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出会ってしまった
まず。久しぶりに本を読みました。
なぜなら、羨ましいからです。
私には憧れのお姉さんがいます。
憧れのお姉さんの中でもカテゴライズがあります。
そのお姉さん達は、「読書の3達人」と私の中で呼ばれています。
石元みとんさん
KANAさん
くなんくなんさん
これは頷く方も多いと思うんですよ。
お三方の読書感想文が好きです。作品の魅力が
わかりやすいということもありますし、それぞれに自分の体内に入り、消化して書かれているので、個性が垣間見られて、文章が躍動しています。
別にイキがいいとかではなく、本との出会いを
喜び慈しみ、書くことでしっかりと心に刻んでいるような感じが受け取れるのです。
私はしばらく本を読んでいませんでした。
もしかして読めなくなった?とも思っていました。
noteで満足な一面と、集中力の欠如が拍車をかけていました。
でも、みなさんの読書noteを読んで、私も何か読みたい!そう思って久しぶりにTSUTAYAに寄りました。
山ほど本があります。
こんなにあるんだ。としみじみ思います。
本になること自体が難しく
これが売れることはさらに難しい。
実際、消費者の私も、簡単に財布の紐を緩めるつもりはありませんでした。
みなさんが紹介されていた本も目に入り、手にはとるのですが、うーん、と唸っては書棚に戻すを繰り返しました。
そこに、目に飛び込んだのがこの本でした。
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本に出会いたい。そう思っていて夢破れたことを
TSUTAYAで不意に思い出しました。
ページをめくると、そこに書かれていた日付が
私の誕生日でした。
運命。と思いました。昔、横山秀夫さんの小説に、夫と同姓同名の刑事が主人公で、運命と思ったことを思い出しました。
運命。と思ったら、買います。購入ってやはり
勢いと理由づけも大切。
帰ってきて、紅茶を淹れて読み始めました。
途中、息子から連絡がきて、車で迎えにいき中断して、帰りにピザまんを買ってきて、またそれをお供に読み始めました。
夕飯を作る時間になり、ちっ。と舌打ちしました。
気になりすぎて、本を読みながらお好み焼きを作りたいぐらいでした。
夕飯後、我慢できずお風呂に浸かりながらも読んで、手がふやけたので上がって、また読みました。
読み終わり、溜めていた息をふーっと吐き出しました。
この本を読み、私は、自分が卑しい人間ですと告白したくなりました。
自分の優越感や偏見や、恵まれているだけで優れてはいないことを白状したくなりました。
本当に恥ずかしいことをずばりといい当てられたような。
自戒。一言で言えば、そういうことです。
この本に出会う直前、私が書いたnote。
これを書いて、同日に寺地はるなさんに出会えたことは、私にとって人生のサインだったと思います。
私はこのnoteを何度も読み返しました。
大丈夫か?私。大丈夫かな?私。
導かれることはあるんだ。そう感じました。
みとんさんの言ってたことがよくわかりました。みとんさん、こりゃ参りました。そして、
私に寺地はるなさんを教えてくれてありがとう。
KANAさん、やっぱりKANAさんみたいに整然と脈がたぎるように書けなかったあ。
読書もやっぱり積み重ねですね。
くなんくなんさん、私は息するように本を読めず、息止めシンクロナイズドスイミングがごとく、物語に沈み込みすぎました。まだまだですね。
生きることは混じり合うこと。
それが相容れなくても、遠回りでも。
衝突も摩擦もすれ違いも。
混じり合うことから人は人を知るしかない。
そんな風に思いました。
出会ってしまったなあ。
お気持ちありがたく頂戴するタイプです。簡単に嬉しくなって調子に乗って頑張るタイプです。お金は大切にするタイプです。