300ドルのセーターは買わないのにベガスのカジノに1000ドル持ってく、おかしな話。

こんにちは。今日はアンカリング バイアスの話です。


昨日スタンフォードショッピングセンターで家族でお買い物をしてきました。フラっと入ったお店でかわいいなと思うセーターがあり、手に取りましたが300ドルの値札を見て興味が失せました。可愛いけど高いからいいや、そんなことを思って棚にセーターを戻し、お店を出る頃にはすっかりどうでも良くなりました。

大好きなスタンフォードショッピングセンター

ふと帰りの車の中で、「高い値札をみると興味が失せるのはなんでだ?」「先週はカジノに1000ドル持ってったのに300ドルのセーター高くて買わないのはなんでだ?」「じゃあ一体年収がいくらになれば300ドルのセーター買う気になるんだ?」と疑問が湧きました。

だってよく考えてみてください😂
セーターは300ドルで買っても大事にすれば何年も使えるのに、一瞬で消えるかもしれないカジノにそれより高いキャッシュを投げ入れるって、矛盾していませんか?
こういう気が付かない矛盾って、日々たくさんあるんだと思います。

話が20秒だけずれますが、主人と私が大好きなクラップスというカジノVSお客さんのゲームで運よく良いテーブルにあたり400ドルほど増えて帰宅することができました、嬉しい!前回は負けているので、長い目で見たらトントンなんですが。たまに行くと(しかも勝つと)楽しいですよね♬1日だけの旅行ですが冬休みのいい思い出です✨

旦那にこの疑問をぶつけてみると「君は年収がどんなに上がっても、300ドルのセーターは買わないと思うよ」との回答。

「それはAnchoring biasが働いてるから」

というなんともインテリ風な回答が戻ってきました🫢

アンカリング バイアスって初めて聞いたのですが、アンカー(いかりをおろしたり、固定する)のように、「セーターこのくらいの値段であるべき」というバイアスがかかっているんだそう。

ちゃんと説明すると、アンカリング バイアスは、人が意思決定を行う際に、最初に受け取った情報 (「アンカー」) に過度に依存する場合に発生するバイアスなんだそう。

このバイアスの悪いところ?は、証拠に完全に基づいていない判断で不正確な意思決定につながる可能性があるところ。たとえば、中古車の価格を見積もろうとしているとき、最初に高いアンカー価格が表示された場合、その価格に固執して、車の価値を過大評価しちゃう可能性がありますよね。
売り手側からすると、最初に提示した価格から割引のかかった値段を表示して、最初のアンカー価格を逆手に取ってうまくセールスできちゃったりしますよね。

ちゃんと物を買うときには、このバイアスにとらわれずに、まずこのバイアスを自分で認識して、正確な情報に基づいた決定を下すために、しっかり考えることが大事なんだと思います。

ま、でも300ドルのセーター高いよね。
それだったら美味しい寿司行きたいわーなんて思う私でした。


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