見出し画像

【看護師が教える】鼻毛を安全に処理する方法

どうも、アヤコです。

みなさん、突然ですが鼻毛が出ていて恥ずかしかった経験はありませんか。鼻毛はみんな生えているものなのに、1本だけちょろっと出ているだけでとても気になってしまいますよね。出ている毛を思わず抜いてしまう、そんなこともあるかと思います。でも実はそれ、危険なのです。しかもかなり痛いですよね。。今回は看護師が教える、適切な処理方法を紹介します。


まずは、なぜ鼻毛が生えているのか説明していきます。鼻毛には3つの大事な役割があります。

1.ホコリやばい菌の侵入を防ぐ役割
 鼻は喉や肺に繋がっています。鼻毛がないと、ホコリやばい菌、小さな虫までも肺の方まで吸い込んでしまうことになります。鼻毛でそれらのごみを絡みとって中まで入らないようにしているのです。

2.鼻の中を一定の温度、湿度に保って乾燥を防ぐ
鼻毛は鼻呼吸をするときに加湿する役割を担っています。鼻の中が乾燥してしまうと、線毛運動が低下して、ばい菌やホコリが出しづらくなり、鼻炎や感染症を引き起こしてしまうのです。

3.においを感じる
嗅毛と言い、粘膜に細かく生えています。においの微粒子が嗅毛を刺激すると、電気信号になって脳の嗅覚中枢に伝わり、においを感じることができるのです。

鼻毛が伸びるスピードは?
鼻毛は1日0.15mm、1か月で4~5mm伸びます。髪の毛は早い人で1日0.4mm、1か月で12mm伸びるので、それと比べれば伸びるスピードは遅く感じます。しかし、鼻の中で月に4~5mm伸びるとなると、入口近くの毛が出てしまうのもおかしくありません。

鼻毛はどう処理するのが正解?
 それは鼻毛が出ている部分のみを鼻毛専用はさみでカットする方法です。はさみを鼻の奥まで入れてしまうと、鼻の粘膜を傷つけてしまうので、入口までにとどめておきましょう。また鼻毛の根本から切るのも粘膜を誤って傷つける恐れがあります。入り口の出ている部分のみを切ることで、鼻毛としての役割を邪魔することなく、安全に処理することができます。鼻毛専用はさみだけでなく、手動式鼻毛カッターや電動鼻毛カッターなど、鼻毛を切る道具にも種類があるので、自分がやりやすいものを選ぶといいでしょう。
鼻毛を抜いてしまうのは、鼻毛を引っ張ることで毛穴が傷つき、そこからばい菌が入って炎症を引き起こしてしまう可能性があります。また、鼻毛をたくさん抜いてしまうと、鼻毛本来の役割がなくなってしまい、風邪をひきやすくなってしまいます。今は鼻毛専用のワックスで鼻毛を抜くサービスもありますが、危険なのでやめておきましょう。


いかがでしたでしょうか。正直、鼻毛はなくてもいいと思っていましたが(笑)、大切な役割を持っていたんですね。安全に鼻毛処理をして、見た目も鼻の中もすっきりさせていきましょう。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?