すごくいいと思うよ

先日、寝転がりながらスマホをいじっていたら　

息子がやってきました。

年頃の息子が近寄ってくる要件は、

お金が必要かAmazonです。

私に用がある。私が好きだ。というわけではなく

Amazonにアクセスして欲しくて寄ってきました。


サンクス、Amazon！

息子がこれどうかな？と見せてきました。

ん？なんだ、これ。

ブックスタンド。読書の時や、楽譜もおけるの。

ほしいの？　うんまあ、そうだね。

楽譜？　ああ、たまちゃんの？　そう。

たまちゃんにあげるの？

うん、誕生日。

たまちゃんとは、息子の彼女です。

ちびまるこちゃんのまるちゃんの友達

たまちゃんみたいな雰囲気の優しい子で

私はたまちゃんと呼んでいます。

たまちゃんが、最近首が痛いと話していたこと。

ブックスタンドがあれば、大好きな読書も

楽器の練習も(彼女はずっと吹奏楽部)

やりやすいんじゃないかと思ったこと。

そして、じぶんも欲しいと思っていたから

どうかなあと思って。と話しました。

すごくいいと思うよ。と伝えました。

プレゼントを考えて決めるまでの道のりが

素敵だなと自然にそう思えました。　

普段、お互いに部活を真剣にしていて

滅多に会えないし、学校でもオープンにして

いないので、付き合ってる感はひっそりして

いますが、割と単調に順調に仲良しを継続して

いる2人を私は好ましく微笑ましく見ています。

Amazonを速攻でクリックして、ギフト選択し

メッセージカードをつけてもらいました。

余計な気の利いた言葉をつけ加えようかと

思案していたら、ダメ、絶対と言われました。

恋に横やり、忘れてましたが違法でした。

翌々日。たまちゃんが遊びにくることになりました。

前日の金曜日、学校帰りにセブンイレブンで
おもてなしのおやつを買うように話すと、
イカしたセレクトをしてきました。

それがこちら。

ネーミング…。　　　はずいな、かなり。て

すごい美味しそうなんだよ！！！

プリンが凄く好きだし…。

いや、凄くいいとおもうよ。運転しながら

バックミラーに映る息子を見ながら

私は半分にやけてそういいました。

当日、息子の部屋から時々楽しそうな

笑い声がして、たごさんのシャインマスカットを

差し入れして、私は買い物に出かけました。

帰り際、にこにこ挨拶して玄関をでるたまちゃんに手を振りながら、またおいで〜と声をかけました。

大事そうに、プレゼントを抱えるたまちゃん。

迎えにきたたまちゃんのお母さんに手を振られ

頭を下げる息子。

おかあはね、

お前たち2人、すごくいいと思うよ。　

#日常
#エッセイ
#恋の話