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はじめに

NY在住・真間 亜也子(まま あやこ)です。
ここから数件の記事は、仕事・趣味・思考・生い立ち などなどマルッと真間亜也子をご紹介させていただく内容となっております。

よろしければ お立ち寄りください。

Profile1: お金周りのキャリア
Profile2: ワーキングマザーの苦悩 (この記事)
Profile3: 海外生活18年から得た感覚
Profile4: 教育・子育てへの興味
Profile5: 心理学・潜在意識大好き

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ワーキングマザー

私にとって、仕事は人生における大きな楽しみです。自分を活かせる場所があり、自分のエネルギーを還元できる場所がある、そしてそれが循環して別の良いエネルギーが戻ってくる。自分が常にその循環の中にいるためには何を世の中に与えて行けば良いのか、そんな自問自答を繰り返しながら、働く事に向き合っています。

その想いが生活の中でうまく回らなかった時が、人生で2回あります。
「母」という新しい役割を担った時と、夫の駐在でキャリアを中断した時です。

産後鬱スレスレ

望みに望んた待望の長女出産後、産後のホルモンのバランスもあって、全体的に気持ちがやさぐれていた時期が2年ほどあります。それまで24時間365日10年以上、全て自分の思い通りに自由に身勝手に時間を使っていた私が、突如 小さな王様の下僕となり、24時間365日王様の為に時間を費やす日々が始まりました。最初はそのギャップにこころと体がついて行かず、毎日が不満だらけでした。

10代の頃から「自分にとって仕事は人生における大きな楽しみ」という事を自覚していた私には、「出産を機に退職」という選択肢はありませんでした。これまで通り仕事もしたい、でも育児もある。全てが初めてのことで、やらなくちゃいけないことばかりが増えて、全く心の余裕なし!誰か助けて-!! という状況で、グチばかり言っていた気がします。

・なんで私だけ 夜ゆっくり眠っちゃいけないの
・なんで私だけ 苦手な料理をしなくちゃいけないの
・なんで私だけ 人と話せないの(乳幼児と家に居ると、誰とも人間語を話さない日があります。)
・なんで私だけ 責任ある仕事を選べないの
・なんで私だけ 残業できないの
・なんで私だけ 飲みに行けないの
・なんで私だけ 自由時間を作るのに他人の許可や段取りが必要なの
・なんで私だけ 子供のことばかり
・なんで私だけー--!!!

人とのつながり、自分の社会での居場所、身体を緩ませる時間、思う存分集中できる時間、ワクワクするアイデアを生み出す会話、そんな全てが「母」という役割に奪われた気がしていて、「女は損」「母は損」「こんなに女性ばかりが損する日本は最悪だー---!」と「無い」事にばかり目を向けて、産後は怒りのエネルギーで煮えくりかえっていました。

出産前に 自分軸で自由に生きていた女性、かつ、潜在意識で「ママ」に対する許可が少ない女性(ママも色々な選択肢が選べる・選んで良いと思えていない女性)が、産後の生活ギャップによる苦しみに陥りやすいのではないかなと思っています。

正常な精神性を取り戻す過程で、いかに自分が勝手に「~すべき」という呪縛・思い込みに縛られていたのかに気が付きました。比較的、自分に対する許可は広いつもりでしたが、「母」という役割に対しては違っていたようです。

私の母は自由で楽しんでいる人でしたので、私もそうでありたいなと思っていたのに、いかに日本人の集合意識が強いのかを思い知らされました。世間の無言の圧力・思い込み・集合意識から自分を解放して行くことが、「私」を取り戻し「母としても、仕事や育児や人生を楽しむ」ために必要なことでした。

・ 子供の成長の喜びをブログに記しました
・ 家の家事を外注するようになりました
・ 色々な助けやツールを駆使して自分のために「ただの自由な時間」を作りました
・ 夫に子供を預けて一人台湾に旅しました
・ 子供と一緒に楽しめるイベントを沢山楽しみました
・ 子連れ海外旅行もたくさん楽しみました
・ 大好きな仕事仲間との飲み会にも積極的に参加しました

