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【1分で読める】ターゲットインサイトの発見に重要な綺麗ごとにしない視点 | ブランドマーケティング

結論

ターゲットインサイトとは、生活者自身も自覚していない欲望の暗黙知である。

故に、私たちが普段見たり聞いているのは、人に嫌われたくない、よく見られたいといった生活者も意図していない外的要因によって作用された表面上の行動である可能性が高く、そこを見抜く必要がある。

その見抜くための重要な視点のひとつは、人のためじゃなく、自分自身のためにしたいと思っていることを見つけるということ。

売れてる芸人は欲望を隠さない

例えば、売れている売れていないに限らず芸人の中で、人を笑顔にしたいからお笑い芸人になったと偽りなく言えるひとが果たして何人いるだろうか。

売れてる人ほど、モテたい・お金持ちになりたい・テレビに出たかったからと言っているのをよくみる。

(私はそのほうが人間らしくて好きです)

ここから分かるのは、モテたい・お金持ちになりたい・テレビに出たいは欲望である。

その欲望を正直に言うと視聴者やファンから反感をかう可能性があるから、人によってはベールを何重にも覆って本当の気持ちを隠し、体裁を整えたことを言うけど

自分の欲望を正直にいう芸人もいる

ということだ。

インサイトを発見するためには、外向けに覆ったキレイなベールを剥がす

つまり、無意識にベールを覆ってるから、生活者自身も自覚していない欲望の暗黙知になる。これがインサイト。

だからマーケターは、インサイトを発見するために、このベールを剥がす作業をしなければならない。

その時の重要な視点として、人を幸せにしたいから・社会を良くしたいからなどの外向けの理由ではなく、「自分のためになにをしたいのか」に目を向けること。

欲望とは:不足を感じてこれを満たそうと強く望むこと。また、その心。

頭ではなく、本能的に心で強く望んでいるけど満たされていないこと。
人のため、社会のために何か良いことをしたいというのももちろん本音だと思うが、まずは自分の心や欲を満たすことができていなければ、人のために実際に行動するまでには至らない。

自分のために行動して満たされるから、それが結果的にだれかのためにもなっていく。

自分の欲望を正直に言えない社会の構造や環境があるという現実を理解したうえで、体裁を整えた行動の奥に潜んでいる「人の本当の欲望」は何なのか。それは、人間の本能的な「欲」の中に隠されている。

インサイトの導き方については、こちらの記事で触れてます。ご参考ください。

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