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本当になりたい自分…?傷だらけで手にした未来は悪くない。経験は宝物。【MyStory3】

「もう、やめよう。私には価値がない」

頑張っても頑張っても、どこまで走ったらいいのか、本当にこのまま続けたら、報われる日が来るのか。いつも不安だった。今まで、たくさん!頑張ったのに…どうして上手にできないんだろう。どうして結果が出ないんだろう。
何度諦めようと思っても、でも、結局諦めきれなかった。MyStory最後のお話し。
【Mystoryバックナンバー】
Mystory1
体調も体型も大・崩・壊!辛い経験は未来へのギフト
Mystory2
大企業に就職、ベンチャーへ転職…結局の所、1番大切だったもの

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こんにちは。管理栄養士彩子です。
今回で最終回、MyStoryシリーズ!思っていた以上に好評でした。(喜)

「わたしの過去の話なんて誰が聞きたいのだろうか?」なんて思っていましたけど、皆さんからは予想以上に嬉しい!感想を頂いています。(書いてよかった!)
最後の記事もどうぞお付き合いください。

フリーランスになっちゃった

学生時代から「女性が健康で美しく輝くため、食と栄養の仕事がしたい」そんな想いだけで、企業勤め4年弱、ベンチャーへの転職後2年勤務、そんな20代前半を過ごしました。
ベンチャー企業(大阪勤務)自体の経営がうまくいかず、さらに代表のやり方に「我慢ならぬ!」という事件の勃発。そしてストレスで激痩せ…精神的にちょっとヤバイ状態になりかけて東京に戻りました。

ベンチャー企業時代は、毎日15時間以上働いていた日々。充実していた日々でしたが、いつの間にか食事が喉を通らなくなっていました。
そんなある日のこと。色んな出来事が重なり、全てが信じられなくなった夜、1人暮らしのアパートの部屋に戻りました。自覚以上に心身ともに、疲弊し切っていたせいか、真っ暗な部屋にベランダから差し込む光が、カーテンを通してキラキラ光っているように見えました。その光の向こう側にいけば(=ベランダから飛び降りたら)、今抱えている全ての苦しみや辛さから解放される気がしました。今でも忘れない、ベランダから差し込む光に吸い込まれそうな感覚。

ハッ!と冷静になり、お風呂に浸かりながら必死で「飛び降りたら楽になれる」という自分の内側から湧き出てくる感情をかき消しました。
この時は、家族や大切な人が悲しむ、とか飛び降りたら痛い・怖い…そんな感情は不思議と一切出てきませんでした。

次の日の朝、
もうベットから起き上がれなくなっていました。

東京に戻り、体調が回復したタイミングで就職活動はしたものの、ココだ!という就職先も見当たりませんでした。【管理栄養士資格】は国家資格であるにも関わらず、正社員・アルバイト…どんな働き方であっても、時給換算すると、パチンコ屋や居酒屋の深夜時給と大差ない、という現実。

必死で勉強してとった資格(参照:Mystory1)。学校では医師と同等に価値のある仕事(資格)だと教わったはずだけど……「ん?何かどこかで聞き間違えた?」という感覚でした。
お分かりのとおり、「フリーランス」やっとの思いでなれました!というわけではなく、会社をやめたので、結果的にフリーランスになっちゃったという経緯です。
(フリーランスを目指す方へ、この方法は絶対に真似しないでください。と叫びたい)

<当時の動き>
・興味を持っていた組織(一般社団法人ラブテリ)参画

公認カウンセラーとしての学びとトレーニングを積む
・ホリスティック栄養学を学び資格取得
米国NTI認定栄養コンサルタント
講義と課題提出のためのエッセイに追われる10ヶ月
・「ダイエットラボ」と業務委託契約
レシピサイト「クックパッド」運営事業
カウンセラーとして集中的に経験を積み1ヶ月20名ほどを担当

顔面蕁麻疹と絶望感

勉強してみたい!やってみたい!という前向きな気持ちと、それとは裏腹に将来設計があまりにもできていない状況からくる、拭えない不安と恐怖。(自業自得なんですけども…笑)この時、数年前に経験した
「思っている以上に身体は正直」
という現実を目の当たりにする事になりました。

お風呂上がり、顔がなんとなく赤くなっているなぁ〜…と思っていた翌朝。顔面が赤く、隙間なく蚊に刺されたように腫れ上がっていました。社会人になって、忙しくておでこがニキビだらけになった経験はあったものの、顔が別人のように一晩で激変した現状に、身体が震えました。
急いで皮膚科を受診。服薬し塗り薬を処方してもらい「明日にはだいぶ引くと思いますよ」という言葉に少しほっとしていた翌朝。その言葉とは裏腹に、顔だけにとどまらず、耳と首まで腫れ上がっていました。

『健康に自信が持てない状況は、自分の可能性を簡単に潰してしまう』

これを改めて思い知らされた出来事でした。

『本当にいいの?』
『まだやり残した事、ない?』
『少し休んで、また少しずつ一緒に頑張らない?』
『豊永さんのスキル、きっとまだまだ生かせるよ。今は少し頑張りすぎちゃっただけ』
完全に自信を失い、自分の弱さに絶望し、ラブテリ(所属していた組織)を離れようとした時、一緒に頑張っていた同期がかけてくれた言葉です。全員カウンセラー。…さすがっすね…!と予想外の冷静な言葉にキョトンとしたのを覚えています。笑
押し付けるわけでもなく、寄り添う姿勢で、温かく心強い言葉をかけてくれました。この言葉でなんとか踏みとどまり、今があります。

