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没後30年!色あせないゲンズブールの魅力。「Gainsbourg Forever」


Salut! Ayakoさん

私もワークショップ参加したかったわ。ぜひ、また開催してください。
実際に参加者の反応を見ながら進められるのはいいよね。こちらは当たり前だと思っていることでも、逆に教えられることもあるしね。

ところで、先日、3月2日は、ゲンズブール没後30年をあって、私が構成を担当する番組でもセルジュスペシャル、その名も「Gainsbourg Forever」を企画しました。

もちろんフランスでも、雑誌やラジオではセルジュ特集!やはりセルジュは国民的。こんなとんでもおじさんがヒーローなんて!




Marché Dauphineでは、「Gainsbourg, et caetera...」という展覧会も開催中。Gainsbourg, et caetera...
du 27 février au 18 avril 2021

そして、先日、開催されたフランス版グラミー賞「Victoires de la musique 2021」では、ヴェネッサ・パラディやエティエンヌ・ダホらがセルジュの曲を歌ってオマージュを捧げ、ジェーン・バーキンは名誉賞を受賞 。その賞がルー・ドワイヨンから手渡されて、うるっときたわ。(このルーのファッションがまたかっこいい)


そして、セルジュの命日にシャルロットが発表したのが、セルジュが暮らした家がミュージアムになるというニュース。もはや、観光地化しているけど、これまで一般公開されたことはなかったおうち。何やら灰皿にはまだ、吸い殻さえも残されているというのだから公開されたら、セルジュを感じることができる!


私が初めてパリを訪れた時に、どうしても、セルジュのお墓に行きたくて、一人で、道に迷いながら、モンパルナス墓地に行ったの。その時、全くできないくせにフランス語を使いたいから、一生懸命、道ゆく人に尋ねた。今では、Google map があるから、苦労して、なんとか辿りついた時の感動とかもうないんだろうなぁ。


ところで、先日オンエアした「Gainsbourg Forever」。ミュージシャンのサエキけんぞうさんとパリから作曲家で、ピアニストの中島ノブユキさんにセルジュの色あせない魅力を語っていただいたり、曲もいっぱいオンエアしました。なんと、ジェーン・バーキンからもコメントをいただき、嬉しかった。ありがとう、ジェーン!私が買い集めたレコードも並んでますし、アフタートークにはチラッと出ております!(YouTubeだと曲が聞けないのよぇ) 


その中で、メトロ11番線に「Serge Gainsbourg」という駅ができると 中島さんが教えてくれたんだけど、セルジュのデビュー作は、「Le poinçonneur des Lilas:リラの門の切符切り」。Porte des Lilasは11番線とあって、延伸する11番線の新しい駅がセルジュ駅!このセンス、やっぱり、好きだわ。フランス!

Adaptation, modernisation et prolongement de la ligne 11 à l’est

もうセルジュのような人はなかなか現れない。フランスをざわつかせるあの鬼才はいったいなんだったんだろう。決してイケメンでもないし、背も高くない。好き勝手やっていたように見えるけど、繊細だし、コンプレックスを最後まで抱えていたし、破天荒。でもユーモアがあって、気付いたら周りの人がみんなセルジュのことが好きになっている。実験的な音楽はあまりに早すぎて、時代がついてこなかった。今、さけばれてる多様性に関してもとっくに取り入れていた。だから、今、みんなが、ゆっくり、徐々にセルジュのことを理解していってる感じかな。先に行きすぎていたんだよ。でも、知れば知るほどわからない。あー、Gainsbourg Forever、また没後40年の時は、セルジュ特集したいわ! 最後は、やっぱり、大好きなこの曲で! またー。




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