絶望的な話下手がエッセイに挑戦してみたい話 #2 読み手と書き手の心
さて、#1では日本語のセンスが壊滅的な私がエッセイに挑戦してみたいという話をさせて頂きましたが、本記事ではテーマとそれに沿って考えた設計図と問題点及び課題について触れていこうと思います。
問題点が多すぎるので今回は3,000文字以内で出せる問題点を書いていこうと思います。 書ききれなかったぶんは今後の記事で順次紹介出来ればと思います。
テーマと伝えたい内容
私が掲げるテーマは「プロという概念と定義」です。
簡潔に説明すると、プロという言葉の概念や定義について深く考察するという内容です。
誤解されがちなプロという言葉は、案外身近にいる存在だったりします。
また、プロとして活躍するにはどういったプロセスが必要なのかを実体験を交えて説明して読者にプロに対する認識を変えてもらったり、あるいはその意識の向上のきっかけを作ってもらいたいという感じです。
問題点#1「読み手のターゲットが不明瞭」
エッセイを書く前提として、どんな人に読んでもらいたいかという情報は大切だと思います。
実際、本を買う人の大半はこの作者の本が読みたいから買うものだと思います。
ネット記事を読まれる方も、やはりその投稿者(作者)の魅力に加えて読みたいないし興味を引くタイトルだからその記事を読むものだと思います。
しかし私はこのテーマでどんな読者に読んでもらいたいかということ、たまたま目に入ってたまたま読んでくれた人が知見を広げてくれれば良いくらいの認識なのですよね。
実際問題認知の違いというものって殆どの人は意識されていないと思います。 わざわざ認知を改めようとして興味を持つ人って私の経験上かなり少ないものでして、精神的な面から言っても取っ掛りなんてほんの些細なきっかけが発端になる人が多いからなんですよね。
だから、例えば(有り得ない話ですが)本屋さんにたまたま立ち寄って流し見してた人が、何となく目に入って読んでみて、へーこんな感じなんだってなってくれれば良いなっていう考えなんです。
ただそれはちょっとふわふわしすぎているし、タイトルとかも余程インパクトのあるものでないと読んですらもらえません。 語彙力のない私にそんなインパクトの強いタイトルのエッセイが書けるかと言われれば書ける自信がありません。 ここは大きな問題点のひとつだと思っています。
問題点#2「そもそも最初から目標が大きすぎる」
そもそもの話、ろくに小説もエッセイも読んだことの無い素人がいきなり長編のエッセイ書くのは目標として大きすぎるのでは?ということです。
これは彼女に言われてハッとしたことでもあるのですが、問題点#1でもあげたようにターゲットがふわふわしている状態では誰も読んでくれないっていう点にも繋がってきます。 私は別に稼ぎたいとかではなくただ私がいままで生きてきた中での知見を知って欲しいという気持ちだけで執筆しているのですが、やはり読者が「読みたい!」って思ってくれるエッセイでないと意味がないのですよね。
その為にはやはり私自身の著者としての知名度も必要になるのではとも思うし、インパクトひとつにとってもそれだけの語彙だったり魅力が必要になってくると思います。 これは中々難しい課題だと思います。
問題点#3「設計図まで書いたはいいけど…」
まず私が紙に書き起こした設計図をご覧下さい。
(字がめちゃくちゃ汚いのと脱字が多いのはご了承ください)
序論、本体、結論と流れを意識した上で書いたプロトタイプになります。
赤文字で書いてあるところは大まかなカテゴライズとして、青文字の矢印は話を繋げるポイントとして記載しています。
序論として、プロとしての概念や定義について触れた上で実はプロって身近な存在である事を伝えてほとんどの人はプロになれますよっていう触れ込みを書こうとしています。
ここまでは良いと思うんですが…
問題点#3-2 「本体と結論が混ざっている」
本体では触れ込みから実践までの流れを述べていくものになります。
本体①では、簡潔に言えばプロになるための触れ込みの部分がメインです。
本体②では、実際プロになったときにどう成長していくか等初期のプロセスを述べていくものとなっています。
そして、結論まで至った所はプロとして一人前になってからの継続のプロセスを描いています。
本体①②と結論の違いはプロとしてデビューする/した後か、一人前になってからの違いがあるのですが流れとしてはどちらも本体に組み込まれるべき内容でもある気がしてしまいます。 とは言えそうしてしまうと結論という概念が迷子になってしまうのでバランスの取り方が難しいところです。
問題点#3-3「そもそもテーマから脱線している」
問題点#3-4「タイトルが決まらない」
言い出したらきりがないかも知れませんが、元のテーマはプロとしての概念と定義なのであってプロとして活動していくためにはみたいな触れ込みがテーマに一切盛り込まれていません。
どうしてこうなったのかというと、ただプロとしての概念と定義を説いて行くだけではひとつのエッセイとするには短すぎると考えてしまった為です。
それに加えて私が主張したいことは「プロという言葉の認知を改めることができれば誰しもがプロになれるし伸びしろがある」ということなのです。
結果的に内容がテーマから大幅に脱線してしまっている上に、そんな内容だからこそタイトルも決められないままグダグダしてしまっているのです。
とはいえテーマそのものも短すぎず長すぎずで決めなければテーマとしての役割を失ってしまいますし、うまい言葉が見付からずジレンマに陥ってしまっているわけです。テーマやタイトルというのは読者の読みたいという気持ちを刺激する重要な要素なわけであって、パッと見た時にスっと頭にインプット出来るものである必要があると私は考えています。 拘りすぎなんでしょうか。
問題点#4「内容がたまに読者を置いてけぼりにしている」
設計図には「意識」という単語が多く見受けられますが、これは私の経験やかつて勉強してきた精神的なコントロール術などと結びついています。
はっきり言えばこれは思考法、メンタルヘルス的な側面も持っています。
その上本体の③-4あたりで社会法則の話が突然出てくるなど、かなりややこしい構成になっています。
確かにこれらは自分の伝えたいことのなかでは外せない事項ではあるものの、読者の立場になって考えた時にここまで深堀していてはついてこれるのだろうか?という疑問が湧いてきます。
彼女からの教えで文章というのは長いと読み手が読む気をなくしてしまうというものがありまして、確かにそのあたりを意識すると思考法だとか社会法則とか延々と語ってしまうと読みづらいエッセイになってしまうのではないかと自身でも危惧しています。 このあたりのバランスのとり方や話題のふくらませ方もまたひとつの「読者を飽きさせない」課題ではないでしょうか。
さて、問題点をいくつかピックアップしてきましたがまだまだあります。 とはいえ情報の整理も大事だと思うので、次回からはどう問題点を解決していけば良いかなどの点も含めて自己分析していければと思います。
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