中学校の部活動について思うこと
こんにちは!
オンラインアシスタントのあやこです。
長男が中学生になり、部活動も自分の時と違って衝撃を受けています。
(時代の差?学校の差?自治体の差?)
今回は中学校の部活動について、自分が中学生だったころ、顧問だったころ、親になってから、それぞれの立場から考えたことを書いていきたいと思います。
わたしが中学生だったころ
テニス部(中1~中2の1学期くらいまで)
はじめはテニス部に入りました。
スコートはいて、サンバイザーつけた先輩たちがキラキラしていて、かっこいい!と思ったという単純な理由です。
(あまり深く考えていませんでした…)
昔から虚弱だったわたしは、ハードな練習にとてもついていけてなかったのですが、母から、
「わたしは中学校で部活動を辞めたのを後悔しているから、続けた方がいいよ」
と言われていたため、気合でなんとか持ちこたえていました。
部活後も帰ってきてから素振り練習をしたり、ゴムのついたボールで打つ練習をしたりしました。
ただやっぱり、スポーツの世界は厳しいもので、体力がない&うまくもないため、
「やる気あんの?」
としょっちゅう言われましたし、試合に出させてもらったのも1回だけ。
一緒にがんばろうと思えた仲のいい子も次々に辞めてしまい、わたしには向いてなかったんだなと思って中2の1学期で辞めました。
入部時は20人近くいたわたしの学年の部員は、卒業時には8人ほどになっていました。
美術部(中2の1学期~卒業まで)
テニス部の顧問は当時の担任だったので少し気まずかったけれど、それもつかの間、友だちから誘われて、美術部に入りました。
絵を描くのは好きだったし、何より私にとって、友だちが一緒なのがうれしかったのです。
(テニス部では本当にぼっちだったので…)
そしてこの美術部、とてもゆるい。
顧問の先生はほぼ来ないので、結構やりたい放題でした。
部長はずっとグラウンドの好きな男子(サッカー部)を見ているし、持ってきたマンガ(校則違反)を読んでいる人もいて、かなり自由。(放置?)
ただ、ものすごくうまくはなくても、基本的にみんな絵が好きなので、マイペースに絵を描いていました。
それはそれで居心地よく、ほかの予定との両立がしやすかったです。
初任校での顧問
未経験の茶道部顧問に
全然茶道の経験はなかったのですが、茶道部の顧問になりました。
(経験のない部活動を担当するのはよくあることです)
顧問の先生はほかにも2人いましたが、1人はバレー部と兼任していてそちらがメインでしたし、もう1人は途中から産休のためお休みになりました。
お2人ともあまり活動を見に来ませんでした。
なかなかやんちゃな学校だったので、いろいろ課題がありました。
外部講師に対する態度が悪くて注意すると、
「お点前できへんくせに」
と言われましたし、「ウザい教師リスト」に名前を書かれて、陰口を書かれた紙が見えるように部室内に置かれていたこともあります。
(もちろんショックでしたが、自分の中学生時代、美術部の頃に似たようなことがあったな…とも思いました)
これではいけない、と、自宅近くの茶道の先生を母伝手にたずね、速攻で習いに行き、猛練習をしました。
目の前でお点前を見せたときに、悪態をついた生徒が、
「先生、結構やるやん」
とにやっと笑って、それ以降、少しだけ素直に話を聞くようになりました。
(転勤して、長男を妊娠するまで茶道は続けました)
教員の義務ではないけれど
ハッキリ言って、部活動はボランティア。
楽しいことだけではないですし、驚くほど割に合いません。
好きでなければ、顧問なんてできないと思います。
部活動は不要、本来の業務に支障が出ると言う方の気持ちもわかります。
わたしも放課後は基本的に茶道部を見ていたので、ケガをした生徒がわたしを訪ねて部室(4階)に来た時、
「わたしは保健室の先生なのに、何をやっているんだろう」
と思ったこともあります。
初任校は、強豪というわけではなくても、部活動に熱心な学校でした。
顧問の先生それぞれが、それぞれらしく熱心に生徒を見ていたと今でも思います。
実際、部活動でなんとか持っている子、小学校の時の悪評が嘘のように変わった子がたくさんいました。
辞めてしまえば、良くない方へズルズルと引っ張られてしまうだろうという子ももちろんいました。
情熱をもって教科指導がしたいと思っても、それができるようにするための土台を整えるのがとても大変。
部活動を通じて、生徒を支えるネットワークが増え、結果的に土台を整える一助になるという思いで部活動指導に当たる先生方が多かったように思います。
中学生の親になって
長男の部活動
長男の学校(地元の公立中)は、この辺りでは部活動が熱心な方だと思います。
ただ、本入部が始まってしばらくたってから保護者説明会があり、そこで知らされることが多々…というのに驚きました。
一番びっくりしたのは、かかる費用。
習い事?と思うくらいかかります。
自分が顧問をしていた時は、お茶やお菓子代などは部費として徴収していたけれど、生徒のお小遣いでも出せる範囲内に抑えていました。
お道具をそろえるのには、国語の先生にお願いして色紙を書いてもらって掛け軸にしたり、茶道の先生からおさがりの道具をいただいたりして、できるだけ費用を抑えてはいましたが、自腹を切ってそろえたものもあります。
(今問題になっていますね)
自分たちの頃は、部活動は入って当然という風潮がありましたが、やることがもりだくさんな今の子たちには、部活動だけに専念するのも難しいでしょうし、これだと入らない子もいるよね…と思ったのでした。
ただやっぱり、時代の流れが変わっても、
「少しでも子どもたちに居場所と成長の機会を」
という思いは、昔から変わらないように思います。
部活動で何かしら学び取ってこれからに生かすことができれば、十分意味はあると思いますが、生徒・先生・保護者への負担がそれに見合っているのかは、考えつづけないといけないなと感じています。
ここまでお読みくださり、ありがとうございました。
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