ホッピーエバンジェリストとして伝えたい、ホッピーの素晴らしさ
みなさん、ホッピーってご存知ですか?
主に居酒屋にラインナップされており、頼むと大抵氷と焼酎が入ったジョッキと黒いビンが出てきます。ビンの中身を注ぐとビールっぽい飲み物ができる、関東近郊でよく消費される「ご当地酒」でございます。
ルックス的にはこんな感じ。
(やきとんエイトにて。タカダは黒ホッピー派です)
私はこのホッピーをこよなく愛しております。居酒屋で見つけると必ず頼むほど。そして盃を共にした人たちを着実にホッピー派にしていくことをミッションに「ホッピーエバンジェリスト」を自称しています。活動を始めて2年ほどですがまあまあな人数にホッピーの自発的注文を促せていると自認しています。
ホッピーの歴史や独自のカルチャーは以下の記事に譲るとして……
ホッピー、「古くて新しい飲み物」で再注目 実は東京のご当地飲料
本日は「女子こそホッピーを飲もう」「ホッピーに合う最高のつまみが食べられる店」の2点についてお話しさせていただきます。
正直、酒飲み女子こそホッピーを飲むべき
グビグビ飲んでいるとよく「おじさんが飲むお酒でしょ?」「なんちゃってビールでしょ?」「飲んだことないし、なんならよく分からん」などと言う声が聞かれます。主に女性からの声が多いため、もうその認識を明確に変えたい所存です。
これは声を大にして言いたいのですが、酒飲み女子こそホッピーを飲むべきです。
よくある質問① ホッピーはおじさんが飲むお酒なのでは?
→いいえ、体型を気にする女子にも優しいお酒です。
おそらく赤提灯の居酒屋でホッピー片手に談笑するふくよかなおじさまの顔が印象的なのかと推察されますが、おそらくそのおじさま方は体型を気にしてホッピーにしているものとタカダは考えます。
ホッピーは味や喉越しをビールに似せたドリンクです。ただしビールはプリン体や炭水化物・糖質が豊富に含まれており、摂りすぎると肥満・高血圧・痛風の原因にもなります。
しかし、ホッピーは低カロリー・低糖質・プリン体ゼロ!「体型は気になる。でもビールは飲みたい……(なんならご飯も旺盛に食べたい)」というわがまま願望を持つ酒飲み女子にこんなぴったりなお酒はないのです。
よくある質問② でもビールと違ってそんなに種類豊富でもないでしょう?
→思った以上に楽しみ方が多岐に渡ります。自分で楽しみ方が選べる特典付き。
お酒に一家言ある女子からよく頂く質問ですが、実は飲み方次第でレパートリーは多岐に渡るのです。
ホッピー(外)
→白・黒・そして赤の3種類があります。(赤は55ホッピーの名で供給されていますね)
焼酎(中)
→キンミヤが推奨されていますが、他のお酒で出てくる場合も。ホッピーのために開発されたとしか思えない「シャリキン」というキンミヤ焼酎があります。これを出しているお店はレアです。
サーブの方法
→一番ポピュラーなのは冒頭の「氷と焼酎が注がれたジョッキ+ホッピー」なのですが、お店によってはこんなパターンも。
①氷入りのグラス+焼酎入りのグラス+ホッピー
→自分でアルコール量を調整できるパターンです。自分のペースで嗜めるので最高!
②極上!「樽生ホッピー」
→ホッピービバレッジ推奨のバランスで樽詰めされた焼酎+ホッピーが、キンキンのジョッキに注がれてきます。なんの文句もない!最高!!
③焼酎の量が意味不明「横須賀式」
→ホッピービバレッジ推奨の飲み方といえば、ホッピー・焼酎・グラスが全て冷えた状態を指す「三冷」。これを順守した上、焼酎が通常の倍はあろうかというすごい量で出てくる横須賀式という飲み方があります。歴史的経緯は以下の記事に詳しいですが、とにかく手っ取り早く酔えて最高!!!
