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【楽器初心者必見!クラリネットの音域はどこからどこまで?】

突然ですが、クラリネットはどの音域まで存在するかご存じでしょうか?

実は、なんと「4オクターブ弱」まで音域が分かれているのです。

ここでは、クラリネットの低音域から高音域まで、それぞれの特徴を一挙にご紹介していきます。

1-1.クラリネットは音域が幅広い楽器

先述でもお伝えしましたが、クラリネットは「4オクターブ弱」までの音域が存在する為、「メロディ」から「伴奏」まで、合奏などのシーンにて幅広い演奏に対応しております。

特に吹奏楽では、オーケストラに例えると、「ヴァイオリンの役割を担っている存在」とも言われております。

2.音域にはそれぞれ名前が存在している!?

芯の強い重厚な響きから、明るい音色まで、音域によって様々な特徴がございます。

それらを一つずつご紹介していきます。

2-1.低音域(シャリュモー)の特徴

クラリネットの最も低い音域となります。

暖かく包み込んでくれるような、豊かで柔らかい響きが魅力的な音域です。

芯の強さを感じる音色も特徴の一つです。

音の範囲は、最低音の「ミ」から、五線譜内の「ファ」の音までが低音域となります。

伴奏やサウンドの重厚感を際立たせてくれる音域です。

2-2.ブリッジ音域とは?

「橋渡し」とも呼ばれているだけあり、左右の指を一度にたくさん動かす運指が存在します。

その為、初心者の方には慣れるまで少々時間を要する音域でもあります。

音色は、しっとりと落ち着きがあり、響きは控えめで霞んだような音質となっております。

大きな音量が出にくい音域ですので、実際クラリネットを吹くと、他の音域よりも響きにくいと感じる方が多く見受けられます。

音の範囲は、五線譜内の「ソ」の音から「♭シ」までの範囲を指します。範囲は他の音域より一番狭くなっております。

ハーモニーなどで、メロディの味わいをより際立たせてくれる音域でもあります。

2-3.中音域(クラリーノ、クラリオン)の特徴


クラリネットの名前の由来でもあり、明快で美しく、華やかな雰囲気が印象的な音域です。

音域の範囲は、五線譜内の「シ」の音から五線譜上の「ド」までを指します。

クラリネットのメインメロディがこの音域を使用して作曲される事が多いため、クラリネットの演奏を耳にしたことのある方は、とても馴染みのある音域と言えるでしょう。

2-4.最高音域(アルティッシモ音域)の特徴

最も甲高く、鋭さが際立つような音色が特徴的な音域です。

合奏で他の楽器のサウンドに負けないくらいの存在感を放ちます。

上級者でも息のコントロールや発音の微調整が難しく、初心者の方は発音がうまくいかない音も存在します。

この音域を練習する際は、基礎的な練習をしっかり習得した上で演奏すると、音程が安定し、非常に優美で伸びのある音色を実感出来る事でしょう。

3.クラリネットは音域が自由自在に操れる万能楽器


それぞれの音域と特徴をご紹介しました。

クラリネットは、音の高低が万遍なく織り込まれている楽曲が多く存在します。

音域を自由自在に操る為には「息のコントロール」「音域によるそれぞれの運指の種類」「アンブシュア(口の形)」など、それぞれ習得していく必要があります。

繊細な楽器ですが、発見が尽きず、面白い相棒ですよ(^∇^)

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