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【vol.2】教科選択のコツ

今回は教科選択について話していこうと思います!私自身教科選択をしたときに先輩方が何を決め手に選択をしたのかや各教科の特徴などのリサーチを沢山しました。これからIBの教科選択をするという人の参考に少しでもなれば嬉しいです笑


1. 教科選択のプロセス

私の学校では、中学2年生の冬ごろからどの教科をどのレベルで選択するのかを考え始めると並行して、ある程度志望大学も決めていきます。私の学校では、
Group 1言語と文学(母国語):日本語A(SL/HL)
Group 2言語習得:英語B(SL/HL)
Group 3個人と社会:地理(SL/HL)・歴史(SL/HL)
Group 4自然科学:物理(SL/HL)・生物(SL/HL)・化学(SL/HL)
Group 5数学:数学AI(SL/HL)、数学AA(SL/HL)
Group 6芸術:Film(SL)、Music(SL)
の中から選択をします。この中でGroup 2と5と6は英語で学ばなければならないと固定で決まっているのですが、Group 3とGroup 4の教科のみ日本語か英語と学ぶ時に用いる言語を選ぶことができます。TOKやEEも同様です。
そして中学2年の春休み前と中学3年の夏休み前に、この大学に行きたいからこの科目を選択したいということを三者懇談の場で親にプレゼンをしたり、進路の先生や担任の先生とその選択について話します。
この後、中学を卒業する前には教科の最終決定をし、高校1年の4月から12月までのMYPの過程を終えた後の1月からDPが始まるという流れです。この4月から12月までの期間はすでに最終決定として提出した教科自体を変えることはできないのですが、SLかHLかのレベルの選択のみ変更が許されていました。

2. 選択している教科と選んだ決め手

自己紹介のnoteでもお話ししましたが、私は現在下記のような教科選択をしています。
Group 1: 日本語A SL Group 2: 英語B HL Group 3: 地理 HL 
Group 4: 生物 SL Group 5: 数学AI HL Group 6: Film SL
それぞれ選んだ理由をGroupごとに分けてお話ししたいと思います。

Group 1: 日本語A SL
日本語Aは母国語ということもあり、他の教科との組み合わせも兼ねて、あまり時間を使わなくてもいいようにしたいと思いSLに選択をしました。日本語Aは口述試験とPaper 1、Paper 2、Paper 3(HL選択者のみ)の試験内容になっており、それらの試験を通して文学的テクストや非文学的テクストについて分析をしていきます。SLよりもHL選択者の方が読む読書が多く、Paper 3の小論文の試験内容があまり自分に合わないなと思ったのも選択した理由です。

Group 2: 英語B HL 
英語Bはヨーロッパ圏の大学だとIELTSなどの英語の検定の代わりに自分の英語力の証明になるため、HLでの選択を決めました。あと、これまでIBをしてきた先輩やIBの先生から聞いたときに一番取り掛かりやすいHLだと思うと言われたのも選択したきっかけです。

Group 3: 地理 HL
 私は将来国際関係学や法学部、経済学部、政治学部などの文系の学部に進学したいと思っているため、地理をHLで選ぶことは決まっていました。社会分野のIB教科には他にも国際政治や歴史などとたくさんありますが、それらを複合的に地理では学ぶことができるため、地理が好きでなおかつ国際問題に興味があるという人には地理をお勧めします。

Group 4: 生物 SL
 生物SLは理科系の教科の中で暗記が少なく点が取りやすい科目とDPコーディネーターの先生から言われ選択しました。実は人体の内臓を見るのが苦手で、生物よりも物理の方が得意だったのですが、日本の往来の文系・理系の考え方的に文系の科目でHLを取っているのにそこで物理を取るのはどうなのかと進路面談で話し合い、生物をとることになりました。正直私の進路と好き嫌いを考えたときに一番後悔している教科でもありますが、実際授業は楽しく、SLのシラバスでは人体を扱わないため勉強していて楽しいです。

Group 5: 数学AI HL 
 数学AIはAAに比べて統計学の時間が多く取られており、そこで学んだことは生物や地理の授業時に生きてくることがあるということを先生や教科のシラバスから知り迷わずAIを選びました。あと、日本の大学の経済学部を受けると考えたときに、その要件として数学HLの履修が記述されている傾向にあったため、数学AI HLにしました。

Group 6: Film SL
 最後にGroup 6ですが、最終試験がなくfinal exam sessionの前までにレポート等を提出と言うように一つの教科分final examへの負担を軽減することができると思い選択しました。またfinal examの代わりに提出するレポートのためにたくさんの映画を見たり、短編映画を作ったりするのですが、個人的に映画鑑賞や動画を作ること自体が好きだったので、この選択にしました。

また、国際バカロレアの取得を考えた大学受験(日本)となると、総合型選抜の受験になると予想されるため、自分が興味のある大学の募集要項を見て、受験用件などを確認します。大学や学部によって科目や教科のレベルが指定されている場合があるので、それらを加味した上で教科選択を行なっていかなければなりません。それにこの受験が海外の大学となるとまた要件などが違ってくるため、しっかりとリサーチしておくことを強くお勧めします。私が調べた限り、一部のヨーロッパ圏の大学ではEnglishB HLの5点以上を取ると、IELTSなどの英語検定ではなくても自分の英語力の証明ができるなどといったこともあります。そのため、自分の興味のある分野の学部や大学は調べられるだけ調べておくと、将来的に進路が大幅に変わらない限り、進路を決めていく上ですごく助かります。笑
また各教科ごとの説明をする際に自分がこの教科を選んだ決め手についてもう少し深く話していけたらなと思っています!

3. まとめ

まとめとして、

  • 将来行きたい学校や学部の受験要件を満たしているか

  • その教科が得意か不得意か、好きか好きではないのか

  • 2年間その教科の選択と教科のレベルでIBに向き合うことができるのか

の3点を押さえておくと個人的に教科選択はしやすいのではないかなと思います!
この機会を通して、教科選択時に参考にしたサイトなどを思い出したので、IBの各教科の特徴や参考になるサイトを今後まとめて行けたらいいなと思っています。
もし何かわからないことがあれば、InstagramのDMでもnoteのコメントにでも受け付けますので、気軽に聞いてください!

ここまで読んでいただき、ありがとうございました!
それではまた来週〜👋

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