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9/29 行きたくないのは、学びたいから

2022年9月29日(木)

今朝は、学校に行く30分前にカードを持ってきた息子。

カード遊びだと思っている風で、昨日までのような真剣さはない。
「この(感情)カードに、『かーちゃんがいい』を作ろうよ」と言ったり、
カードを並べたりして遊び始めた。
選んだり話したりにしばらく付き合ったけれど、真剣さのないじゃれ合いで、本当に必要な意味はもちろんそこにはない。

学校に行く時間になったので、行こうか、と促すと、ランドセルの前に行くものの、「行きたくない」と言う。

「その『行きたくない』、今起きてる気持ちを話したい時に、カードは使うんだよ。さっきとの違い、わかるよね?」
すると、昨日までと同じ真剣な顔でカードを並べ始めた。

感情は、いつもの「緊張している」「混乱している」と、新しい「怒っている」。
大事にしたいことは、「理解」「大事にする・される」。

さっきのやりとりで怒って、それは大事にされたかったから、なんだね。
かーちゃんの大事にする、は、あなたが聞きたくないことでも必要だと思うことを伝えることだよ。
だから、あなたを大事に思っている。
あなたの大事にされる、とやり方が違ったんだね。


そのやりとりのあと、今日は、「理解」を無言でずっと指さしている。

「あなたの言う『理解』ってどういうこと?」

わかるようになりたい。でも聞かれると混乱してわからなくなる自分は「理解力がない」と思っている、ということらしい。

「それは違うよ。昨日行ったプログラミング教室って、先生が今日やったことをかーちゃんに教えてくれるの、知ってる? その時聞いたんだけど、『〇〇くんは1年生なんですか? すごいですね、組み立てもプログラミングも、よくわかっている。2回目だと思えない。理解力が高いんだと思います』って言っていたよ」

ちょっと嬉しそうな顔をする息子。
人には見る、聞く、触るの得手不得手があって、あなたは「理解力がない」わけでは全然ない。
学校のやり方はちょっと苦手かもしれないね、とも伝える。

それから、彼はまた「理解」のカードを差しながら、邪魔されるのが嫌だよ、と言う。

「それは、昨日言ってた子が叩くから?」

頷く。そうらしい。

「あなたが叩かれて、やっていることができなくなるのと、誰かが叩かれて、先生の話が途中になるのと、どっち?」

どっちも。

……落ち着いて学びたいから、学校に行きたくなかったのか!
と私はちょっとびっくりしながら、
「じゃあ、授業とか学校は好き? 邪魔されなかったら」
と聞いたら、好きだと言う。

そうかー。

「じゃあ、その子のことは来週学校行って、相談した方がよかったら先生とも相談するね」
「今日はどうしようか。今日はかーちゃんは家でお仕事だから、家で勉強してもいいよ。
ただ、仕事で家にいられないこともある。前の日までに言うから、そういう日は嫌なことがあるって知ってるけど、学校に行くことはできる?」

わかったよ、と言う。
今日はどうしようか、と聞くと、どうしよう……ともごもごしている。
じゃあ今日は家で勉強する? と言ったら頷いて、ドリルを数冊出してリビングに向かった。

そうか、あなた勉強したかったのね。
……ふむー。

写真は昨日作ったモノレール。

「観光モノレール」らしい

音が鳴って動き始め、端まで来たら別の音楽が鳴って、折り返す。観光モノレールだよ、お客さんがここで景色を見るんだ、と説明してくれた。ものを作る時は、何時間も没頭して作っている。

楽しいことは、楽しいよね。
家でも何かできるように考えるよ。

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