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愛道 第九章

自信を持って生きる

“The most common way people give up their power is by thinking they don’t have any.”
人からパワーを奪うもの、それは自分は無力だと思い込んでしまうことだ。
— Alice Walker

私たちは誰しも生きている間には、愛するものとの別離や死別を経験します。そしてそれに痛みを感じることは、辛くても避けられないものだと第八章ではお話ししました。心は傷つき、立ち直るのにとても長い年月がかかったりします。人はあまりにも困難な状況に遭遇した時、痛みに耐えられないから感覚を一旦フリーズさせて感じないようにします。ちょうど手術の時に麻酔をかけるようなもので、心に麻酔をかけて感じないようにするのです。

手術が終わったら麻酔から覚めるように、あなたの心も別れの時が過ぎたら目覚めさせなくてはいけません。もうその時は過ぎた、手術は終わった。いつまでも痛みを恐れて心に麻酔をかけっぱなしでは健全に生きていくことができません。麻酔から覚め、治療をしながら徐々に、心の鼓動を取り戻し、生きる歓び、愛する歓びを取り戻すのです。

この章では、自分に自信を持つというお話をします。悼みという心の痛み、悲嘆の重みから抜け出す力となるのが自信であり、自分を信じることは再び自力で立つ力となるからです。

内に秘めた強さを信じる

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