「自分の意見」が見つかるワークショップ。

みなさま、こんにちは☆今日は以前から開催しているワークショップ「ジブンの『あり方』English」について。次回は6月23日(木)オンライン開催です。色んな方法を試してみても、英会話ができない人にぜひ受けてほしいワークショップです。


ロンドンに住んでいた時に、英語を話せない時期に二度襲われました。一度目は渡英してすぐのころ。これは完全に私の「英語力の足りなさ」が問題。コツコツと英文法を学び直したり、単語やフレーズを覚えることに時間を割きました。この時期はお店で電話に出るのが嫌すぎて、ビクビクしていたのを思い出します。聞き取れないから毎回怒られるという最悪の展開がすでに見えてしまっているから。笑

「英語力」に問題がある方にとっては、最低限の英単語を覚えたり英文法の復習をオススメします。そんな方は、中学校の英文法を学び直し、半年間で会話ができるようになる「大人の英文法学び直し講座」をどうぞ。現在、下記のウェブサイトには第一期生のスケジュールをしてますが、7月より第二期生スタートします!興味のある方は、ご連絡ください。

そしてそんな私もロンドンで英語をもう一度勉強し、さらに日々の生活で英語を鍛えていると、だんだんと話せるようになってきました。しかし、今度は二度目の英語を話せない時期が私を襲います。ある程度、英語を聞き取ることができ、ある程度話せるようになったにもかかわらずです。

では、なぜ英語が話せないかったかというと、「自分の意見」がなかったから。ネイティブレベルの日本語であっても全く頭に「自分の意見」が浮かばなかったのです。日本語ですら自分の言葉に出来ないのだから、英語でなんて到底無理です。

「自分の意見」と聞くと、多くの方が大それたイメージを持つかと思いますが、そんな大したことではありません。私が経験した些細なことだと、「みんなでいる時に携帯触るのってどう思う?」とか「車いすの人がバスの乗り降りするのって大変そうだけど、どう思う?」とか。こんなレベルです。特別な知識がなくても答えれそうな質問ばかり。それでも当時の私は、相手に聞かれていることも分かっているし、自分が答えないといけないことも分かっているのにもかかわらず、全く言葉が出てきませんでした。

英語力が足りないときは、「英語をもっと頑張らないと!」と文法の理解や単語の暗記に勤しんでいました。そうすることによって解決されると思っていたからです。しかし、実際には英語の問題ではなかったことに気が付きました。いくら単語をインプットしても、高度な文法を詰め込んだところで披露するタイミングがないのです。なぜなら、元になる「自分の意見」が見つからないのだから。

では、一体どうしたらここから抜け出せるのか。特に私は、デザイナーズブランドのブティックで働いていたため、お客様との会話が必須でした。「これどう思う?」と意見を聞かれることは大事な業務の一つでしたし、観光スポットにお店があったために、世界中からのお客様と会話を繰り広げなければいけませんでした。ちょうどISのテロが盛んな時期だったこともあり、話題は各地で起こったテロのこと。または各国の大統領や首相の選挙の話題など多岐に渡ります。

そんな毎日を過ごす中、自分に足りないのは何かと考えた結果、「Why?」と考える癖がないことが気が付きました。英語は日本語と違い、文字お越しされたこと・発言したことが全てです。もちろん行間を読むことはありますが、日本の文化に比べると程度は大きく異なります。一方で日本は、相手の言ったことにいちいち理由を聞かない。聞き手が相手の言いたいことを読み取る文化です。このスタンダードの違いに気づいてからは、毎日自分自身に「Why?」と問いかけていました。

例えば、いつもと同じ道を歩いてて、いつもは思わなかったのにその日に限って「この景色キレイだな」と思ったとき、すかさず「Why?」と自問自答してみます。一見病んでいるようですが(笑)、最初は自分のどの感情に自問自答したらいいのかさえ分からなかったので、とりあえず心の中で「Why?」を繰り返していました。

これをひたすら毎日続けていると、気が付いたら自然と外国人と英会話ができていることに気が付きます。なんなら、自分の意見がスラスラ出てきて楽しくなってきていました。どんどんディスカッションしたい欲が出てきました。私がしたことは難しいことではありません。必要最低限のニュースは読んでいましたが、特に何かの専門知識に関する本を読んだわけでもありません。ただひたすらに「Why?」と自問自答を繰り返しただけ。無料です。笑

現在は毎日、大学や専門学校、社会人の方にとどこかしらで英会話の授業をしています。その方々と接していて思うのが、大半の人は十分な英語力が身に付いていることが多いです。現在は急激なIT技術の進歩で、私がロンドンに住んでいた時に比べて遥かに今は翻訳機の性能が良くなっています。無料で使えるものがほとんどなので、ちょっと単語が分からなければ調べればいいし、言いたいことをそのまま翻訳機に入れてしまうのもいいでしょう。

しかし、いくら翻訳機が発達したところで残念ながら「自分の意見」は提示してくれません。検索したところで見つかることもないのです。

英語が話せなくてずっと悩んでいる人、中高生の方々にぜひ受けてほしいワークショップ、「ジブンの『あり方』English」。かなり「自分の意見」が鍛えられますので、ぜひ一度受けてみてください。


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