もう恋なんてしないなんて言わないよ絶対

職場の推しのことを諦めようとして始めたアプリで彼氏ができた。
推しとは正反対の私好みの細身眼鏡男子。私のタイミングでLINE返してくれればいいよ、とか首疲れないように身長差考慮してエスカレーターの前後決めてくれたりとか、付き合う前だったのに誕生日プレゼント用意してくれたりとかおみやげ買ってきてくれたりとかとても気遣いのできる優しい人。
クリスマスムード一色に街が染まっていて、カップルの多い街だったので「これは今日告白あるなぁ」と思っていたけど、告白してくれて嬉しかった!!
お酒も強くて、一緒に飲めるし、何の不満もない、あ、いやそれは嘘だな、ほとんど何の不満もないのだけれど、やはりここまできても尚、消えてくれない推しの存在感…。
彼氏は安心感があって、人としてかなり好きなのだけれど、オスみが感じられなくて、ちょっとそこが物足りない感じ。
推しは安心感ゼロで、ヤバい人の予感しかしなくて、人として考え方がちょっと、いやかなり無理だけど、顔と声が良すぎて沼というオスみ全振り。
なので、お察しの通りダメ男好きの私は友達数人から全力で「推しはやめとけ!」と止められ、追いかける恋をやめ、追いかけられる恋に身を委ねようと思い、この決断をするに至ったわけなのですが、
如何せん、近くにいるのでそう簡単に週明けから切り替えられるはずはなく、なんとか距離を置こうと思っては逆に間違えて鉢合わすみたいな月曜日を過ごしてしまいました。

食べ物で例えると彼氏は刺し身みたいな人で、体にいいし、美味しいし、あっさりしている。
推しは、二郎系ラーメンみたいな人で、体に悪いし、口も臭くなるし、お腹いっぱいで苦しいのに何故かまた無性に食べたくなってしまう中毒性がある。

自分で書いてて、推しの印象のほうが圧倒的に悪くて、むしろ最悪で、彼氏最高なのに、なぜ推しを引きずっているのか謎が謎を呼んでいる。
とっとと諦めよう

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