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赤いきのこと図書館と彼岸花

今日は涼しくて、玉川上水緑道沿いを久しぶりに歩いて通勤しました。彼岸花が最盛期ですね。いろいろ物語のある花で、この紅色が美しくもおどろおどろしくもあります。毒も持つ花ですしね。でも思わず目をひかれる魅力があります。



同じく紅色で毒を持つ、カエンタケという猛毒きのこが各地で増えているらしく、自治体からの注意喚起のほかテレビでも時折取り上げられています。

私もおととしくらいに玉川上水駅のそばでそれらしきものを見つけて、Instagramに載せたことがありました。食べると発熱、悪寒、嘔吐、下痢、腹痛、手足のしびれなどがあり、死に至ることもあるという恐ろしい毒きのこです。

ナラ枯れが発生しているところによく生えるということで、ナラ枯れの影響か伐採されている木も多いし、あのあとにカエンタケが生えているのか…と思っていたところ、さすがタイムリーに東大和市図書館でカエンタケが載った図鑑や、毒きのこ関連の本が数冊集められたコーナーがありました。

さすが! 地域の気になるトピック関連情報がすぐに入手できる図書館、最高!とそのコーナーを凝視。カエンタケの詳しい情報を読んで、下記の本を借りて帰りました。

『毒きのこに生まれてきたあたしのこと。』堀 博美 (著)

ちょっと洋書っぽい空気もあり、冒頭には「毒きのに生まれたあたし」のポエムがあって読みものとして情緒的に面白いところもあるのですが、毒きのこの中毒事例も細かに紹介されていて、「地味なきのこ=安全、は間違い」など現実的な注意喚起もあるのです。

私自身は今年、まだカエンタケは見ていなくて、絶対に触れないように注意しなければと思っていますが、これに関連して図書館で湧き上がる「知る喜び」を感じられたことはうれしいことでした。

それにしても、今日歩いて出勤するときにやたらときのこがたくさん生えていました。

画像検索でもなんのきのこかわかりませんでした…きのこの判別は難しそうです
いかにも怖いきのこ
これはきのこ?

おいしそうに見えても、スーパーで売っているきのこに似ていても、毒があるものがあります。専門家でなければ、野生のきのこには触れないのが正解だと思います。散歩道のきのこは眺めて楽しみましょうね。


原田あやめ


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