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インド滞在記: パンチャカルマ施設の紹介

現在お世話になっているアーユルヴェーダのデトックス療法(パンチャカルマ)の施設をちょっと紹介したい。
今回お世話になっているのはジャームナガルのMeghdhara Ayruved Hospital。

ドクターの問診がとても丁寧で、ものすごく「私」にカスタマイズした食事と療法を提供してくれるのがとても気に入っている。まだ施設滞在5日目だが、ここまでの所感をシェアしたい。

ドクターとの問診

とても規模の小さい施設で、現在パンチャカルマを受けているのが私1人ということもあるかもしれないが、ドクターと1日に数回問診がある。「聞きたいことは何でも聞いて」というドクターは、本当に心から「何でも聞いて」と言ってくれているのがわかるのが心強い。

ちなみに脈診や舌診・腹診などはなく、測定しているのは脈拍と体重。
毎回、施術や食事が終わると(あるいはその前に)体調や変化などについての問診が行われ、その変化に応じて次の施術や食事等の方針を決めているようだ。(ちなみにドクターとの会話は英語だ)

食事

私にとってこの施設の大きなプラスポイントは、その時々の私の体の中で起きていること(3つのドーシャのバランス)をドクターが見て、それに合わせた食材や調理法をスタッフに指示して用意してくれていることだと思う。(滞在人数が増えた時にどうなのかはわからないが)

アトピーの治療で来ているが、食べ物でかなり皮膚の状態は変わるので、どういう食事がどういうタイミングでどういう量で提供されるのかは結構私にとって大事だ。すぐお腹いっぱいになったり食欲にムラがあるのにも合わせてくれるのが大変ありがたい。

食事はどれも美味しいが、その場でスタッフが焼いてくれるクレープ的なカリカリしたものとか、もう本当に美味しかった。

また、シンプルに野菜を煮ただけのスープが出るのもありがたい。油を使わずシンプルに野菜を煮たスープというのはインドにはないようで、ドクターはこれを「ジャパニーズスープ」と呼んでいる。日本滞在時に、日本人が(味噌汁など)野菜を煮ただけのスープを飲んでいるのがとても良いと思ったようだ。
*ここのドクターは日本にも来日して診察等しており、日本人の食習慣とかも理解しているのがまた良い。

ちなみに、食事を提供する前に全て先生が先に味見(毒味)をしているという。味付けや調味料等、先生の意図と違った時には修正される。「王様に食事を提供するのと一緒だ、我々医者が先に毒見をする」言っていた。

施術

体に負担が少ないよう、ゆっくりじっくり施術を進めてくれるのがありがたい。到着後の最初の3日間はリラクゼーション的な施術で、体を環境に慣れさせる時間だった(この3日間で既にアトピーはかなり良くなっている)。
4日目にミニ版のデトックス療法、5日目から本格的な療法・・・と進んでいる。

「細胞に、体が快適な状態がどういう状態なのか覚えてもらうのが大事、だからあまりドーシャを掻き乱すような施術ではなく、穏やかにマイルドに整えて行っている」とドクターが言っていたのがとても印象的だ。確かに、ここに来てからアトピーはとても落ち着いており、数ヶ月ぶりに顔の赤みや腫れも引いてきて、「久しぶりに私の顔だ!!」と嬉しくなっている。ステロイド等の薬なしでこんなに快適な私でいられるんだ・・・というのを体で学んでいる感じはする。

パンチャカルマでは薬草やら何やらを摂取して、それに体が反応(主には排便)するのを観察したり待ったりするが、まずは自然な反応を待つアプローチをとっている。排便が欲しいところまだ来ないな・・・というときに、下剤や浣腸を使うという手もあるが、まずは自然な排便を待ってくれる。

パンチャカルマは、そこで行われていることに心と体がついていかないと負担になるので、この「待つ」「急がない」感が大変心地いい。

ひとまず、現在滞在している施設の特徴を紹介させていただきました!
(気が向けば)他の情報もアップしていこうと思いまーす

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