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【詩】生活

生活


綺麗な愛は絵空事のように
生活に紛れ込んだ
掃除や洗濯や食事の支度中
秘かに模索する罪な香りのごとく
そして時々 顔を出す

夢や希望は痺れるように
忙しさの彼方に弾け飛んだ
永遠に繰り返す数珠つなぎのタスクに
真の意義を見い出せないまま
そして時々 舞い戻る

絶望の淵で光を求め
悶え続けている時でさえ
強くあることを当然のように求められ
必死に応えようと
苦しみあえぐ孤独

それでもなお
人生とはなんて素晴らしいのだろうと
感激で震える日もある
愛の喜びに
満たされる一瞬

楽しみさえいつか尽きる
どんな苦しみも
そのうち涸れるに違いない
可憐な花のように
喜びを携えて


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