見出し画像

《美術展》国宝展

こんばんは。
Ayaです。
今まで行ってそのままにしてきた美術展の記録を更新していこうと思います。
トップバッターは東京国立博物館の国宝展です。

国宝展

国宝展の開催を知ったときは『借りてくるのができなかったのかな』と失礼なことを思っていました笑。
ところが、開催内容を知ると、89件もの国宝が集まるということで、只事ではないと気がつきました。
予約のクリック戦争も無事に通過し、いざ当日!!
『鳥獣戯画』展で予約時間より早めに行ったら、炎天下のなか外に並ばされた経験から、予約時間直前に到着しましたが、長蛇の列でした!まぁそうだよね〜と思いつつ並んでたら、思ったより早く進みました。
今回の展示内容は
第1部 東京国立博物館の国宝
Ⅰ.絵画
Ⅱ.書跡
Ⅲ.東洋絵画
Ⅳ.東洋書跡
Ⅴ.法隆寺献納宝物
Ⅵ.考古
Ⅶ.漆工
Ⅷ.刀剣
第2部 東京国立博物館の150年
第1章 博物館の誕生
第2章 国宝と博物館
第3章 新たな博物館
という充実な内容でした!
目玉は勿論第1部ですが、第2部の東京国立博物館の成り立ちも興味深かったです。

気になった作品

(1)『秋冬山水図』(雪舟等楊)
冒頭の絵画部門では教科書で見たことのあるような作品が目白押しでした!
長谷川等伯の『松林図屏風』は会期が合わなくて見れなかったのですが、雪舟の『秋冬山水図』を見れたので満足でした。とても小さい作品ですが、墨の濃淡が素晴らしく、さすが雪舟!という作品でした。

『秋冬山水図』(雪舟等楊)

(2)『灌頂幡』
法隆寺献納宝物もたくさん展示されていました。
この作品は東大寺の『八角燈籠』や薬師寺の『水煙』の透かし彫りが大好きなので、つい見入ってしまいました。
使用されたときと同じように再現展示されていて、
古代の人々がどのように使っていたのか想像を膨らませることができました。

『灌頂幡』

(3)『竜首水瓶』
また法隆寺献納宝物からです。
竜の頭がついていて、瓶にはペガサスが彫られていて、ペルシャや中国で作られたのかなと思ってしまいますが、日本で作られたものだそうです。当時の卓越した技術が伺えます。
法隆寺献納宝物館はいつも行きそびれているので、いつか行きたいです。

『竜首水瓶』

他にも文書や刀剣など目白押しでした。(実は刀剣は見てもよくわからないので飛ばしました‥)
第2部では東京国立博物館の歴史を学ぶことができました。
明治5年に開催された湯島聖堂博覧会が東京国立博物館の期限だそうです。この博覧会では名古屋城のシャチホコが出品され、話題になったんだとか。

湯島聖堂博覧会の様子

大日本帝国下では皇室のものとされていたため、皇室関係の作品も展示されていました。明治天皇が使用された『鳳輦』が復元品ですが展示され、開館当時使用されていた展示ケースも使われていて、当時にタイムスリップしたみたいでした。

創立150周年にふさわしい見応え抜群の展示でした。チケット争奪戦が激しく、転売もあったようで悲しいですが、見に行けてよかったです。



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?