忙しい=心を亡くす
フランスに住んでいた日本人の友人らが、色々な理由で日本へ帰って行くと、半分以上の確率で感じること。
それは、
「ああ、もう、あの時一緒に楽しく過ごしてた人じゃなくなっちゃったな。。。」
ということ。
特に、東京に戻ったりした人だと、強くそれを感じることになる。
その原因ははっきりしていて、 忙しくなるから、人が変わってしまうのだ。
余裕がなくなる。
自分が毎日生きること、仕事すること、しまいには、忙しくあることに一生懸命。
こういう状態になると、もう、周りの人との関係とか、社会問題とか、かまっている暇はない。
必死な眼で、毎日、激流の時間の流れの中で血眼ひん剥いて、立っているだけで必死なのだろうから。
その人自身の友人関係、周りの人との関わりもずいぶん変わってくるだろう。
パサパサに乾いた木の表面、ササクレだらけの感触モードの人間になってしまう。
潤い水分なんてない。
これは、海外に一回出て、人生のリズムをリセットした人だろうと、ひとたび日本の激流モードに戻ると、あっさり変わってしまうもの。
だから、一回も海外に出ずに、最初から疑問も持たずに生きている人は、 「忙しくないと不安」 「忙しいと充実している」と一切の疑問もなくそう感じたり、信じている人までいる。
忙しい人は怖い。
忙しい人は冷たく感じる。
忙しい人は一緒にいても楽しくない。
めったにある事ではないけれど、私も珍しく忙しいモードになって余裕がなくなると、速攻で怖い人になるので、忙しくなることを極力さけるようにしている。