バロック音楽 with 子ども
週末、フランスの至る所で文化遺産に触れられる年に一度のイベントでした。
もちろん全て無料! 思いもよらずタイミングのあったバロックコンサートに参加。
お城のシャペルにいるだけで天使が降りてきそうな空気なのに、そこでビオラダガンバなど、古き楽器で演奏されるバロック音楽に全身、清き音のシャワーを思う存分浴びるひととき。
オルガンとコーラスで始まった瞬間なんて、涙が滲み出そうになりました。
あ〜、こんな素晴らしいクオリティーコンサートなんていつぶりか。
でも、一番驚いたのは、途中で退散するだろうなと覚悟して連れてきた我が子が、音楽に身をゆだねてノッて、結局、コンサート最後まで一緒に同席できたことでした。
他の観客に子供はおらず、高齢の方ばかり。全く子ども向けのコンサートではないから、ちょっと覚悟&緊張してたけど、なんのその。
本物の楽器と、音と、建築とを、この世に生まれて数年しか経ってない時点で体験できるなんて、うらやましいぞ。
そして何より、それをガッチリ受け止められるまでに成長していることに感動しました。
これから、いろんなコンサートに一緒に行けそうで楽しみだ。いっぱいいっぱい行こう。
私は、赤ちゃんのルーティンの世話は退屈で仕方ないと感じてしまうけれど、こういう人間の成長を見せてくれることこそ、子育ての面白いと思える部分なのかなと思ったのでした。
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