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電子レンジの窓を覗いても大丈夫?

こんにちは!あやかです。

今日もインスタに届いた質問に答えていきます。
同じ内容のものをVoicyでも話したので、音声の方が聞きやすいという人はぜひこちらを聞いてみてください。

(ものは試しと思って、noteとVoicy両方で同じ内容を投稿してみます)
(Voicyはインスタの発信内容に合わせて、物理学系にジャンル変更しました)

で、今回の質問は

電子レンジの窓を覗いてもだいじょうぶですか?

というもの。

とくに、子供がのぞき込むので心配ですという声が多いです。

マイクロ波が金属を通り抜けないのはイメージできますが、
中身が見える窓だと、本当にマイクロ波を遮蔽しているのか不安になりますよね。

大丈夫です。
ちゃんと通り抜けないように遮蔽してありますよ!

なんでそう言えるのか?その答えは窓にあります。
窓を良ーく見てみてください。

電子レンジの窓についているあみあみ

窓にあみあみが付いていることを知っていますか?

よくみると1㎜くらいの穴が無数に空いた金属網がかかっています。
これがあるからマイクロ波は外に出られません。

マイクロ波は波です。
波には長さ(波長)があります。

波長の半分より短いスキマがあると、波は通り抜けられないのです。

マイクロ波の波長は約12cmです。
なので、6cmよりも小さい穴からは通り抜けにくくなります。
でもさすがに6cmだとこころもとないので、確実に通り抜けられないであろう1mm程度の穴をあけているということになります。

見えるのに、マイクロ波が通り抜けられない不思議

ですよね。
実際に中のモノがみえているから、通り抜けてくるんじゃないかっておもっちゃいますよね。

でもね…見えているものがすべてじゃないんですよ(笑)

私たちがみている世界は可視光線によるものです。
電子レンジの中から見える光も可視光線。

可視光線の波長は320-830nmです。ナノメートルなので、1mmの穴は容易に通り抜けます。

なので、中は見えるけど、長いマイクロ波は遮断してくれるんです。

これは、実生活でもありませんか?
私たちは身長が大きいから、ネズミが通り抜けるような小さい穴は通れないですよね。
それと同じイメージです。

子どもにも「あみあみ」の存在、教えてあげてね!

とくにターンテーブルがあるレンジは、回るのが面白くてついのぞきこんじゃいますよね。

子どもがのぞいていたら、ぜひあみあみのことを教えて、
波の原理について教えてあげるのも良いと思います✨

これも立派な知育なんじゃないかなって思います!

編集後記

ずっと放置していたnoteですが、書き始めたら楽しくなってきました。

これからも更新するので読んでくださいね。
ヘッダーもワンパターンなんで、もっとバリエーション増やそう…

そして、10月を目途にメンバーシップも始めようと動いています。
物理の記事、考え方、感じたことなど、いろいろ書いていきたい!

引き続きよろしくお願いします!

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