小3ぐらいだったと思う。 祖母と夕飯前に物置に何かを取りに行った。 夕方、雲空の雨の日だった。 案の定、ギシギシ開く扉の物置は、独特の埃くさいこもった匂いがして…
AYAKO
2021年4月18日 11:42
小3ぐらいだったと思う。祖母と夕飯前に物置に何かを取りに行った。夕方、雲空の雨の日だった。案の定、ギシギシ開く扉の物置は、独特の埃くさいこもった匂いがしていて嫌いだった。だが、その日は違っていた。引っかかる引き戸をギギギとあけた瞬間から、なんとも言えないフルティーな甘い匂いがただよってきたなんだこのいい匂い?とても、不思議でびっくりした。すると祖母が、あ