈夫?」

「大丈夫よ。今日はこのあと吉祥寺に寄って肉屋で和牛買って帰宅して牛丼作れば終わりだから。風呂入って寝て明日休めばいいだけだから気合いで乗り切るわよ」

「え?この後吉祥寺も寄るの?」

「寄るわよ、下北来たら吉祥寺寄るのは当たり前でしょ」

「お母さん大丈夫なの?顔は十分死んでるよ」

そう?
顔死んでる?

「とりあえず、ソフトクリーム食べて行こう。食べるでしょ?」


豆乳ソフトクリーム
下北で一番売れてるんだって

いやはや楽しかったー

「お母さん大丈夫なの?」

「大丈夫だよ。遊びってのは多少無理しないと楽しくないじゃん。あとは気力だよ気力!」

「お母さんて若いよね」

「そう?見た目は十分オバスンだけどね。リリーちゃんも勉強頑張って、駒場高校か国際高校受かったら、夢の下北降り放題の定期券をゲット出来るわよ。だから頑張ってね!」

「よし!頑張って下北系男子もゲットするぞ!」


こんな下心たっぷりな娘なんだけど、いったい誰に似たのかしらwww


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