日本と海外について思っていること。

みなさま、こんにちは☆今日は常々思っている真面目なことを書いてみました。私が感じている日本と海外について。


2016年に帰国してから、英語を教えるお仕事に就こうと思った最大の理由は「日本の経済、ヤバイんじゃないか」と思ったから。これに限ります。2014年に単身で渡英し、当時27歳だった私は「日本はアジアで一番!」と疑いもなく本気で思っていて、ロンドンの中心地を見渡すも日本の欠片が見つからずに落胆したのを今でも覚えています。パナソニックやソニーの看板で溢れていると思いきや、当時聞いたこともなかったサムスンばかり。どれだけ頭の中お花畑だったんだと、今思い返すとただただ恥ずかしい…笑

大企業の争いをどうこう言ったところで一般市民にできることなんて何一つありません。そこで気付いたのが、圧倒的に他アジアと比べて日本人が英語を使えないこと。これは日本語だけで経済が回っていたからという、有難い理由もあったりするのですが。それでも自分含め、海外に出ているにもかかわらず、話せない人の多さと他国との差を感じました。私自身、半年で独学で習得したので、これならどうにか出来るのではないかと思ったから今のお仕事を選ぶことにしました。英語を話せるからって経済が良くなるわけではないけれど、少なからずプラスには働くのではないかと真剣に思っています。

ロンドンにいた頃からイギリスのBBCニュースはチェックしていました。その後、イギリスだけだと偏るなと思いアメリカのニュースもチェックすることに。局によって政治のどこ党派とかあるのだろうけど、あんまりよく分からないのでアプリの使いやすさからABCニュースにしました。さらにここ数年前に、経済のこと知りたいなと思いCNBCを追加して、3社をチェックしていました。

そしてふと思ったのが、イギリスとアメリカだけって、またまた偏っているのではないかと。というのも、イギリスは今月ジュビリー期間だったため、ひたすらクイーン三昧。(エリザベス女王好きだから、いいんだけどね。笑)。アメリカに至っては、発砲事件ばかり。時差の加減か、朝起きたら銃乱射事件の速報が流れてくるという数日を繰り返し、ちょっとホントに嫌だなと思うこともしばしばでした。そして経済に至っては、インフレのニュースばかり。これらって、少しのタイムラグはあれど、日本のニュースでも流れているものばかりなんですよね。もちろん、国によって見方は違ったりするけれど。

英語で読めるニュースで、イギリスとアメリカと全く違う地域ないかなぁと考え、ふと思ったのがシンガポール。アジアのハブ拠点ですもんね。(学生の時流行ったファーファーが、10年くらい前にシンガポールに移転してしまったのが、いまだに悔しくてしょうがないけど笑)。チェックしてみると一番最初に出てきたCNAが、ローカル版とワールド版があったのでアプリ入れてみることに。そうして現在、シンガポールのニュースをチェックし始めてから数週間が経ったのですが、全く日本で流れてないニュースばかりで面白い。おかげで、やっぱり私の情報の取り方めっちゃ偏ってたなと思い知らせれました…笑

ここ最近で、特に印象的だったのが「インドネシアの企業9社は、コロナ禍でどのようにしてユニコーン企業に成長したのか」というもの。気になる方はこちら。

この記事を読んで一番に思ったのが、「インドネシアでユニコーン企業あるんや」です。すみません、だいぶ失礼な感想です。申し訳ないけれど、私が持っていたインドネシア、というより東南アジアのイメージって、「日本よりも安い国」だったんです。食べ物もマッサージも安いから、東南アジアに旅行しようっていうノリ、ありましたよね。

そして気になり、日本のユニコーン企業って何社あるのだろうと調べてみたところ、2022年5月時点で10社だそうです。めっちゃ少ないだろうなとは思っていましたが、インドネシアと1社しか変わらない。この事実を知ったとき、驚愕でしかなかった。思ってた東南アジア像のアップデートを早急にしないとと焦りました。


さらに最近、スペイン語を勉強できるYouTubeを探していたところ、たまたま見つけたのがこのTED TALK。マレーシアで開催されたものです。

簡単に内容をまとめると、「英語は今やネイティブ・スピーカーだけのものではないので、自信を持って簡潔に伝えたいことを伝えましょう」的な感じです。私もいつも生徒さんに同じこと言ってるので、終始共感でしかなかったです。

