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大企業に就職、ベンチャーへ転職…結局の所、1番大切だったもの【MyStory2】

「どうせなら楽しみたい!」

きっと、常にそんなことを思っていたから、
「どうやったら、もっとおもしろい?」
「それおもしろい?」

仕事に対して、このフレーズは"無意識な質問"として自分にずっと繰り返していた気がします。

その根っこの想いは「みんなと同じなんてつまらないじゃん」そんな意識。(でも学生時代付き合っていた彼とは、"お揃いの〇〇”とか、もってたかも…笑)祖母が関西の人だったから、もしかしたらその血のせいかも?なんて最近感じています。
※関西の人って1番言われてくない言葉が「面白くない」って聞いたことがある
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こんにちは。管理栄養士彩子です。
今回は前々回に引き続き、MyStory第2弾です*

もちろん自分では、特に違和感なく生きてきたのですが、「え。。!」と驚かれることが多いもので、それを私なりに真摯に受けとめて(?)Mystoryを3部作でシェアします。今回は2作目。
▼1作目の記事はこちら(結構壮絶…な時期です)

結局のところ1番大切なこと

MyStory1の記事でもご紹介した、しんどかった!学生時代。今回は、会社員時代のこと。

管理栄養士採用で就職した、大手給食会社での勤務は4年弱。その後、"美と健康"を主軸とした事業を展開するベンチャー企業へ転職し、2年勤務しました。この6年間を通して学んだこと、そして「今」の仕事や生き方に生かせているものは?大切なものは?と聞かれたなら、

おもしろい?どうしたら楽しめるか?
に徹底してこだわること。

これに尽きると思います。
そして、数ヶ月前にも自分の"ミッションステートメント"を考えたときに、私がしっくりきたのが…【おもしろい・心地よい・経験は宝物】でした。

このフレーズも、新卒〜6年間で大切にしていたことにもまさに共通しているなぁと感じています。なので、きっと皆さんも「今まで」を改めて客観的に振り返って、そしてさらに俯瞰してみてみると、
・大切にしていること
・意識しなくとも共通すること
・絶対に譲れない部分
そういうものが、見つかると思います。
「ない」と思った方は「気づいていない」だけかも。私も、ずっと直感で生きてきた…と思っていましたが、直感のもっと"根っこ"にはこんなふうに共通点=「私らしさ」が隠れていたことに気づきました。

この「私らしさ」に気づけると、なんだか少しほっとした気持ちになって、これから先、何かを決断するときや、ビジネスで何かを構想・デザインする時にも、心強い「軸」になると思います。

控えめに言って「超ダサい」

おもしろい?楽しむには?という、自分軸に気づいたきっかけはいくつかあるのですが、その1つに「こんなふうになりたくない」という上司との出会いがあります。そして、控えめに言ってその上司は「超ダサかった」です。

※企業時代は、いわゆる「社食(企業の中にある食堂です)」で調理業務や運営業務を担っていました。管理栄養士業務はたった2割程度で、残りの8割はマネジメントや企画運営業務…といったところです

仕事ができるできない、とかではなくて(それも結構ネックですけども)考え方やスタンスが、本当にイケてなかった…!

・何でもかんでも人(会社)のせい
・全部やる前から諦めている
・自分の部下を守る意識ゼロ
・人によって態度と意見をコロコロ変える
・向上心ゼロ

就職3年目、直属の上司を見ていて思ったことです。(あげるとキリがないので5個で終わりにします)おしなべて私の企業勤務時代は信頼できる、素敵な人たちに恵まれていました。だからこそ、この超ダサい上司との出会いが結構な衝撃でした。まだ社会に出て3年目の小娘(←私)がみても、かなりの違和感でした。

目標にできるロールモデルがいる、というのも良いことですが、こんな風に
「この人みたいにはならない」という振り切った人の存在もいろんな気づきを与えてくれると思います。

大切にすること。大切に想うこと。

早々にこの上司は異動になり、私は責任者を任されました。「自分の部下を守る意識ゼロ」だった超ダサい上司を見ていたからこそ、私なりにこれとは真逆に「私が出来ることをやって、その職場にいるスタッフを大切にする」ということへ意識を向けることができました。

