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イタリア映画祭 2024 グローリア! (原題:Gloria!)

いきなり、前のこちらの記事に「観る予定」と書いていない作品です。

イタリア映画祭 2024 は明日からなのですが、先行試写会に行ってきました。ネタバレにならない範囲で感想を。

すごく短く感想を言うと、

イタリア映画祭のサイトの「上映作品情報」の説明、間違ってはいないけれど印象が違い過ぎない?

ですね。
*短い文字数でネタバレになり過ぎずに概要を書くのが難しいのは理解しているので、こちらの読解力だろと言われればそれまでですが。

「ミュージカルドラマ」、って記述が作品情報の説明にあるので、いわゆるミュージカル映画を想定していたのです。でも、確かに音楽が中心に据えられた作品だけれど、「ミュージカル」ではなかったのです。「ミュージカル」は違うジャンル、というのは上映後のトークセッションで監督自身も言っていました。

「無口で孤独なメイドのテレーザが、音楽によって現実を作り変えることができる非凡な才能の持ち主」
「新教皇の訪問に際し音楽会が開かれることになったことから、その才能が開花する」

イタリア映画祭2024 作品情報ページより

とあったので、「マイフェアレディ」的な、一人の少女の成長物語なのだと思っていました。

確かにテレーザは「開花」します。でも、私にはこの作品ってテレーザの話という印象はなくて。むしろ、さらっと書いてある

「歴史に埋もれた無数の女性音楽家をたたえる」

イタリア映画祭2024 作品情報ページより

の方が主軸に見えました。1800年ごろの教会の話ながら音楽にはポップなものも出てきて、「天使にラブソングを」も思い出しました。


まぁ、私が好きなタイプのコメディ映画ではないのですが、最後は笑えるところもあるし、スカッとした気持ちで見終えることができます。あと、最初の方の言葉のないシーンが、楽しいです。


(もしかしたら、ちょっぴりネタバレ)
トークセッションで監督さんが、

主演女優が話すイタリア語はNativeではないというのがイタリア人にはわかるのでそれも彼女を主演に選んだ要素の一つ

という話をしていました。字幕読みながらうっすらイタリア語を聞いている程度の観方をしているから、そこはまったくわからなかった!

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