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目の前にある未来

「SDGs」「サステナビリティ」「エシカル」
そんな言葉はどうでもいいぐらい、日々疲れ切っている。


地球は大事。環境保護も大切。この猛暑で温暖化が切実なのも感じたし、大雨が降った後は鼻炎を発症。大気汚染の影響かなあ、なんて考えながら鼻をかむ。

全人類が今までにないレベルで、本気と書いてマジと読む環境保護に取り組むべき局面に立たされていることは、痛いほどわかる。


でも、ごめんけどそんなことより、私は今別の問題に直面している。


イヤイヤ期を爆走中の娘(2歳)の育児。


地球規模の問題に比べれば「そんなことかよ」と思われるかもしれない。たかが2歳相手。一方の私、37歳。35こも年下の言動に、日々翻弄されている。


不妊治療の末の高齢出産。待望の子どもってのもあって、大変さを感じる時も、感謝を思い出すようにしている。静かな部屋の中で「ずっと夫と二人かもしれない」と虚無感を感じていたあの頃より、騒々しい今の方が幸せだとも思う。

でもやっぱり、そんなアドバンを持ってたって辛い。「食べない」「やらない」「歩かない」とにかく否定ブームの彼女に、じわじわ疲れる。娘は喋るのが早かった分、2歳2か月にしては描写も巧みだ。「ママはいらない!冷蔵庫にポイしちゃうの!」どうやらママは嫌いらしい。ポケモンのお菓子を買ってくれないママなんて、冷蔵庫で震えていてほしいらしい。そう泣きながら、スーパーの中で座り込む。ついこの前まで赤ちゃんだった娘は、一丁前に子どもになった。

大変だけど、可愛い。可愛いけど、大変だ。
そんな気持ちのせめぎ合いの中で気持ちを律して、根気良く、包み込む。

理由はただひとつ。

いつか彼女が母親になったとき、彼女にもそうしてほしいから。根気ある、愛情深い人になって欲しいから。

偏食で野菜を食べない分、少しの果物とありとあらゆる野菜をジューサーに入れ、「りんごジュース」を作る。お気に入りのパンダ柄のコップに注ぐ。娘がストローの色を選ぶ。ニトリで買ったアルミのストロー。繰り返し使えるのと、冷たい飲み物がさらに冷たく感じる優れものだ。ストローはディスポだと思ってたけど、時代って変わる。


つい先日、抱っこ紐を買い替えた。
袋を開けて取り出すと、こんな紙が入っていた。



私は今、大きな貢献はできない。
目の前にある未来で精一杯だから。
でもこの未来が、良き未来になるように。
今日も全力で取り組んでいます。

#未来のためにできること

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