実父を怒らせた話
昨日、娘を幼稚園へ送るためバス停まで歩いていくと、いつも通り実父も来ていました。
娘のことが大好きな実父。入園までは毎日のように会っていたのに、なかなか一緒にいる時間がなくなったのが寂しいと行き帰りのバス停まで見に来るのです。
正直毎日来られるのもなぁ、と思ってはいたのですが、孫を可愛がってもらえるのは嬉しいので何も言わず、一緒に見送りしていました。
最近の私の体調不良も伝えているので、何気なくその後どうなのかを聞かれ、なかなか胃腸炎が治らないが、まぁ少しずつよくなっているしなんとか今週も頑張ると答えたところ。
ちょっと笑顔の混ざった顔でこういったんです。
「それ、産婦人科行った方がいいじゃないの?」
......……は?
私のあまりよく回らない脳みそがフル回転を始め、小さくともっていたお腹の底の火種に一瞬で大量のガソリンを投入しました。
産婦人科?
この人...…私が妊娠したかもしれないと思ってる...…。
昔から自己中で、まわりが見えず、自分がこの世で一番偉く必ず正しい、悪いのは人であって自分ではない、という考えの持ち主な父。たくさん振り回され、傷つき、あきれ果てて嫌な思いをしてきました。
数年前から、私は二人目の子供が欲しいと思っています。
実際婦人科に行って排卵促進剤を服用したこともありました。でもダメでした。体が全然整っていなくて、ストレスも多くて、無理やり薬でなんとかしようとするのが間違っているんだろう。きっとその時がくれば、いつかきっと。
そう思い続けて、時には「娘一人いるから十分ありがたい」という境地に手を伸ばしながら、ここまでなんとかやってきました。だから今、子供を作る営みもしていないし、なんなら昨年コロナにかかってから生理も止まっており物理的に無理。
そういった事情、いろんな葛藤、何にも知らないで、この人、私が簡単に妊娠できる体だと思ってるんだ...…。そしてそれを口にしてしまう。なんて無神経なんだろう。
そこまでの感情が父の一言から数秒で脳内を駆け巡って。
「そんな可能性は200%ない。申し訳ないけど期待に応えることはできない!」
と、早口でまくし立ててしまいました。
今考えたら、ものすごくイヤな言い方で、大人げない態度だったと思います。それは反省しています。でもずっとずっとこういう父の無神経なモノの言い方や、こちらの気持ちを考えることができない想像力の欠如に嫌気がさしていたところ、体調不良やおそらく気圧?ホルモンバランス?も重なって、どわーっと出てしまいました。
それを聞いた父。
まぁ逆ギレるよね。
クワッ!!!!と表情を変えて、
「もうお前のことなんか知らないからな!!!」とその場を去っていきました。
60代後半男性の態度かよ、とも思うのですが、数十年前から基本的に変わりませんので。
娘は急に怒って消えた父の後ろ姿をポカーンと見つめはてな顔
「ママァ、なんでいっちゃったのぉ?」
ごめんね、ママが怒らせちゃったの、チビちゃんは悪くないからね。と説明し、そのまま来たバスに乗って登園しました。
そこで実母に電話。ことの成り行きを説明すると、こちらの状況をわかってくれて、私の味方になってくれました。父はまわりが見えない人間だから、気にすることないと。
や、父の一言に過剰反応してああいうイヤな態度を急にとってしまった私が悪かったんだけどさ。恥ずかしいね。
その後、父から怒りのライン「もう二度と実家を頼るな」という旨の絶縁宣言がいくつか届き、今朝ももう娘のプールは連れて行かないと来ていました。
この先のことは夫、実母と相談しながら、なんとかやっていきますね。
ほんとに絶縁になったらそれまでだし。(貸したお金は返してもらわなきゃだけどw)
私たちは、目の前のことを乗り越えよう。
家族のごたごたを書くことに若干躊躇したのですが、気持ちの整理になってよかったです。
それでは。
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