そんなこんなで、会社の福利厚生や民間サービスを利用し、同僚やボスの愛と理解をありがたく受け取り、夫や母や義母の暖かい助けに甘え、なにより子供が健康にスクスク育ってくれることに感謝し、産後2年くらいで怒りに満ちた日々が、忙しくも充実した幸せな日々に変わりました。結果として私は「社会での居場所」を手放さずに、産後も6年間 自分の金融キャリアを続けることができたのです。環境に感謝、そして思考を解放していけたあの時の自分に感謝です。

初めて「母」という大役を担う日本人女性には、ぜひとも 自分を縛っている見えない鎖があること、それは自分の意思で解いて行って良いことを知っていてもらいたいものです。

アイデンティティロス・駐在妻 暗黒期

そして、そんなバランスの良い充実した日本でのワーママ生活に大きな変化をもたらしたのが、夫の海外駐在の辞令です。

私も海外育ちで、私の夢の一つには「家族で海外で生活すること」がありました。夢が叶った瞬間でした。

でもそれと引き換えに、大切に育ててきた自分のキャリアを手放す必要がありました。「夫の転勤」という一言で、15年の金融キャリアを一瞬にして失った喪失感を埋めきれず、自分が空っぽになってしまったと感じた時期が、最初のシンガポール駐在の時です。楽しいから続けていた仕事でしたが、いつの間にか 収入や肩書・大手勤務のブランドがあってこその自分になってしまっていたようでした。

再び「無い」事にばかりフォーカスする 暗黒の日々が始まります。どうやら私は、気持ちが落ちる時は「ある」ことにフォーカスできなくなるようです 笑。(みんなそうかな。)

心の平穏を取り戻すまでの変化について、インタビューしていただいた記事がありますので、少し前の私の状況ですが、よろしければご覧ください。

<シンガポール はたママインタビュー Profile #14 真間亜也子>


女性のキャリア

そして現在、2回の底を経験し、自分が心地よいと思える また違う働き方を模索している最中です。もぅ仕事するのはお腹いっぱい、と思えるまでは、働くことを続けたいと思っているので、時代や自分の条件に合わせて しなやかに形を変えていける自分でありたいです。

そんなこんなで、海外就職経験 2回、会社で地域初の子持ち総合職女性、フルタイム・フルリモート正社員、起業など、結果として多様な仕事経験に恵まれた為、女性のキャリについての参考意見を聞かれることが多くなりました。

「女性のキャリア」というテーマで、何度か女子大生向けに講演させていただり、就職活動のメンターとして、女子大生の伴走サポートをする機会をいただいたりする中で、私自身も女性のキャリアについての学びを深めてきました。

私には二人の女の子の子供がいます。これから日本や世界は急速に変わり、どんな社会で子供達が生きることになるのか全く未知です。

40~50代くらいの世代までは、男性は企業に勤め、女性は扶養家族として家を守る というスタンダートが国の政策で主流でしたが、労働人口が減り、日本もシンガポールなどのように女性も働き続けなければいけない社会になるかもしれません。あるいは、ベースインカムが導入されて、男性も女性も無理に働かなくてもいい社会が来るかもしれません。

社会に出た女性の生き方はますます細分化・多様化することは間違いない事実で、自分を知らず して その選択はできません。

どんな社会の変化があっても、自分はどのような価値観を大切にしていて、どんな人達に囲まれ どう生きたいのか に戻って、自分に合った選択をしていける女性が(もちろん男性もですが)が増えると嬉しいという思いが、常に心の中にあり、「自分軸で生きる力」も私のテーマです。


最後までお読みいただき ありがとうございます。
少しでも、前向きな気分・許し・気付き・安心感・笑いなど、良いエネルギーが届けられたら幸いです。


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