【横須賀割り】ホッピーの聖地 キンキンに冷やして(中央酒場)
どうでしょう?外の色・焼酎・サーブの方法だけでここまで多岐に渡るとちょっと楽しくないですか?
お店によってサーブの方法が異なるというのも楽しいところ。アルコール濃い目がよければ横須賀式のお店に行くもよし、ペースを調整したければ焼酎別出しのお店に行くもよし。ホッピーは自分で飲み方の主導権が握れる稀有なお酒なのです。
よくある質問③ え?それだけ??
→インスタ映えします。
疑っているそこのあなた、この写真をご覧ください。
(赤羽にて。知人からの頂き物です。Pixel4の破壊力はヤバいね)
(大衆酒場Lilyにて。これは自分で撮った写真。無造作でもこの存在感)
見てください、存在するだけで酒場感が激増します。
インスタする酒飲み女子にとってはもはやマストアイテム。兎にも角にも頼むっきゃない。
ホッピーに合う最高のつまみが食べられるお店
どうでしょう、ホッピーに少し関心を持っていただけたでしょうか。関心を持ったらすぐ行動だ!と言うことで、ホッピーを出しているお店をご紹介。
正直言ってそこまで多くの酒場を回っているわけではないですが、私が今まで行った中でホッピーとつまみの取り合わせが最高だったお店をいくつかピックアップしました。
ホッピーといえばサッパリした飲み口と程よい炭酸が紡ぎ出す清涼感ある喉越し。つまりお肉料理や揚げ物との相性が最高です。
【様子見にピッタリ】串カツ田中(関東近郊)
多分どこのお店にも置いてあるはず!ということで、まずはみんなで飲みに行った時などに試しに頼んでみてください。焼酎と氷入りジョッキ+ホッピーの形で出してくれます。ビールと串カツが最高に合うように、ホッピーと串カツも最高に合います。こちらからは以上です。
①かね将(五反田)
氷入りのグラス+焼酎入りのグラス+ホッピーでサーブしてくれるお店。外観も味も気合が入っています。兎にも角にも「牛すじトマト煮込み」と「つくね(タレ)」と共にホッピーを頼んでください。超人気店なので休日の早い時間から突撃することをお勧めします。
②やきとんエイト(池袋)
ここはスタンダードなサーブをしてくれるお店。やきとんも多分美味しいんですが(回数浅くてまだ食べていない)「豚レバー刺し」と「茹でタン」を頼んでおけば間違いない。しかも安い。個人的には電子マネーを使えるからフラッと入れるのもポイント高いです。
③野方餃子(野方)
ここもスタンダードなサーブのお店。何を食べても美味しいのですが、個人的にホッピーと相性が良かったのは麻辣坦々水餃子。肉汁と胡麻の甘さと唐辛子の辛さがなんとも言えない上質なこってりさなのですが、それをホッピーで洗い流した時の爽快さは最高。
④大衆酒場Lily(五反田)
これまたスタンダードなサーブのお店。女性一人でもいきやすいのがお勧めポイント。ここはお野菜豊富なのが嬉しいのですが、ホッピーと合うといえば鶏白レバテキ。こってりプリプリなレバテキとホッピーの組み合わせが最高。鉄分も摂れるので優勝。
ちなみに樽生ホッピーは浅草・ホッピー通りを歩いていれば結構扱っている店が多いほか、武蔵小杉・文福でも取り扱っています。(ちなみに文福はカレー持つ煮込みが美味いです)
横須賀割りは横須賀へGO!!私は某行きつけのお店でホッピーを頼むと自動的に横須賀な量の焼酎が出てくるのでそこで満足しています。
「いつか何かの形にまとめたい」と思っていたので熱量が溢れて長々とご紹介してしまいましたが、これで少しでもホッピーに興味を持つ人が増えたらいいなと思っています。
むしろホッピーに一日の長がある方に諸々ご指導いただきたく、オススメのお店などございましたら教えていただきたい次第です!
みんなーー!ホッピー飲もうぜーーーー!
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