なぜフリーではなく起業か
子どもが3歳になる2007年からフリーライターとして仕事をもらうようになりました。
最初はライターの仕事とは呼べないようなものでも何でもやって実績を作りました。
低収入長時間労働でいいのか
何年かたつと編集プロダクションに手伝いに行ったりライターだけではなくて、ロケハンやら校正やら、編集まわりのいろいろな経験を積みました。
そこでよく考えていたのが、
「このままだとずっと激安報酬で長時間労働だな」。
いくつかの会社と深く関わるうちに、値上げ交渉をしたところで元々の予算が厳しくて、上げるに上げられないのだとわかりました。
しかし書く媒体は責任が重いもので、手は抜けない、誤字などももちろん許されない。しかも常々スケジュールはタイトです。
受託価格については私が上のクライアントと接しているわけではないですし、外部の人間ですから口の出しようがありません。「いやなら受けない」しかないのです。
値段交渉も自分でしたい
私は営業マン時代、値引き幅をもらわずに販売していたのもあって、値段を叩かれても下げないことには自信があったので、「ちゃんと報酬をもらえる方法はあるんじゃないかな」と思っていました。
編集、執筆に関しては一通りできるようにもなっていたので、「自分で作って自分で売れたらな」と思い始めました。
一度「できるかな」と思ったら、やらないと気持ちが悪い。
「あれ、やりたかったのに挑戦しなかったなと思いながら死にたくないな。あー、やり切った!って言いながら死にたいな…じゃあ、やってみるか」
というわけで、どうやればできるかを模索し始めたのです。
夢だけの人になりたくない
できるかどうか、やって確かめなかったら「夢だけ見てる人」になるじゃないですか。そういう自分は嫌いです。
やって、できなかったら「できない」というのが単なる想像ではなく事実になるので、それでいいのです。大事なのはやって、できるかどうか確かめること。
やってみたら、たいていできます。
できなかったことは恥でもない
できなかったことはいくらでもあると思いますが、それはできなかっただけに続かず終わっているので、ほとんど覚えてもいません。
(多すぎて覚えていないのもある)
できたことは続いているので、ずっと残っています。
ですから自分を卑下する気持ちもありません。
「チャレンジしてやった」気分です。
そんなわけで、やりたいと思ってしまったからには「自分で作って自分で売る」をやってみることにしました。
原田あやめ
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