2018年 ~新しい暮らし~
(写真は2018年お気に入りの風景)
2017年末頃から探していた賃貸アパート
ペットの飼育が可能で、子どもたちそれぞれの部屋が確保できるところを校区内で見つけました。
同じタイミングで、仕事先に退職を申し入れました。
このまま続けたほうが収入も安定するのは確実でしたが、初めての引っ越しだったこともあり、子どもたちも不安になっていたようなので、落ち着くまでは家にいることにしました。
引越し業者は頼まず、私と子どもたちで引っ越し作業を進め、大きな家具などは姉が来てくれて手伝ってくれました。
夫も手伝おうかと聞いてくれましたが、全部自分でやろうと決めていたので、断りました。
賃貸契約、電化製品の購入、家具の置き場所や設置など、すべて自分で行うのは大変でした。
何もかもが自分の責任になります。
でも、かなり充実した日々でした。
学校へも連絡をしました。
知り合いには、よく連絡をする人だけに話しました。
できるだけ大事にしたくなかったので、荷物を運んだりで行ったり来たりしながら、少しずつフェードアウトするように引っ越しました。
春を迎え、気持ちを新たに、新生活!!
とはいかなかったです・・・
長女は、アパートから出るのを不安がり、高校を休学・・・
次女は、新しい登校班に入るのを拒み・・・
長男は、そんな次女を見て便乗して登校を渋る・・・
朝、8時半~10時半くらいに次女と長男を小学校へ送り、犬の散歩へ行き、家事をすませると、何もせずにテレビをみたりコーヒーを飲んでみたり。
昼前後に長女が起き、ご飯を一緒に食べ、何もしないまま次女と長男が帰ってくる時間になる。
夕ご飯を作り、みんなで食事をし、犬の散歩へ行き、テレビを見て過ごす。
今もあまり変わりませんが、引っ越してすぐは、なにもせずに一日が終わることが多かったです。
というか、何もできなかった。手につかなかった。
夫を一人にして家を出たことの罪悪感とか、新しい生活を始めたのに動けない子どもたちにイライラしたりとか・・・
思うように自分も動けなかったりとか・・・
そんな中でしたが、少し動いてみようかなと思える日には、やってみたかったことを実現するために・・・
まず、ノートパソコンを買いました。
このパソコンを使って、フリーのパソコン講師を始めてみようと思い、ホームページを作るために、図書館で本を借りたり、ネットで色々調べ、作ってみました。
近くのレンタルスペースを借り、親子向けにプログラミングのScratchを使った講座を開催しようと動いてみたり(人が集まらずに実現できませんでしたが)、知り合いを頼って、生徒さんを紹介してもらったりして、自作したテキストを使って数人にレッスンを行いました。
もともとたくさんの知り合いがいるわけでもなく、始めてみようと思ってすぐに生徒さんが集まるわけでもなく・・・
でも、SNSのタイムラインなどで、パソコン講師を始めたことをアップすると、気にかけてくれた知り合いのおかげで、数回ですがレッスンをすることができました。嬉しかったです。
ショッピングセンターなどにあるパソコン教室の求人を目にすることが多く、こういうところで働いたほうが、きっと収入も経験も増えていくのはわかっていたのですが、引きこもりつつある子どもたちを置いて外で働くわけにはいかないという思いのほうが強かったです。
GWには、犬を夫に預け、子どもたちと一緒に静岡へドライブに行きました。
別居するまでは、時間を決め、それを守るために気を遣って行動していたのですが、このドライブでは、時間を気にせずに行動でき、みんなが好きなところを見て回ることができました。
小学校へ朝送っていくのは変わりませんでしたが、次女と長男はほとんど休まずに登校し、夏休みになりました。
昨年はずっと仕事だったので、この夏はアパートでゆっくり過ごそうと思い、旅行などの計画は立てませんでした。
次女と長男の夏休みの作品のアイデア出しに協力したり、知り合いが主催していたハーバリウム講座に行ったりして、楽しく過ごしました。
この時に次女と作った箱が、翌年の活動に結びついていきます・・・
長女は・・・
新しい環境に変えれば、なにかが変わるかと思っていましたが、急激に変わることはありませんでした。
ただ、引っ越す前の気持ちを伝えてくれることが増えました。
「あの時、お父さんにこう言われて嫌だった」
「お母さんが、まさかここ(別居する)まで動くとは思わなかった」
「離婚しちゃえば?」
長女と2人で過ごす時間が増えたので、色々話しました。
話している中で、だんだんわかってきたこと。
長女は中学生の頃の記憶が曖昧になってるようです。
嫌なことが多かったから、心と記憶も閉ざしていたのでしょうか。
それは私にはよくわかりませんが。
長女にこう話した事があります。
嫌な思い出って、ずっと心や記憶に残ってる。
絶対っていうくらい消えないんだよね。
だから、これから楽しい思い出をたくさん作って、嫌な思い出を薄めていけると良いなって思ってる。
家で過ごすことが増えて、何もしない日も多いけど、それでも何か笑えることがあったりするので、できるだけ楽しく過ごすように心がけていました。
秋から冬は、次女が中学生になる準備などで、慌ただしく過ぎていきました。
久しぶりの中学校・・・
中学の話題が出ることも増え、長女の嫌な記憶も蘇るのかも・・・
と、心配になっていました。
サポートしていただけると嬉しいです いただいたサポートのつかいみちは、これから考えます(´-ω-`)