10/4 かーちゃんにも事情がある

今朝は、行く時間の15分前に話をする。

「今日はどうする? どっちでもいいよ。今日の時間割は、国語、生活、算数、体育、音楽だね」

え、体育の後に給食なの? サイコー! 運動して疲れたな―、お腹すいたなー、給食、ひゃっほー、ってなるんだよね。だから4時間目から行く、と言う。(ただ、3時間目が体育でもそうならないらしい)
じゃあ10:40に準備をしよう、と話した。

話し終えるとタブレットを立ち上げて、キーボード表を見ながら、スクラッチを始める。

「マウスは要らない?」
と聞いたら要らない、と返ってきたので、要るものがあれば言ってね、とだけ声をかけた。

夫に、スクラッチの他のプログラミングって何かあるかな、C言語とか難しいものになっちゃうもの? と聞いてみる。(夫はフロントエンドエンジニア)
webじゃない? (スクラッチでも)もうひとつのプログラミング教室に行くのもいいと思うけど、とか話をする。
同じ方向を見て考えられるのはありがたいし、嬉しい。

出かける準備をする10:40になって、「行きたくない」と言ってきた。ふむ。

「かーちゃんは、あなたがやりたいことをサポートしたいと思っている。
今日は朝、4時間目から行くと言ってたよね」

息子は聞きたくなーい、という感じで手で耳を塞ぐ。

「4時間目に送って行けるようにかーちゃんも準備してたんだよ。ちゃんと言ってないから、あなたは知らなかったかもしれないね」
「それで、かーちゃんもやりたいことがあるのを調整して準備してたのにな、って今ちょっと悲しいし怒っている」
「それ聞いてみてどう思う?」

むすっとしている。

「今日行かないのはわかったよ。学校に連絡しておくね」
「明日からなんだけど、今日みたいになるとかーちゃんちょっと嫌だなぁ。かーちゃんは、自分のやりたいこともあるし、あなたのサポートもしたい。どっちもできるように準備しちゃうから、準備してたのにな、ってなると悲しい」

「だから、こんなのはどう? 朝予定を決めるのをやめて、あなたが行きたいなと思った時に教えてもらう」
「でも、授業の途中になるかもしれないし、かーちゃんその時に送って行けるかわからない。このあとの、いつなら行けるよ、ってその時に言う」
「聞いてみてどう?」

うーん、いい気がする、と言う。

「じゃあ、明日からはそうしようか」
「あとひとつ、かーちゃんが思うこと言ってもいいかな?」
「体育の後の給食はいいよね、っていう楽しみな感じと、行きたくないなっていう嫌な感じと、どっちもあるんだよね」
「あともしあなたが行けば楽しかったかも、って後から残念に思うことがあるなら、なんだけど、そういうことある?」

黙っている。

「じゃあ、あることもあるのかな。
途中から行って注目されるの嫌だな、とか嫌な気持ち、行きたくない気持ちがその時は大きく感じられるかもしれない。でも後から行けばよかったかもしれない、って思うことがあるなら、ちょっとがんばって行ってみると、楽しい体験ができるかもしれないよ。嫌なことしかない、が何度もあるならもういいんだけど」
「やりたい、楽しい、って一度思ったことだったら、すぐ嫌、ってやめるんじゃなくて、ちょっとだけほんとに嫌かな、って確かめるつもりでもう少しだけやってみない? そしたらやっぱり楽しい、かもしれないし、やめるならもうほんとにいいや、ってはっきり思えるから」

「それを確かめながら決めるのは、これからあなたが何をするにしてもかーちゃんは大事だと思ってる」

「かーちゃんの考えばっかり話しちゃったけど、聞いてみてどう?」

うーん、今日はもう行きたくないけど、明日は行こうかなって思う、と返ってきた。
そっか、それも明日決めればいいよ、と伝える。

ちょうど参加しているNVCの講座で、「胆力」という言葉があり。
ほんと胆力。
でもなんとなく、放置するでもなくイライラしたり心配し過ぎたりするでもなく、になってきたかなぁ。

さてお昼ごはんつくろう。(給食ってありがたいなぁ 笑)

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