見出し画像

発達障害の夫と、発達障害で不登校の中学生の息子が、通信制高校合同説明会に行った話し

うちの息子は中学2年生。

なので、今すぐ高校を決めなければならない訳ではないけれど、発達障害で不登校の息子の為に、中学校の支援の先生が、一学期に、夏休みに通信制高校の合同説明会があるので行ってみてはどうですか?と勧めてくれた。

うちの子のような子には、準備は早ければ早い方が良い。

そう思った私は、夏休みに、通信制高校の合同説明会に、息子と小学校低学年の娘も連れて、真夏の死にそうに暑い中、うちからかなり遠い会場まで、何とか行って来た。

うちは田舎な為、会場までバスと電車を乗り継いで3人で行くとなると、往復の交通費だけで5~6,000円もかかってしまう事が判明し、だったら駐車料金の方がまだ安かったので、走り慣れない道をドキドキしながら(前日にGoogleマップを見て何度もシュミレーションした)、何とか運転して説明会に行った。

暑さと運転の緊張、そして予想以上の人混みに、私は会場に着いた時、具合が悪くなった。

でも、そんな事は言っていられない。

会場のビルへの到着が、ちょうどお昼ご飯の時間だったので、説明会の最中に下の子に「お腹すいた。」と言われない為に、私は全くお腹空いてなかったけれど、まずはお昼ご飯を食べた。

道が渋滞していた為、お昼ご飯を食べる時間があるかと心配だったけれど、何とかお昼ご飯を食べてから、説明会に参加する事ができた。

説明会では、まず、通信制高校とは?とか、通信制高校の全体説明を聞いた。

そうしていくうちに、だんだん体調が良くなって来たので、その後は高校の個別ブースへ…小学生の娘に「早く帰りたい。いつになったら帰れるの?」と言われ続ける中、2~3校のお話しを聞いた。

めちゃくちゃ疲れて帰りの運転は不安だったけれども、道に迷いながら、トラックにクラクション鳴らされながら、何とか自宅まで無事に運転して帰って来られた。

そんな大変な思いをして行った説明会だったにも関わらず、仕事から帰ってきた発達障害の夫に、いくら説明をしても、想像がつかないのか、他人には興味ないのか、全く反応が無かった為、今回の説明会は夫と息子と2人で説明会に行ってもらった。

説明会に行くのがめんどくさいようで、なかなか行こうとしない夫に、めちゃくちゃイライラしながらも何とか行かせた。

通信制高校合同説明会に行かせれば、発達障害である夫は、発達障害である息子の立場で高校について考えたり出来るかな…とか、今の通信制高校の実態などを夫目線で見てみて欲しい…とか、とにかく育児に参加して欲しい…とかいう思いもあった。

夜になり、「疲れた~!」と言いながら、夫と息子が帰って来た。

しかし息子は、合同説明会に参加するのは2回目だったからか、少し余裕があるように見えた。

そして、前回の説明会の時は初めてだったからか、何が何だか訳が分からないといった様子だった息子が、今回の説明会の感想を聞いたら、「こことここが良さそう。」とか言うではないか!!

今まで、何を聞いても「わからない。」という返事しかしなかった息子が、自分の意見を言った!!

しかも、その興味ある学校の個別ブースで、詳しく学校の説明も聞いてきたとのこと!!
でかした!夫よ!!
たまにはやるじゃないか!!

そして夫は何度も「本当に行って良かった。」と言っていたし、自分が高校生の時、ここの通信制高校を知っていたら…とまで言っていた。

そして夫は、息子に合ってそうな通信制高校は授業料が高い為、お金があったら通わせてあげたいんだけどな~…とまで言っていた。

今までは、まず授業料を見ただけで、どんな学校かも全く見ずに「却下」だったので、かなりの変わりようだなと思った。

しかもそこの通信制高校には、中等部があると夫が言い出し、現在、全く学校に行っていない息子に、そこの中等部が良いのではないか?とまで言い出した。

まぁでも、中等部も高額な上、うちからバスと電車を乗り継いで片道1時間半くらいかかるので、実際に通えるかは分からないけども、無料相談や見学は行ってみても良いかな…と思った。

息子はもちろん、夫も連れて。

通信制高校、私も何が何だか訳がわからなかったし、息子自身もどうしていいのか全く分からないといった状態だったので、どうしたもんかと、ずっと頭を悩ませていたので、行きたい高校が決定したという訳ではないけれども、少し前進できたようでホッとしました。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました🙇





この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?