好きなことだけするのって意外と難しい。
みなさま、こんにちは☆今日は本を読んでてふと気が付いた「好きなことだけをしよう」というメッセージの理解について。
教育現場では、いつの日からか「好きなことだけをしよう」「苦手なことは無理にしなくていいよ」という傾向が非常に色濃くなり、その風潮は今もまだ続いているように感じる。
社会に出ると、たくさんの苦手なことに遭遇する日々。社会人一年目なんて右も左も分からないままに一年が過ぎていった。毎日が苦手なことの繰り返しだった気がする。私は現在、社会人として10年以上過ごしている。慣れが出てきたりキャリアがついてきたので、社会人一年目に苦労していたことは、おそらく楽々できるようになっていると思う。だからといって苦手なことがないわけではないし、苦手なことをしないといけない局面に多々ぶつかる。フリーランスなんて働き方を選んでしまったために、営業から事務作業まで全てしないといけない。お金関連は特に苦手だ。
教育現場で教えられている「好きなことだけをしよう」「苦手なことはしなくていいよ」の先の社会は、いったいどんな社会を想定しているのかと、ふと疑問になる。私の知る限り、少なくとも私が生きている社会では、そんな理想郷はまだ訪れていないようだ。
そもそも好きなことを見つけることほど難しいことはないと思う。特に幼稚園児や小学生ならなおさら。大人の保護下におり自分一人で行動できる範囲も少なく、彼らが日々取り組んでいることは、お絵描き、公園で遊ぶ、YouTubeを観る、ゲームをする、粘土で工作など。これらを好きなのはもちろん素敵で良いことだが、粘土だけをやり続けた先の彼らの将来って何だろう?甚だ疑問だ。
好きなことを見つけるには、行動力を増やさないといけないと思う。行動をしない限りは好きも苦手もないはず。10個のアクティビティから好きなことを見つけるより、100個の中から選ぶ方がよっぽどマッチした好きなことを見つけることができるだろう。
苦手なことをしない選択をできるのは、行動した人にのみ与えられる特権だと思う。アクションを起こす前から、イメージだけで取捨選択するのはどうかと思う。
行動した上で、自分で好きなことと苦手なことを分けること。教育現場や家庭では、もっと行動することの大切さを伝えてほしい。好きなことだけして生きて行くのって、意外と難しいと思う今日この頃です。
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