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I think about son12
2023年、6月。中学2年生のメインイベントのキャンプが近づいていた。山で焚き火をしたり料理が好きな彼は行きたい気持ちがあるようだった。でも、キャンプだけ行ったら普段、学校来ないくせにキャンプは来てるって言われるに決まってる、、と妄想していた。
確かにクラスに1人、2人そう思う人はいるかもしれない。でも、彼には「穏やかで優しい子が多いクラスだし、そんな事思わないよ。例え言われても開き直って堂々としてればいい。焚き火だって料理だって得意なんだから。」と励ました。
キャンプ直前にカウンセリングがあった為、彼と学校へ行った。キャンプで使う持ち物が教室のロッカーにあると知り、取りに行くことになった。カウンセラーさんは良い挑戦と思い、ちょっと教室に行ってみよう、先生と一緒でもいいしと背中を押してくれた。
若い男性の先生と共に一緒に教室へ行くと、始めは先生に任せて廊下で待つと言っていたらしいが入ることが出来た。国語の授業中で書写だからやっていく?と担当の先生が声をかけてくださって授業を受けることができた。友達数人と話したり、文具を貸してもらったり、普通に溶け込んでいた。
いや、彼にとっては普通ではなくとてつもなく緊張していたかもしれない。
教室に行って更に授業まで受けられたことに、親の私も先生方も、わっと喜んで、感激した。後から思ってみたら完全に大人が舞い上がって、彼自身は平気の仮面を被った時間だったのかもしれない。
この流れでキャンプに参加し、7月は週1、2で給食を食べて少し学習して帰ることにした。けれど、担任の先生に半ば無理に教室へ誘われたり、学習が苦痛になり、3週目にはしんどくなって、、
彼にとっても私にとっても、長い長い夏休みが始まったんだ。
〈Many times I’ve been alone and many times I’ve cried
Anyway you’ll never know the many ways I’ve tried〉
(僕は何度も一人きりになって、何度も泣いた
僕が重ねてきた努力、君にはきっとわからない)
引用
The Beatles ー【The Long And Winding Road】
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