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愛道 第三章

直感が鍵

“Intuition is the key to everything,
in painting, filmmaking, business—everything.
I think you could have an intellectual ability,
but if you can sharpen your intuition,
which they say is emotion and intellect joining together,
then a knowingness occurs.”

直感が全てのカギを握っています。
絵画や映画の創作からビジネスまで、その全てにおいてです。
理知的であることは大事ですが、直感には感情と理性、両方必要だそうです。直感を研ぎ澄ますことでひらめきが得られるのです。

— David Lynch

あなた自身の精神と霊魂、そしてあなたの周りの霊的存在とが理想的な状態で繋がっておくには、体を健全に維持しておくことが大切です。前の章でお話ししたように、私たちは霊的な存在そのもので、体は霊魂の宿る聖なる器です。

この章では、直感に関して考えてみましょう。直感は英語でgut feeling (ガット フイーリング) と言います。gut ガットは消化器や内臓であり、広い意味で腹、肚のことでもあって、そのフイーリングが直感という意味です。脳でも心臓でもない六腑で感ずるものだと英語では定義されているわけですね。その直感とは一体どんな「感」なのでしょう?

私たちは視覚、聴覚、触覚、味覚、嗅覚の五感をはじめ、内臓感覚や平衡感覚といった身体的感覚を持っています。そしてその他に、第六感、いわゆる勘と言われるような感覚も備わっていて、「感」の種類は識別されているだけで何十種類もあるそうです。私たちは日常それらを組み合わせて使いこなしているんですね。

古代ギリシャの哲学者、アリストテレスは感覚能力を魂の能力の一つととらえていました。ある事物を目に見える表層的な有様のまま捉えるのではなくその深部にある本質を捉える能力と定義していたそうです。

つまり感覚能力とは身体で捉えるだけではなく、魂が司って本質を捉える能力と言えます。身体と魂の両方を通して得られる「感」、それが直感というものなんですね。

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