I think about son16
青森旅行をした2023年の夏が終わり、9月に突入。始まってすぐ定期テストだった為、彼はなかなか別室登校したがらなかった。
夏休み明けは親も不安なので、とりあえず、9月はお休みすると担任の先生に伝えた。先生は夕方に来てもらって少し話すだけでも、、と言ったが彼の心は全く動いてないようだった。
10月に入り、彼の体調が気にかかり始めた。顔色が悪くかなり痩せてきていた。そんな様子から、給食だけ食べに行ってみることを提案してみた。週1か2行くだけでも栄養を摂取できるし、学校の様子もわかって良いと思ったから。あとは、私自身1人の時間が無くなり、精神的に限界もきていた。
せめて2時間、誰もいない家で1人になってみたかった。家事をしたり、本を読んでみたり、ただ、床で横になってみたかった。
こんなの以前は普通にあった事だ。
不登校を通じて「あたりまえじゃない」という事をいくつか知ることができた。
給食だけ食べに行く週1か2の別室登校は、結果、12月まで続いた。年が明けて2024年になり1月。制服を着て車に乗っても真っ青な顔で固まり、中学の駐車場に着いても彼はなかなか車から出られなくなった。
とりあえず、私だけ先に校舎へ行き先生に伝え、再び駐車場へ行ってみると真っ青な顔で車の横でしゃがみ込み、手をガタガタと震わせている彼がいた。
もう、こんなのやめにしよう。
そう決めた。
〈当たり前じゃないんだよ
明日を想えるこの日は
当たり前じゃないんだよ
僕らが見てる幸せは
震えて眠る様な不安に溺れてる
そんな夜はいらないよ〉
引用
新しい学校のリーダーズ
ー【じゃないんだよ】
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