そしてこのYouTubeを観ながら気になったのは、これがマレーシアで開催されて、マレーシア人に向けてのお話であること。2016年にイギリスから帰る前にマレーシアに立ち寄ったのですが、その際に驚いたのが英語を話せる人の数が多いこと。屋台で働いている人もタクシーの運転手さんも。マッサージのお姉さんも英語だった。サービス業に就いている方はみんな英語を話せるんだと驚いたのを覚えています。なので、私がマレーシアに持っているイメージとしては、「大半の人が英語を話せる」でした。

しかし、このTEDはマレーシア人に向けてのもの。あんなに英語を話せる人がいたのに、まだ自信を付けようというのか。さらに発展する気満々だなと思いました。怖くてマレーシアのユニコーン企業数は調べていません。

私が持っていた東南アジアのイメージは、物価が安く賃金が安い。だから、日本に出稼ぎに来る。ここ数年、東南アジアが発展しているなぁと思いつつも、それはシンガポールだけで、インドネシアやマレーシアはまだまだ発展していないと高を括っていました。少子高齢化が進んでいるから、困ったら外国人労働者を受け容れよう、なんて思っている人はすぐに考えをアップデートした方が良いかも。日本で働いてくれる外国人、そんなにいない気がしています。

「出稼ぎ」のワードを見ると思い出すのが、イギリスに住んでいたときに出会ったスペインとイタリアからの若者たち。ポンドの方がユーロより価値が高かった上に、経済の良いイギリスに働きに来てました。自国にいる家族に仕送りをしていて、大変だなと思っていました。

今回の円安がとてもヤバイという声をよく耳にし、「出稼ぎ」のワードが頭をちらついたりもするのですが、そもそも出稼ぎの選択肢があった当時のスペイン人やイタリア人、めっちゃ良い環境だったなと。

まだイギリスがEU離脱を決める国民投票をする前に住んでいたので、EU圏であれば、気分は地方から東京に働きに行く感覚で出稼ぎに行けました。もちろん言葉の壁はありますが、ビザなしで外貨稼げるなんて、めっちゃ凄いこと。今は分からないけど、当時片道2,000円くらいで飛行機飛んでたもんね。

日本人に置き換えてみると、約193ヵ国くらいはビザなしで3ヶ月は滞在できるけれど、観光ビザでは就労は認められていないので出稼ぎはできません。簡単にワーキングビザなんて誰にでもおりないし、他国への出稼ぎなんて夢でしかない。観光ビザの有効期限内に死ぬ気でお仕事探すぞ!くらいのガッツは持ち合わせていた方が良いかもしれないですね。

ここ最近見たニュースなどから、思ったことを長々と書いてみましたが、要は英語できたら可能性変わるよということをオススメしたいです。国も力を入れて投資をオススメしていますが、やっぱり損は付きものだし、ドルコスト平均法なんて10年はかかる。10年ものんびり待つだけの余裕があるのであれば良いけれど、今から大人になる子たちのことを考えると、そんな悠長な時間はないのではと個人的に思っています。日々、10代後半から20代前半の学生たちと接していると、「俺らの未来どうなるんや…」とよく嘆いております。そんな状況を見るのって、けっこうきつかったりもします。

英語に関しては、一度習得したら損はありません。本気でデメリットを考えてみたけれど、英語で悪口を言われたときに傷つくくらい。しかもそれって、そもそも悪口言うような人とは関わらなければいいのだし、頑張れば防げるような気もする。

子どもに英語教育を受けさせている親御さんは多いけれど、彼ら彼女らが大人になるまで日本経済が持ちこたえる保証はないので、ぜひご自身で英語習得を目指してほしい。日本人全員とまでは言わないけれど、4分の1でも話せるようになると、かなり変わるのではないかと思っています。というのも、世界で英語を使っている人の割合が、4人に1人と言われているから。まずはこの基準に持っていきたいなぁ。この人に英語習得してほしいなぁと思っている人には控えめにお声がけしていってるので、声がかかった人はぜひ前向きに検討してほしいです。笑

日本好きなので、このまま残念な国になるのではなく良い国にしていきたい。ここ最近の長い呟き。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?