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田舎で育児をしながら、東京のベンチャー会社で働く

お盆明けから、仕事復帰しました。
これからは「田舎で育児をしながら、東京のベンチャー会社に所属する在宅ワーカー」です。

私も前職は、企業に働き方改革を推進する立場だったので、その裏側にある苦労や社長と従業員との間にある数々の壁は見てきました。

いま自分もママさんリモートワーカーになり、改めてそのへんの考えをまとめておきたいと思います。

チームとは?

大前提として、
働く側(=従業員)は「働かせてもらっている」
雇用する側(=経営者)は「働いてもらっている」
という、一種のお互いへの心遣いは、チームを円滑化するために重要なものだと思います。

「仕事」というのは、
自分の能力を発揮できること。
自分の居場所を作ること。
社会や他者に価値を与えられること。
そして、対価としてお金をいただけること。

そんな仕事を与えてもらえること自体、従業員の立場として私は感謝すべきことかなと思っています。
仕事を作り出すことって、センスが必要。
そんな仕事を作り出す経営者やリーダーは、素晴らしいです。

一方で、仕事を作り出して、実際にそれを遂行するチカラも素晴らしく尊いものです。
いくら仕事があっても、実現できなければもったいない。

その人の能力、人柄、センスに「信頼」し、一緒に働きたいと思ってもらえること。
すべての出発点はここだと思います。

その上で
働く側(=従業員)は「信頼し続けてもらえるように誠実であること」
雇用する側(=経営者)は「従業員が能力を発揮できるような環境を整えること」
これが必要ではないでしょうか。

私が働く上で気をつけていること

・時間管理。スケジュールと実際の動きを公開する
・連絡必須。細かいことでもホウレンソウ
・能力向上。リモートワーカーならITに強くあるべし

リモートワーカーは、基本的にひとりで仕事をすることが多いでしょう。
やはり自己管理・時間管理がきちんと出来てこそだなとつくづく感じます。


私はGoogleカレンダーを使って、予定を入れます。
そのときに、動の予定(誰かと会う、どこかに訪問するなど)だけでなく、静の予定(書類を作る、メールを送るなど)も入れるようにします。
そして、予定だけでなく、その時間が終わったあとに、実際にかかった時間通りに予定を編集します。
つまり、未来の場合はスケジュール、過去になったら日報となります。

Googleカレンダーは社長を始め、メンバー間で共有をしているので、
この日にこの作業をしてくれるんだな(してくれたんだな)
とお互いが確認しあえて、
この時間は忙しそうだからビデオ会議はここにしよう
という配慮も生まれます。

時間管理と同様、遠くに離れ、働いている姿が見えないからこそ、連絡もこまめにするようにします。

作業内容やその連絡だけでなく、頭の中のアイデアや今後動きたいなと思っていることもチャットします。
定期的にビデオ会議でアイデアをブラッシュアップしたり、私の元気さをアピールすることも忘れません。

元気アピール中。

ビデオ会議をし、久々にメンバーと話すと感じるのが、スピード感。
やはり、顔を合わせ、一緒に仕事をしているほうがスピード感あるだろうし、ましてや東京だとアウトプットだけでなくインプット量も半端ないと思います。

私がいるのは滋賀県。そして基本的に自宅。
いくらアウトプットは出来ようが、インプットは意識しないと出来ません。
東京で働いているときより、「自分、成長してる!」と感じられることも少ないのが、正直私はモヤモヤしてます。
(ここは今後クリアしていきたいところ!滋賀県の在宅ワーカーでも自己成長できるというのを示していきます!)

私はGoogleアラートという機能を使い、自分の興味のあるキーワードを設定し(今は仕事に直結するインバウンド)指定した時間にそのキーワードに関連するニュースをまとめて配信してチェックしています。

あとは、リモートワーカーはITツールに強いほうが得かなと思っています。
そんなめちゃくちゃ詳しいという必要はないですが、会社が「このITツールを使っていきましょう!」というときに、IT好きなほうがフレキシブルに対応できてラクかな(苦手でも、使っていけば慣れるもんなんですが、やはり最初が大変そう)

「どこからでも働いていい」は全従業員の権利?

そして最後になりましたが、「何よりも、やることをきっちりやる!」ということ。

自由やら権利やら叫ぶ前に、義務と責任を果たしていこうよ。

結局はそれに尽きると思います。

私は大学四年生のときに、東京で就職活動をしました。

満員電車に揺られ、みんなが同じような服装で、「御社が第一希望です」とどこでも言っているのを見て、この目の前にある道に進みたくないと思いました。
そこから既定路線を外れ、不安定な未来へと進み始めたように見えていたと思うけれど、着々と「なりたい自分、したい働き方」の実現の準備を進めてきました。
それは、自分に厳しくあること、決められたことを期待以上に遂行するチカラをつけること、「なんのために」を忘れないこと。

あの頃思っていた「こうなりたい、こういうふうな働き方がしたい」というイメージそのままに自分がいるのは、環境のおかげと、今までの準備のおかげです。

働き方改革を考えている経営者の皆様は「どういう共通認識を作り、どのようなツールを使って社内環境を整備するか」

そしてリモートワークなどでより柔軟性をもって働きたいと思っている方は「なんのためにこのチームで働き、どのように自己管理していくか」

声高らかに、自分の権利を主張する前に、自分の能力と今までの結果を冷静に振り返り、責任を果たした上で意見をしていきたいものです。

ということで、私の心構えの公開 的な記事になりましたが…

働きたい人が、人生で大切なものを守りつつ、より柔軟に働ける世の中になりますように。

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