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【片側顔面けいれん】入院日記⑪ 入院9日目 抜糸じゃなくてバッシン

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各日の様子はこちらのマガジンにまとめてあります。


眠剤は使っていましたし、体調は回復してきていましたが、やはり1時間半おきぐらいに目覚めるリズムは変わらず、6:00過ぎに起床。

食事の前とシャワーの前30分~1時間をめどに鎮痛剤を服用するリズムができつつありました。退院後に備えて朝食前にもちょっと廊下を歩いてみたりもしました。

8:00過ぎの朝食は完食。食事中に先生が救急箱みたいな手提げをもって現れました。抜針です。

傷口を止めているホチキスの針のようなもの。自分では傷口が見えないので、見舞いに来た時に家族に写真を撮ってもらっていました。写真で見る限りは7本の針は、書類だったら50枚ぐらい留められるサイズでは?と感じる大きさで、ごついバールみたいなものでなければ抜けないでしょ?という印象。

看護師さんにも「点滴の針を入れる時より痛くないって患者さんは言いますよ」と言われていたものの、これを麻酔もなしにベッドの上に座ったままで抜くなんて!とドキドキ。

先生は笑顔で、「この道具が優れモノでね。ちょっと開いてすっと抜くことができるんです。これがなかったら、結構大変かもしれないですけれど」と言いながら、パチッ!パチッ!と抜いていきます。

た、確かに、痛みはない…!!!

「こんな感じです」
って先生が抜いた針を見せてくれましたが、そこには小さな針。
あれ?写真で見た太ーーーい針はどこへ?
こんなものだったの?

と頭の中が???でいっぱいに。

なんて思っているうちに抜針終了。
「はい、終わり!」
「あ、ほんとに痛くなかったです!」
と、言いつつ、あれ?もしかしてもう先生回診こないのかな、最後のお礼を言うべき?とか迷っているうちに、

「でしょ。笑顔で退院!
と言いながらもう先生は後ろ姿でした。速っ!

午後も退院に備えて動いておくかーなんて思うも、ちょっと熱っぽさを感じて測ると37度台になっていることもあるので一抹の不安も残りましたね。

前日のシャワー枠の埋まり方で予想していた通り、この日は手術だった人が多かったからか、またはもう私は退院が翌日ということで心配がなくなったからか、いつもより看護師さんが部屋に来る回数も少なめでした。

夕方、先生がもう一度来ました。傷口を見せると
「うん。バッチリ付いています。じゃぁ、明日退院で!」
とこの時も言いながらもう後ろ姿でした。

この日は、昼食も夕食も完食。
翌日の退院には友人が病院まで迎えに来てくれることになっていました。
荷物作り始めようかなーと思いましたが、9:30過ぎに病室を出ればよいということなので、全部翌朝からすることにしました。

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