見出し画像

わたしの新しい家族記念日

両親の結婚記念日。わたしが25歳を迎える年。わたしは妹と一緒に、両親に"離婚"という選択を提案しました。

そんな自分にとって、家族にとって、意味のある年に、IWAIという場所をつくったCRAZYの山川咲さんから「あやかのお誕生日会を開こう!」と素敵な提案を頂き、ご縁あって先日25歳のアニバーサリーパーティーを開催しました。

参加してくれた人たちは「25歳のわたしの中の25人のわたし」というコンセプトから思い浮かんだ、どこかで深くでつながっていると感じさせてくれる、わたしの内面を映し出す人たち。

小学生からの幼馴染、働く会社の社長さん、信頼する美容師さん、そしてわたしのお母さんまで、同じ空間にいる奇跡を感じずにはいられないほど多様な人たちが集まってくれました。

そんな大切なみんなと過ごす時間の中で、わたしの中の"家族"という感覚は大きく明確に広がり、この瞬間から家族さえも自分で選んでいけるんだと、そんな気持ちがとても強くなっていきました。

恋愛関係とかではなく、信頼と愛情でつながる関係。本当の家族さえも超える"家族"という存在。

この日から、前々から自分の中で関心があった「家族」というテーマは、わたしの中でより一層、自分が納得できる答えを探していきたい25歳の大きなテーマになりました。

両親がつくってきた家族というチーム

両親に幼少期から言われてきたことは、家族はチームで、お互いの夢を叶えるために家族は存在しているということ。そして、自分の人生はそれぞれ自分で楽しむということ。

お母さんからはいつも「あやかの夢を叶えるお手伝いはできる限りするから、あやかもわたしの夢を一緒に叶えてね」と言われてきました。

両親はお互いの人生にはあまり干渉せず、何かあったときにだけ助けるというスタイルで、ふたりとも自分の人生を思いっきり楽しんでいました。

なので幼少期からわたしも、自分の人生をどう生きたいんだろう、とか、自分の毎日の生活の中では何をしたいんだろう、ということを、ひとつひとつ自分の意志で考えて決めることを求められてきました。

そんなことを教えてくれた両親に、25年の結婚記念日、妹と一緒に提案したのが"離婚"という選択。子育てという大きなプロジェクトを終えた両親への最大のプレゼントだと勝手に思っています。

わたしは今まで家族だった家族さえも、ひとりひとりがまた新しい家族をつくって、家族が広がっていく、そんな世界にも興味がありました。

あとはやっぱり、家族という大切な関係の中に、気持ちの誤魔化しがないといいなと思う気持ちがありました。

家族が何かはまだ言葉で説明できるほど分からないけど、どんなかたちであっても、人生でとても大切な大切な関係だと思うから。子育てを終えた両親にも、もっともっとこれからの人生を生きる上での大切な関係があるのではないかと感じていました。

"家族"に向き合うということ

"家族"という存在は絶対的な正しさがあるように思えてしまう存在で、社会の中でも間違いが許されないような気がして、ケーススタディや多様な選択肢がまだ日本ではあまり多くは伝えられていない。そのためか、いつのまにか理想という固定概念に囚われやすい関係になっているような気がします。

家族という素敵な言葉に、自分の気持ちを誤魔化している人がいるかもしれないし、家族に本当は伝えたいのに伝えられない想いを抱えている人がいるかもしれない。

だけどそんな家族という存在に向き合うことは、自分のアイデンティティや人生に大きく影響してくるものでもあり、今を生きる自分たちにとっても、とても大切なテーマであるはずです。

わたしは両親がつくった家族でもない、自分に合った家族のかたちを考えていく中で、誰かにとっての新しい家族の選択肢を広げられたら嬉しいなと思っています。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?