自分一人では、挫けてしまいそうな時も、そっと前向きな言葉をかけてくれる誰かの存在はとても大きいものだと思います。

『カウンセラーとして、自分の体調の揺らぎを今、乗り越えられたなら、もっと自信を持って、未来のクライアントさんを導ける武器になるはず。心からの、"大丈夫”という言葉で背中を押してあげられるかもしれない』

『経験は宝物』
苦い・辛い経験は悪いことばかりじゃない。
どんな経験もプラスに変えられるかどうかは、自分次第なのかもしれない。と、言い聞かせ、少しでも前に進むためにお守りにしていた言葉です。

どうせ私なんて

私の決まり文句です。以前までの。
そんなふうに見られる事はないのですが、すぐ「どうせ私なんて」って思っちゃうタイプでした。根っからのネガティブ。

フリーになっちゃった…という状況から4年ほど経った頃、『自分の仕事を自分で作りたい』今まで見て見ぬふりをしてきた想いが、メキメキと出始めました。
・メルマガ
・ブログ
・LINE@
・ワークショップ開催
を始めましたが、理想の状態には程遠く、地味な現実。

最初からうまくいくはずなんてないんです。
でも今はSNS時代。同じように個人で活動している人がキラキラ成功している(ような)姿を見て、自分を比べ、常に不安で自信がない状態でした。
また、『どうせ私なんて…』

でもね、結局何万回辞めようと思っても、やめられなかったのです。
心に刻まれた…というレベルではなく”『魂』に刻まれた強い思い”が、やめさせてくれませんでした。
お金もない。自信もない。保証もない。希望もない。
"ない"ものづくしの状況でも、結局諦めきれなかったのは、何か意味があったみたいです。

受け取ってくれる人がいて、
初めてそれが価値になる

何かを発信しても、イベント告知をしても、反応がなくて挫けそうになった時、ふと心に残った言葉です。

『管理栄養士だから、知識を持っているから』…それだけで価値提供ができるのだと、思い込んでいました。
完全な錯覚。なんておこがましい。笑

確かに、学校で習った知識を使ってできる仕事もたくさんあります。でも私がやりたい仕事、自分で作りたい仕事はそれじゃ作れなかったみたいです。
「何がいけないんだろう」
「どこが間違っているのだろう」
「どうしたらいいんだろう」
ずっと悶々としていました。

今の私がこの問いに答えるなら、
・自分がワクワクできるほどの想いがこもっているのか
・まだ見ぬお客さんをリアルに描いて、その人たちを笑顔にできるものなのか

これを突き詰められていないなら、何も生まれないのだろうと思っています。


知識を持っていることと、
それを伝えていく・使っていくスキルがあるかどうかは、全く別問題

という事に気づきました。
情報社会の中で、指先を少し動かせばほとんどの情報は手に入ります。
でも「出会えてよかった」と私が今まで、人生のターニングポイントで出会えた人へ抱いた気持ちと同じように、いつか誰かに思ってもらうためには、それだけの覚悟と挑戦が必要なのです。この先もずっと。

作るのではなくて逢いにいく

お客さんと呼べる人が、まだいなかった時期、お客さんを作らなきゃ!と思っていました。でも今は「逢いにいく」という感覚がとてもしっくりきます。ビジネスに限らず、自分が一緒に居たい人たち、友人や仲間、コミュニティも同じです。


まだまだ、これからの人生で、もっと出逢えるであろう人達が沢山いるはずです。私も何度か経験していますが『たったひとりの人との出逢い』で、自分の価値観や選択を大きく覆される事は珍しくありません。素敵な人と出逢うためには、自分が常に、自分の理想に近づくために自分を磨くこと。
習慣・体型・体調・考え方。

そして、理想を明確にするためには、自分の内に秘めた想いを内観し続ける必要があるのだと思っています。理想の自分探しは、本当の想いや欲求・好きなもの・心地よいもの・癒されるもの…がヒントになります。
誰かにギフトを贈る時、喜ばせたい!と思ったなら、その人の好みや生活スタイルを思い浮かべて、何を贈るか考えるのと同じこと。
そんなふうに思っています。


本当になりたい自分
これを明確にすることができたなら、それに近づくためのチャンスや出逢いを逃さずにいられるはずです。素敵な人に出会いたい、と願うなら自分も今のままで止まっているわけにはいかないな、と感じます。
今の自分も、本当になりたい自分も、今までと今、そしてこれから経験する全てのことが凝縮された姿だと思っています。経験は宝物です。

きっとあなたが、今辛い思いをしているのなら、いつかその経験があなたを輝かせてくれるものになるはずです。

『本当になりたい自分に逢いに行こう』
食で笑顔に。
大切な人を守れる、強くしなやかな情勢を創出。
You can be more HAPPY!
EAT&ENJOY!

彩子

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