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[26回目のイタリア] 渡航準備の今昔(いまむかし) その2


その1からの続きです。

ネット接続環境の確保

eSIMを選択

サービスアパートメントにせよ、ホテルにせよ、WiFiが繋がらないことはまずないようになりました。

移動中のネット環境ですが、今回は日本で購入できる eSIM を買いました。このパターンは初めてなのですが、イタリアのメインキャリア (TIM, Vodafone, Wind Tre) のネットワークを掴むようですし、快適に使えるのではと見込んでいます。

現地で携帯電話を買ったころ

語学留学時にはイタリアのTIMで携帯電話を買い、使っていました。スマホではなくガラケー時代。イタリアの携帯番号も取得し、友達とはテキストメッセージのやりとりもしていました。モトローラ製の、スライドする蓋もなければ二つ折りにもならない小型の携帯電話でした。

料金は必要な時に必要な額をチャージする方式。チャージカードを購入して指定の番号に電話するやり方もありましたが、自動音声のリスニングが難しかったので、Tabacchi(タバコ屋さん、兼 ちょっとしたお菓子とかバスのチケットとかが買える街中にある店)に行ってお店の人に「私の携帯のこの番号にxxユーロチャージして」ってお願いしてやってもらっていました。直接そうやってお願いする方式もあったのです。

この「チャージして」ってお願いするときのイタリア語が "ricarica" っていうんですが、「リカリカ」っていう発音がなんだか楽しくて好きでした。

お店のおじさんが、クレカの端末ぐらいの大きさの機械で私の携帯電話番号とチャージ金額などと思わしきデータを打ち込んでいきます。レシートをもらい、店を出て少し歩き出したあたりで「チャージができました」という内容のショートメッセージが届く…というなんとものんびりとしたチャージでした。

TIMで買った番号は、1年以上使わないと無効化されるようになっていました。ある時期までは、渡航間隔を1年以上開けないようにして同じ番号をキープしていました。

モバイルWiFi利用時代

その後長い期間にわたって、海外旅行用モバイルWiFiを利用していました。友人と共有しながら写真をたくさんアップロードしていたら速度制限がかかってしまった、なんてこともありました。

1日あたり1500円とかかかったりしたので、1週間の旅だとそれなりの金額になるほか、出国時と帰国時にレンタル会社のブースに寄らないといけないし、旅行中ずっとそれなりの重量のあるものを持って歩かないといけないし、という煩わしさはありました。なくしたり壊したりのリスクもあるわけで、その保険にも入るとさらに料金はかさみましたし。

現地キャリアのSIMを使う

SIMフリーのスマホを使うようになってからは、イタリアで短期間限定のSIMカードを買って使うようになりました。モバイルWiFiよりもコスパは良いですが、到着直後にネット環境が使えない(空港を出た後)リスクを抱えます。主要駅から大きなホテルにタクシーで直行するのでもない限り、不安です(以前はそんなものなくても移動していたわけですが、今や心理的にも無理)。また、現地についてからショップに行っての手続きとなるため、貴重な滞在の最初の行動を「携帯ショップを探してSIMを手に入れる」ということに費やすことになります。

日本で海外通信会社のSIMカードを直接手に入れることもできたりはします。アメリカ向けでは選択肢も多いようです。イタリアのメイン通信会社のはなかなか見当たらず、スペインの通信会社のSIMでイタリアでも使えるプランになっているものを買ったこともあります。

そのSIMで問題なくイタリアでも使えたことは使えたのですが、たまに届く通信会社からのショートメールがスペイン語なので意味が分からなくてちょっと困ったのは確かです(笑)。

あと、
メインのスマホで物理SIMを入れ替えてしまうので、サブのスマホを持っていき、日本で使っているSIMをそちらに入れて使っていました。日本からの緊急連絡用なので特別困ることはなかったのですが、LINEも自分のメインスマホの電話番号が変わってしまうので、サブスマホの方で使うことになります。ちょっと面倒。

そして、地味にストレスだったこと。
イタリア到着時すぐに使えるようにしようと、狭い飛行機の席で物理SIMを入れ替える作業をしていると、SIMをなくしそうでドキドキします。揺れて落としたら、見つからないかもーと思いながら作業していました。はは。

便利になったものです

今回の eSIM なら、メインスマホのメインの物理SIMは入れたまま、イタリア滞在中は eSIM でデータ通信できるということで荷物を増やさず、現地で時間を無駄にせず、いつものようにネットワーク接続して使えそうです。

その3に続きます。


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