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2019年 ~新しい活動 《Curu-Rino》~

2019年に入り、新しく始めようと思ったこと。
昨年の夏休みに次女と考えた箱を、ハンドメイド作品として販売できないか・・・


パソコン講師のほうは、急激に生徒さんが増えることもなかったので、年明けからしばらくは、ハンドメイドに没頭していました。

芯の素材は、残っていた巻きダンボール。
模様になるところは、和紙や紙にこだわって作りました。
完成したのがこれです。

このような小物入れを販売しているところがなかったようなので、勝手にCuru-Rino(くるりの)と名前をつけました。


そして専用のホームページを作成



作品を作ったり、ホームページを作成しているころ、次女が小学校を卒業し、中学校へ入学しました。

小学校高学年のときは不登校寸前でしたが、次女と2人きりで話す時間を作り、お互いの思っていることを話すようにしたのもあって、中学に入る頃には改善されてきました。
普段から、学校であった出来事や、聞いて聞いて!と言って話してくることが次女には少なかったのが、少しずつ話してくれるようになったのは嬉しく、素直に『話してくれるようになって嬉しい』と伝えると、照れながら嬉しそうにする様子も見られるようになりました。

行きたい高校ができたのも、理由のひとつです。
その高校へ行くために、まずできること・・・
『出来るだけ休まずに学校へ行って授業を受ける』
ところからスタートしました。

長女の経験があったので、かなり心配しましたが、思ったより明るく登校するようになり、ホッとしました。


作品の構想を練っている頃に、数人の友人と会う機会があり、その中の一人がマルシェを主催していたので、話の流れから出店することを決め、2種類の大きさのものをいくつか作り、次女と長男を連れて初めてのマルシェに参加しました。


右も左も分からない状態で、長机に商品を並べ、座っているだけ・・・
販売経験がほとんどなかったので、呼び込みすらできず、立ち止まってくれる人も少なかったです・・・


今まで、こういうイベントに行ったこともなかったので、子どもたちと順番に店番をし、私も他のブースを見て回りました。
出店者の皆さんそれぞれの思いが詰まったブースを見ることができたり、初めてのキッチンカーでお昼を買って食べたりして、商品はほとんど売れませんでしたが、楽しい一日を過ごすことができました。


初めてのマルシェを経験した私は、次にワークショップを開いてみようと思い、調べ始めました。

ぎふメディアコスモスの部屋を借り、夏休みの3日間を使って、画用紙で作ったCuru-Rinoに自由にデコレーションするワークショップを開催しました。
知り合いが参加してくれたり、たまたま通りかかった方に参加していただいたりと、すこし手応えを感じました。



同じ頃、ハンドメイドの雑貨屋さんが近くにあることを知り、委託販売を始めてみたり、秋から年末にかけては月に1~2回、いろいろなマルシェやワークショップに参加させていただきました。
最初は次女と長男が一緒に来てくれましたが、次第に次女は留守番することが多くなったので、長男と2人で参加するようになっていました。
いろいろ活動させていただいて、ワークショップと作品販売を同時に行えるものが一番反響がよかったようです。


最初、マルシェに参加するときに、長女も連れていくつもりでした。
自宅の近くで行われるマルシェを敢えて外し、すこし遠い場所で開催されるマルシェを選んで応募していました。

知っている人、身近な人だけではなく、知らない人に会って、なにかが変わるきっかけが掴めるといいなと、ただ単純にそう思っていたんです。


でも、引っ越してからの長女は、根本的なストレスの原因と離れたことにより、休息の期間に入ったのか、外に出かけることを嫌がるようになっていました。
体調が良かったら一緒に行こう。と話してありましたが、体調が良くても行く様子はなかったです。


高校も休学したままでした。
単位が全然取れていないまま休学したので、秋に復学し、順調に単位を取っても卒業までに2年半くらいかかると言われていました。
長女にその事を話し、これからどうしていくか、話し合いました。


長女からは、
・『学校』という言葉を聞くだけでかなり緊張してしまう
・起きられる、順調に単位を取れる自信がない
・学校に行く意味がわからない

など、素直に今の思っていることを話してくれました。
私はその意見を聞いて、長女の場合は、今、無理して高校に通わせなくても良いのではないか・・・と思い始めました。
不登校になった頃や、高校生活が始まった頃には、頑張って通って、なんとか高卒を・・・と思っていたんです。
高卒だったら、どこか働くところがきっとあるんじゃないかと・・・

でも、思うように身体が動かない状態の長女を見ていると、今、高校を卒業して働くことになったとき、週に5~6日、同じ時間に起きて会社に行くことがどう考えても無理っぽい。

だから長女に言いました。

今は無理して学校行かなくていいよ。
まだ17歳だし、これから先の人生、何十年もあるだろうしね。
ただ、母さんが死ぬ頃に、今の状態だと困ると思うから、それまでに自力で生活できてればそれでいいよ。

高校はいつでも行けるよ。
身体と心が元気になってからでも良いんじゃない?

そして、高校を中退しました。
ほんのちょっと、長女もスッキリしたようでした。


秋に入ってすぐ、友人から、ひきこもりについての交流会があると聞き、参加することにしました。

いろいろな世代の引きこもりの当事者、その家族、そして見守っている団体など、さまざまな立場の人たちの話を聞くことができました。

いろいろな人の話を聞いていて、『働く』ということについて、改めて考えることができました。


私は、小中高、そして専門学校を卒業し、事務職として就職しました。
学校を卒業したら会社へ行って働く、それが普通で、『当たり前』だと思っていました。


でも、長女にはその『当たり前』が難しい・・・
会社勤めをしている人が周りに多い環境で育った私には、会社で働くことが『当たり前』だと思っていたけど、そうじゃないのかも・・・

そんなことを考えながら帰りました。




2018年は、パソコンのプライベートレッスンを始め、2019年は、ハンドメイドを始め、マルシェやワークショップ、委託販売などを経験しました。


あるワークショップに参加させていただいた時、文化センターなどでの講師をしながらワークショップを開いている方がいました。
その方の経歴を見ていて、私の場合はどうだろう・・・と思いました。


パソコンの講師とハンドメイド作家、全然関連のないもの。
どちらも始めたばかりで、周りから見ると中途半端な状態です。
私も、一体何をしてるんだろう・・・何がしたいんだろう・・・と思うことも正直あります。


でも、自分でやってみたかったことを実現し始めている途中だし、今やめるのはもったいない気がする。
もうしばらく、この2つを両立していこうと思いました。


2019年の終わり頃に、ハンドメイドは委託販売をメインにしてマルシェの出店をしばらくお休みし、2020年はパソコンレッスンをオンラインで何かできないかな・・・と考え始めました。
その時の思いを綴ったブログがこれです。



スマホ、タブレット、パソコンが普及し、ネット環境も快適になってきた今なら、オンラインで色々なところに住んでいる人とコミュニケーションが取れるはず。
自宅にいながら好きな時に学び、自分に自信がつけば、何かを始めるきっかけになるかも・・・


家にいながら収入を得ることが出来る。それが可能であれば、引きこもっている長女にも何かできることがあるんじゃないかな。

頭ではそう思えるけど、実際、私の小さな活動ではまだ成果が出ていません。

成果が出るのがいつかはわかりません。
長女がいつ、どう動き出すのかもわかりません。
ただ、何かしたい!と思った時にサポートできるようにしたいと思っています。


そんなこんなと色々考えながら、2019年は終わっていきました。


サポートしていただけると嬉しいです いただいたサポートのつかいみちは、これから考えます(´-ω-`)