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おだんごは別腹#文学フリマで買った本

かなこの人生が豊かになるよ、と夫に騙されて義母の介護に関わったときは今より18歳も若く、や…

かなこ
4日前
85

教えてない教え

『ハリー・ポッターと賢者の石』の賢者の石は、どんな金属も黄金に変え、飲めば不老不死になる…

かなこ
13日前
64

日をつなぐということはキズの連鎖かもしれない

誰もが誰かを傷つけて、傷つけあって石の形ができていきます。 故意で、意図して相手をやっつ…

かなこ
4週間前
76

家が好きな人は自分のスキを大事にする人

色々な家に住んできました。風呂なし四畳半トイレ共同、当時23000円の家賃のアパート。2LDKの…

かなこ
1か月前
98

サクリファイス(犠牲)は生き残るため 未来のため誰かのため

東京オリンピック2020自転車ロードレースで入賞圏外の集団が、234kmの戦いを終えてのゴールに…

かなこ
1か月前
72

見栄でなく矜持があった時代

NHK朝ドラ『ブギウギ』に有楽町ガード下の靴磨きの少年が病気のお母さんのため、お金を稼ぐた…

かなこ
1か月前
69

言葉をもたないから話したくなる

アニマルライド。公園にある石でできた動物の遊具。動かないし、ちょっと怖い。3歳児、4歳児はそれに跨っていたけど5歳児は乗らなかった。乗るとお尻が冷たくって、子どもたちには人気がなかった。 だけど、そのアニマルライドが人の心や身体をリカバリーしてくれるのならもっと、彼らと仲良くしていればよかった。子どもたちにももっと、触れさせてあげればよかったな。 しゃべらず、動かないアニマルライドのカバヒコが見守ってくれるやさしいお話しです。 リカバリー・カバヒコ  青山美智子 5話

自分以外の命を守ることでどうにか道に迷わずにいられた

ダックスフント(ミニチュアでない)とふたりで暮らしていたとき、一緒のベットで寝ていたのだ…

かなこ
2か月前
64

嫉妬と偏見

若い頃の恋愛は、嫉妬して泣いたり喚いたり、喧嘩したりとエネルギーに満ちていた。いつから嫉…

かなこ
3か月前
80

紙の本はうつくしくやさしい

好きな本はたくさんあるけど、それを書いた人がどういう人か知りません。会ったこと、話したこ…

かなこ
3か月前
87

大事なことは言葉にできない

いちばんたいせつなことは、目に見えない、とキツネが言いましたが伝えたい真心も目に見えませ…

かなこ
3か月前
73

牙でなく盾でありたい

1945年8月14日午後10時30分頃から15日未明にかけて、秋田県の日本石油秋田製油所のある土崎地…

かなこ
3か月前
69

傲慢と善良と素直さと

学生時代付き合っていた彼が英米文学を学んでいて、ジェイン・オースティンの『自負と偏見』を…

かなこ
3か月前
94

平凡だからこそわが世になっちゃった強さとおもしろさ

NHK大河ドラマの立身出世、下剋上的なもの好きなんだけど天下をとっちゃったあとは、あまりおもしろくない。 栄華はバブルのようでせつないし、権力を手に入れた変わる。いい意味でも悪い意味でも。家康さんの青春時代、純粋だったし。 まだ何者でもない、何かになろうとしている、もがいている、だからこそ若さが美しいのかもしれない。 NHK大河ドラマ「光る君へ」の藤原道長を柄本祐さんがのんびりおっとりと演じていますが、柄本道長も権力を手に入れたらどうなるのか楽しみです。 傲慢な歌と解