「大切にする。大切に想うこと」
と一言でいっても、色々ありますよね。
私は当時、小さな脳みそをフル回転させて、少ない経験を元に、
・とにかく目の前の人に敬意を払うこと
・責任を追いながらも相談することを忘れない
・相手の話を聞いてみる/興味を持つ
これが当時の私なりの「大切にすること」でした。

20代前半の私(社員)は、当時の母(40代)以上のスタッフ(パートさん)を抱えていました。結果的には、人生の先輩である、温かいお姉さま方が居てくれる…という感覚になりました。第2の家族みたいな。
もちろん、最初はパートさんにめちゃくちゃ怒られたこともあります。広い厨房でお客さんにも聞こえてしまうほどのボリュームで「とよながーーーーー!」と叫ばれた(怒られた)こともあります(笑)

改めて振り返ると、その後の配属先や転職後のベンチャー企業、そして今の環境においても
「仲間を大切に想うこと」
「クライアントさんを大切に想うこと」

ヘ意識を向けるという、当たり前だけど大切なこと、を忘れずにいられます。もちろん完璧ではないし、最近いろんな方との出会いを通じて、

「こんな風に相手を大切にする方法もあるのか」
と気づかされます。
「大切にする、大切に想う」という目的が明確であれば、方法は色々とありますよね。

おもしろさにこだわって得られたもの

目の前の人を"大切にしようと目指すこと"で、自分にとってはその人やその環境が、かけがえのない存在になります。そうすると、だから、私たちだから、特別なものが生み出せたり、その繋がり自体が特別な繋がりになります。「唯一無二」です。

組織に属していると、決められたこと・言われたことに囚われがちです。
でも、私たちは機械じゃありません。「もっとこうしたらおもしろい」「私なりに工夫を凝らしてみよう」そんな気持ちを持っていれば、毎日の仕事に「おもしろさ」を見いだせるはずです。
環境によって制限はありますが、絶対に変えられないものは、たいして多くはないのでしょうか?

「誰が決めたの?」「こうしないとダメなの?」
「もっとこうしてみる?」
これも私がよく使っている質問です。

管理栄養士は専門職ですが、この肩書や資格によって、気づかぬうちに「考え方を狭める可能性」が生まれてしまうと感じています。他にも、組織に属していると、その組織のやり方やルールがあるが故に、「自分の発想の幅」を狭めていたりします。「こうあるべき」「こうあらねばならない」とか、その業界や組織の先輩方に習いすぎて、何も疑わない…ということにも陥りがちになったりします。

「自分の仕事の幅決めちゃってるね〜!」
と信頼する上司に言われた時、ハッ!とした経験があります。
「このくらいでいいだろう」
「これは私のやることじゃない」
「なんでこんなことしなきゃいけないの」
そんな意識で動いていたんだなと、気づかされました。

自分で自分の仕事を作りたい

企業勤めを一生続けるという考えは学生時代から既にありませんでした。
「食と栄養で女性を美しくできる仕事をする」
これを叶えるには、”企業に属す”という状態ではあまりイメージができなかったからです。
企業で評価をしてもらえるにつれて、管理栄養士の資格を生かすことから遠ざかってしまう、マネジメント業が増えていきました。
「もう私が1番に積みたい経験はここにはない」
入社から3年半の時点でこれを察して、さらに数ヶ月後ベンチャー企業への転職を決めて、その2年後にフリーランスという道を選択します。

次回はフリーランスとして、"自分の仕事を自分でつくりたい”と決めた時期からのストーリをご紹介したいと思います。
おもしろい?どうしたら楽しめるか?
これがあれば「私だからできる仕事」が見いだせると思っています。

…なんて、偉そうにお伝えしていますが、これを改めて認識できたのは、この数ヶ月。でもこれがあると、とても!心強い。自分にとって「ブレない軸」を得られた感覚があります。

皆さんの何かヒントになれば嬉しいです。
ではまた。
彩子

オンラインサロン運営中

著書「整う食事」

公式LINE@




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